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「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

中国視察旅行 ③ 合作の夜はK点越えへ・・・(ToT)/~~~

2010年10月19日 | 仕事
18:30、現地の主催者の方の「干杯」の発声から宴会が始まり、僕も始めの2~3杯までは何とか対応してたんですが、次から次へと現地のスタッフの方が順番にグラスを持って、笑顔で白酒を携えてやってくるもんですから、グラスに手で蓋をして「もう对不起(トエブチ=ごめんなさい)对不起ぃ~」と懇願したんですが、日本語ができるスタッフ胡さんに「だめだめ!Shuさんは飲まなきゃダメよ!中日友好よ」と、次々に勧められ、断ることが出来ず・・・

中国式宴会について詳しく解説してある「曽我井教授の公開講座~日本式乾杯と中国式乾杯」を是非ともお読みください。まさにその通りなんですよ!

結局、10杯以上も干杯をしてしまい、すでに限界ラインを大きく超えていた僕は、とうとう人生初の「千鳥足状態」に陥って行きましたが、そこに現地の民族衣装を纏った女の子二人が歌(メロディは同じで、その人その人に合わせた歌詞『カッコいいお兄さん~♪またぁ~♪合作にぃ~♪来てくださ~い♪』的な歌を即興で)を歌いながら、またまた3杯の白酒をお盆に載せてやってきました

「もう無理っ!」と思いましたが、すでにK点超えを果たしていた僕は、よくマラソン選手が感じる「セカンドウインド状態」に入っており、妙にハイになってまして、3杯の杯を一気に飲み干しましたよ!(このへんから記憶が少し飛んだりしてます

隣の席の胡さんが、大喜びで、「Shuさんは素晴らしいよ!私たちは友だちね!朋友(パンヤオ)よ!」と、握手と、熱い抱擁を受け、二人はすっかり仲良しになりました すると胡さんが「Shuさん!タバコ!どうぞ!どうぞ!」と、いきなりタバコをすすめられ・・・、

曽我井教授の公開講座の説明では
>中国では宴会時に限らず、タバコを吸う時は必ず近くの人に勧めなければなりません。
>日本人のように黙って自分一人で吸うのはマナー違反とされます。
>中国では丸テーブルを囲んで宴会をするので、手渡しできない遠くの人には
>タバコが空中を飛んで行きます。タバコを吸いたい人がすぐ吸えるように、
>テーブル上にあらかじめタバコがセットされていることもよくあります。

ということで、調子に乗っている僕は、卒煙生活7年目に入っていましたが、胡さんがすすめてくれた「中華」という名前の高級煙草(空港では一箱80元(1000円ほど)をひと吸いすると・・・、7年も煙草を吸っていない僕にも普通に吸えまして、次に思いっきり肺に入れましたが、まったくむせることなく、ホンマに普通に吸えました。 とっても軽くて美味しい煙草でしたわ!



大きな宴会場やったんで、この部屋にはカラオケセットが置いてあり、大きなスクリーンをバックに、先ほどの二人の娘たちが現地の民謡のような曲を高い声で歌っていましたが、突然その娘たちのマイクを奪い取り「日本の曲はないんかいっ!」と、まさに泥酔サラリーマンと化した僕に、胡さんは大喜び

「白樺入れますよ!白樺!」と、千昌夫の「北国の春」を入れられまして、(北国の春は中国で最も有名な日本の歌らしい) もちろん歌詞は中国語で「亭亭白樺~♪悠悠碧空~♪微微南~来風♪・・・」と、表示されているのを無理やり「しらかばぁ~あおぞ~らぁ~みぃ~なぁ~みぃ~かぁ~ぜ~~~こぶしさく、ああ北国の、ああ北国のぉは~るぅ~♪」と、思いっきり日本語で熱唱 胡さんもマイクを握り一緒に熱唱しましたよ

席に戻ると、宴会場は大盛り上がりで、どんどん白酒が持ってこられ、さすがに大声で歌った後なので、幻のセカンドウインド状態は消え、ただの泥酔状態に入ってきた僕は「救命啊~(ジュウミンア=助けて~)」と懇願すると、「救命啊~救命啊~」と、会場は更に大盛り上がり すると、胡さんが「Shuさん!うまいよ!歌手デビューできるよ!」と、何故か? サザンの「真夏の果実」がエントリーされ、続いて「四六時中もぉ~好きぃ~と言ってぇぇ~♪」と、更に熱唱し終えたところで、大団円となりました。

それから部屋に戻るのも、もうフラフラの千鳥足で、どうやって戻ったかもあんまり覚えていませんが、何とか部屋に戻り、そのまま服を脱ぎ捨て、ベッドに倒れこみ、朝まで爆睡しました

多分、人生で一番飲んだ日やったかもしれませんわ



中国視察旅行 ② 北京~蘭州~一気に合作市へ

2010年10月19日 | 仕事
朝の飛行機の時間が早かったんで、5:00に起床し、朝ごはんも食べずに6:00にホテルを出発しました まぁ、この出発からして、「地獄の始まり」でしたな

7:25北京空港発の飛行機で機内食で朝食をとりました。 これが見た目はヤバそうでしたが、味は結構普通でして、しっかりと完食しましたよ 蘭州市は中国の内陸部、甘粛省の省都(人口300万人)ですが、飛行機の中から撮った景色は、見渡す限り砂漠のような、土山のような、緑の気配がほとんどないような山岳地帯を通って行きまして・・・、



2時間少しかけてのフライトで、無事に飛行機は9:45に蘭州空港に到着。

そのまま、3台の車に分乗して蘭州市内へ・・・。 僕はオデッセイ、あとの2台はランクル100とBUICKのセダンでした。 本当に中国にはあらゆる国の車が混在してますな。 フォルクスワーゲンやベンツもよく見かけますし、アウディやキャデラック、トヨタ、ホンダ、ニッサンと、そして中国のメーカーも沢山あります。

蘭州は「牛肉拉麺」発祥の地らしく、アチラコチラに「牛肉麺」の看板が目立ちます。 早速、牛肉拉麺の名店「東方宮(確かこんな名前やったと)」で、美味しい牛肉拉麺をいただきました。 



牛肉のスライス(チャーシューの牛バージョン)を自分で好きなだけトッピングすることが出来、僕は結構沢山いれましたよ!

ここでは、干杯は、少し控え目で、本当に助かりましたわ

12:30過ぎにお店を出て、一路「合作市」に向けて、長い旅が始まります!

大渋滞している蘭州市内を何とか抜けて、高速道路に入り、高速を抜けると、山岳道路に入りました。 これがまた、ハンパない山岳道路で、ホンマにスゴイ道でしたよ。 途中にところどころ小さな村が点在しており、牛や馬、ヤギやヒツジなんかが道路脇にウロウロ放牧されていて・・・、



一番高いであろう場所には「高山小学」という小学校があり、「ここの子ども達の通学路は何キロぐらいあるんやろか・・・」って、可哀そうになるぐらい過酷な環境でしたが、子どもたちはお揃いのジャージを着て通学しており、非常に純朴な感じの子どもたちでした。

途中で、バンバン反対車線に出て、クラクションを鳴らしまくりながら追い越しをかけて、「通行人をはねてまうんちゃうの?」っていうぐらいメッチャ乱暴な「ソコノケ!ソコノケ!」運転で、ホンマにコッチが命の危険を感じるほど、危ない運転でしたが、車内では「チャイニーズポップ」というのか? なんか中国語のユーロビートのような、「ヨサコイ チャイニーズ version」というような音楽がかかっており(今でもメロディが耳に残ってますわ)、ドライバーの人は鼻歌を歌いながら軽快に運転してはりましたわ



なんとか、4時間半かけて、山道を抜け、無事に合作市に到着すると、現地の方が市の入り口の広くなっている広場で出迎えて下さり、熱烈歓迎を受けましたよ! そこでいきなり、「かけつけ三杯」よろしく、お盆の上に小さなお猪口が3つ並んでて、白酒が注がれ、これを全て飲み干すところから、歓迎が始まったのです・・・ まさに鬼が待ち構える「地獄の一丁目」に到着した瞬間でした・・・

それから植林が行われている現地を視察しましたが、さすがは町自体が標高3000メートルの場所にある合作市で、市内が一望できる小高い丘に登って見ました。



空気はとっても澄んでいるんですが、何となく酸素が薄いような感じで、少し坂を上るだけで息が切れて「これが噂の高地トレーニングかっ!」と、マラソン選手のトレーニングの辛さが少しわかったような気がしましたわ

そして18:00にホテルにチェックインして、18:30からの夜の宴会へ・・・・(第二部に続く)