goo blog サービス終了のお知らせ 

老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

よく頑張っています

2022年12月02日 20時18分40秒 | ツレアイのこと

 昨日は総合医療センターに連れて行ったのですが、当日の血液検査の結果では白血球が1週間で倍以上の数値となり、この日に予定していた輸血やCT検査も中止となりました。

 その後、医療センターの医師と、入所している施設のクリニックの医師が相談の結果、“本人の体力や症状を考慮し、白血病の治療は見合わせて、現在の介護施設での見守りとする。但し、現在は訴えていない痛みなどが出てくれば入院などを検討する”ということになりました。

 又、日に日に食べる量が少なくなると共に、施設で準備される入居者への食事は食べられなくなったので、ツレアイの食べ物は本人が食べられると思うものを私が持参することになりました。

 併せて、通常は居室への持ち込み禁止の花類も持ち込み許可を頂いたので、バラとランを飾ってやると、「綺麗なあ!」と嬉しそうな顔で見ていましたが、直ぐにウツラウツラ状態に・・・。

 食べる方も、持参したジュースと、小さくカットしたフルーツを少し摂った程度で、プリンなどは欲しくなさそうでウツラウツラとしています。

 何も食べない状態でしんどいとは思うのですが、水分補給の点滴を受けながら、かけているCDに合わせて、時々は指を動かしたり、幸いにも痛みやしんどさを訴えることは無く、私の顔を見たりスタッフの方が声掛けをするとニコッと微笑んでくれる穏やかな表情なのが大きな救いです。

 私はと言えば、見守ってやりながら、時々少しでも持参した食べ物を口に運んで励ますことくらいしか出来なくなりました。(まさ)


一緒に過ごす時間を大切に

2022年11月28日 20時05分45秒 | ツレアイのこと

 先日書き込んだような状況ですが、施設側の配慮で「面会フリー」となり、できる限り一緒に過ごせる時間を持てるようにしていますので、日中は出来る限り施設のツレアイの部屋に居るようにしています。

 一緒にいても、殆ど会話は殆ど成立せず、ベッドで横になりウツラウツラしている状態ですが、時々目覚めると私がいるのを見ると安心したようにニコッとして、またウツラウツラに戻ります。

 相変わらず食欲はなくて、点滴をしてもらいながら、流動物や小さくカットした果物などを少量づつ摂っています。

 ありがたいことに余りシンドそうな様子は見せずに、健気にもスタッフの方にも笑顔で対応しています。

 

 “今後入院などになれば、面会の機会は少なくなるだろうから、今の間に少しでも一緒に居てあげてください”ということで「面会フリー」にしていただいた施設側の配慮には深謝ですが、これ以外にも色々な便宜を図っていただいています。

・ツレアイは部屋を飾る小物が大好きで、クリスチャンでもないのにクリスマス飾りを沢山買い込んでいて毎年部屋に飾っていたのですが、もう自宅では無理だろうと判断して1週間ほど前に施設で使用して頂こうと寄贈していました。

そのクリスマス飾りを、何とツレアイの居室に綺麗に飾ってくれていますので、本人はもうクリスマスが何かとか自分が買った飾りものという認識は殆どないでしょうが、自宅でクリスマスを迎えている気分になっているかも知れません。

・また、TVも何もない部屋では寂しかろうと、部屋で何か音楽でもというご提案をいただき、自宅の在庫の中から今のツレアイに合いそうなCDを選びましたが、家には小型のコンポはあるもののラジカセなどが全くないので、今朝は近くのセカンド・ストリートという中古品の専門店に行きCDラジカセというのを購入してきました。

 部屋でかけてやると、聞こえているのか寝ていても手の指や足でリズムを取っています。
やはり、少しの音楽でも大きな潤いになっているのでしょう。


 私はと言えば、じっとしていても所作がないので、今日からはノートパソコンを持ち込んで、ベッドと向かい合うような状態で、色々なパソコン仕事をするようにしました。

 施設からの帰路にスーパーに立ち寄りましたが、先日からの出来事で少し疲れているのか、無性に肉が食べたくなり大きなステーキ肉(といっても、我が家の家風に合わせて輸入品の肩ロースですが・・・)を購入し、タップリな野菜と共に頂きました。

ということで、今日は2日振りのブログアップです。(まさ)


クリスマス飾り お母さんの写真も一緒に飾っています。

同上

CDラジカセの箱 中古品店でしたが、これは新品でした。儲けものです。


今日の夕食 ステーキとタップリ野菜、そしていつもの湯豆腐です

ステーキは350gの肩ロース


昨日ベランダから目にした月齢3.2の綺麗な下弦の月でした。




最悪の事態となりました

2022年11月26日 20時17分31秒 | ツレアイのこと

 ツレアイの食欲が無くなっていることは先日書き込みましたが、その後も食が進まずおまけに微熱もあるという事で、入所している介護施設のクリニックの医師にも検査をお願いしていたのですが、今週初めに「血液検査の結果が思わしくない。大阪市の総合医療センターの血液内科に予約を入れたので、精密検査を受けて欲しい」とのことで24日(木)に総合医療センターに連れて行きました。

 丸1年ぶりの揃っての外出ですが、しんどそうなツレアイの様子を見ていると、可愛そうさが先に立ち、慰めて励ますしかありませんでした。

 

 果して、検査後の診察結果は最悪でした。

・(血液内科という事で、ある程度の覚悟はしていたのですが)急性白血病と思われる。

・正確な判定には骨髄検査が有効だが、検査の数値から見ると先ず間違いなく、これ以上の検査はツレアイの現在の体力から判断すると、医師としては勧めにくい。

・(ツレアイが以前に延命治療などはして欲しくないと言っていた旨を伝えると)ツレアイの体力も考慮に入れると、その意思に沿う治療をすることとし、1週間後に再検査と輸血治療で対応するが、今後は現在の施設から通院での輸血治療などを実施し、それで対応できなくなった場合は入院なり緩和ケアを検討したい。

とのことでした。

 

 医師の正式判断は、後日施設のクリニックの医師に伝えるとのことでしたが、ツレアイを介護施設のに送り届けた後でのスタッフとの打ち合わせでは、

  • 取り敢えず、可能な限りはこの施設で居住できるようにカバーするし、親族については面会制限をなくすので、出来る限り一緒に居てあげてください。
  • 今後、輸血などの治療は出来かねるので、必要になれば総合医療センターとも打合せの上で病院や緩和ケア施設への転所を考えていきましょう

ということになりました。

 

 早速今日施設に行くと、少し広い部屋に移されていて、点滴治療を受けていましたが、今後出来るだけツレアイの部屋での時間を過ごすことにしたいと考えています。

 という事で、まだクロアチアの旅行記も途中ですが、今後時間を見て断続的に継続することとしますが、ブログへの書き込みも途切れることがあるかも知れません。

 余りよいニュースではありませんが、取り敢えず近況連絡です・・・(まさ)


また少し進行したみたいです 

2022年11月14日 19時04分46秒 | ツレアイのこと

 先日面会日だったので、前日に冬物の衣類などの持参するものを色々と準備していると、ケアマネさんからTELあり。

 「ここ数日、食事時に少し様子がおかしくなっている。食事に意欲がないというか、食べ方が判らなくなっているようでスタッフが介助しても、他のことに気が散ってしまって食べることが継続できない様子。できれば、面会時にツレアイが好きな食べ物を持ってきて欲しい」との内容でした。

 という事で、ツレアイの好物のお寿司やケーキなども準備して面会に・・・

 顔を見るなり喜んでくれるし、持参品を見せると嬉しそうにするので、【あまり変化なさそう】と思ったのですが、直ぐに周りのことを気にし出してキョロキョロし始め、持参したものや私にもあまり関心を見せなくなりました。

 やはり周りのことが気になりだすと、今何をしていたのかが判らなくなるような感じです。

 この様な症状を見たのは初めてで、対応の仕方も判らず、「少しでも元気になるように、出来るだけ一所懸命食べてよ」と言うと、「はい」と返事は良いのですが…

 翌日、スタッフの方にTELすると、「持参された寿司などの食べ物を見ると、『わっ!美味しそう』とにこりとするものの、一口食べるだけで続けて食べようとはしないので、手伝って口に持って行くと何とか食べられました」との事。

 この日は、飲み物やアイスクリーム/果物など、ツレアイが少しでも食べやすそうなものを持って行ってやりましたが、引き続いて以前の好物や食べやすそうなものを持参しています。

 このままでは食事にも手助けが要るようで、ツレアイの症状は少しづつ進んでいるようです。(まさ)


遺書の改定

2022年10月12日 19時11分39秒 | ツレアイのこと

 先日来、司法書士と打ち合わせていた遺言書の改定案がまとまったので、昨日公証人役場に出向いて作成をしてもらいました。

 私達夫婦には子供がいませんが、私には随分前に離婚した前妻との間に二人の子供がいますので、私に万が一のことがあった場合に備えて、7年前に遺言書を作成していました。

 その時は、まだツレアイの判断力も正常で、私が先に死去した場合にツレアイが問題なく生活を送れるようにとの趣旨で作成していましたが、その後ツレアイのアルツハイマー進行で自己判断が殆ど出来なくなっているので、この状況に合うように内容を変更しておく必要を感じて、司法書士とも相談をしていたのです。

 そして、ツレアイ名義で私が受け取り人になっている生命保険を解約して現金化したり、二人の共有登記としていた自宅を私単独の所有に変えたりする事務手続きをしてきました。

 そして、私に万が一の場合にはツレアイ名義とした預貯金の管理と共に、入居施設との交渉窓口などを、ツレアイの妹に、但し妹が数年前にがん手術を受けていて十分な対応が出来ないことも予想されるために、その場合は司法書士に後見人を選定して対応してもらうという内容の遺言書に変えたのです。


 万が一に備えて、遺言書というのは作成しておくに越したことはないのでしょうが、一度作成すると憲法に近いものになるので、該当者の健康状態や対応能力の変化に伴って、それ相応の変更をしておかねばならない煩わしさもあります。

 何も大きな財産があるわけではないのですが、私のような家族構成の場合には、死亡後のトラブルを避けるためにも、生前に出来るだけのことをしておくことが義務だとも思っています。

 これが、最後の遺言になれば良いのですが、万が一私が認知症になったり身体的に自由な行動が出来なくなった場合については、別途色々な希望をメモにでもしておくつもりです。


 尚、今日はツレアイの面会日だったので、先日買い求めていたセーターや好物のケーキと黒豆の煮物を持って行ってやりました。

 化粧やマニキュアもしてもらって元気そうな顔色でしたが、やはり活気さが感じられないのは仕方ないのでしょうか。

 まあ、元気でいて、私の顔や差し入れの品を見て嬉しそうにしてくれたことで良しとしましょう。(まさ)