日ごとに弱っていく様子を見るのは、本当に辛いですね。
5日ほど前からゼリーなども摂れにくくなり、ジュースやお茶などの液体だけです。
それもベッドを起こしての座位では苦しいらしいので、寝たままストローで飲んでいましたが、昨日からはついにストローも難しくなり水差しで飲ませていますが、1日当たり200~300CC程度でしょうか。
血管が弱っているので、点滴も控えているため、痩せる一方で手も足もまるで別人のようになってしまいました。
1週間ほど前に私の妹と従妹が来てくれた時には、顔を見てにっこりして手を握り返すとともに、両名が帰った後には「有難いことやなぁ」と呟いていましたが、3日後にツレアイの妹が来てくれた時には余り嬉しそうな表情も見せずに顔をしかめて寝ていました。
「どこが痛い」とかは言わないのが側にいて大きな救いですが、先生に言わせると本人でも説明できないような痛みがあるはずということで、「しんどい!」ということが多くなりました。
そのため、痛みや苦しさを紛らわすためか、頻繁に寝返りを打ち布団を蹴っています。
私は、ツレアイが目覚めている時は側にいて手を握ったり体をさすったりし、喉の渇きを訴える時に水分を与えたり、好きそうなCDを掛けてやったりすること位しか出来ていません。
また、じっと座ってばかりの毎日で、時々体や関節を伸ばしたりしていますが、運動不足は否めません。しかし、ツレアイが感じている痛みとしんどさから見れば些細なことでしょう。
この2日ほど、目に見えて弱っているようで、昨日はケアマネさんから「かなり衰弱してきたので、今後は看取り介護に入ります」と言われました。
要するに施設としての介護方針自体は変わらないものの、最悪の覚悟はしておいて欲しいということでしょう。
日ごとに衰弱していく様子を毎日見ている身としては仕方ないのかなぁという気持ちです。
また、座位が取れなくなっていますので、先日までベッドの横に置いてあったポータブル便器も撤去されてオシメになりました。
今日は朝からウツラウツラとまどろんでいますが、時々眉間に皺を寄せて肩で大きく息をしたり、苦しそうに激しく寝返りを打ったり、時々「お母さん」と言ったり私の名前を呼んだりしています。(まさ)
ベッドの横に飾った電灯の笠
施設側の「できるだけ寛げるように、普段使っていたものなども持ち込んでいただいてもOK」とのことで、ツレアイが作って愛用していた自作の電灯の笠を持ち込んでベッドの近くに置かせてもらっています。