『生ける屍の死』by山口 雅也
~ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った。
この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。
死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される殺人劇の必然性とは何なのか。
自らも死者となったことを隠しつつ事件を追うパンク探偵グリンは、肉体が崩壊するまでに真相を手に入れることができるか。「BOOK」データベースより
「どんでん返しがスゴイ!」みたいな特集に、よくタイトルが出てくる小説です。
ようやく図書館で見つけましたので、期待しながら読み始めました。
読み始めてすぐに、「これって・・・作者は日本人やったよなぁ~?」と、疑問符が浮ぶぐらい、外国の小説を日本人が訳しているのかと勘違いしました。それほど、何となく外国の香がする文章なんですよね。
さて、内容の方ですが、まぁ~ったくの期待はずれも大ハズレ!「せっかく借りた本やし・・・、もしかしたら、最後の最後でとんでもないどんでん返しが用意してあるかも?」と、何とか歯を食いしばって上下巻を最後まで読み遂げた自分を褒めたいです。
結局、大したどんでん返しがある訳でもなく、殺人の動機についても、なかなか理解することが出来ませんでしたし、死んでゾンビになった方が、かえって身体能力が上り、頭も行動もスッキリ!なんてこと自体が受け入れられませんわ(-_-;)
上巻はあとがきまできっちり読んだんですが、下巻のあとがきは読む気になれず、そのまま返却しました。
そもそも、ミステリー小説って、「密室殺人におけるトリック暴き」や、「叙述的に犯人を思い込ませて、最後にどんでん返し」など、常人では考え付かないような結末が用意してあってこそ、「ええっ!!そうやったんか!」って、面白みの度数が上るんでしょ?
この作品は、「死人が蘇る」という、ゾンビ作品なんですが、その蘇りの秘密(その一家の関係者だけが蘇っているのではなく、町でも何件かの蘇りが報告されている)についての記述が全くなく、なぜ次から次へと、その一家の関係者だけが蘇り、普通に暮らしていけるのかという、荒唐無稽すぎて、全く話になりません。
人が1人殺されていて、その犯人は誰か?時間的にも空間的にも無理なとことで、いかにして殺人が行われていたのか?ということを推理したり、展開を読んだりすることが、ミステリー小説の醍醐味でしょう?
そんなルールも何もかも、死人が生き返ってたら全く意味を持たないですよね。
とても評価が高いレビューも多いので、小説としての完成度がとても高いのかも知れません。僕の理解力不足ということでしょうか・・・。
それはそれとして、個人的な評価は、
★★2つです。
~ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った。
この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。
死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される殺人劇の必然性とは何なのか。
自らも死者となったことを隠しつつ事件を追うパンク探偵グリンは、肉体が崩壊するまでに真相を手に入れることができるか。「BOOK」データベースより
「どんでん返しがスゴイ!」みたいな特集に、よくタイトルが出てくる小説です。
ようやく図書館で見つけましたので、期待しながら読み始めました。
読み始めてすぐに、「これって・・・作者は日本人やったよなぁ~?」と、疑問符が浮ぶぐらい、外国の小説を日本人が訳しているのかと勘違いしました。それほど、何となく外国の香がする文章なんですよね。
さて、内容の方ですが、まぁ~ったくの期待はずれも大ハズレ!「せっかく借りた本やし・・・、もしかしたら、最後の最後でとんでもないどんでん返しが用意してあるかも?」と、何とか歯を食いしばって上下巻を最後まで読み遂げた自分を褒めたいです。
結局、大したどんでん返しがある訳でもなく、殺人の動機についても、なかなか理解することが出来ませんでしたし、死んでゾンビになった方が、かえって身体能力が上り、頭も行動もスッキリ!なんてこと自体が受け入れられませんわ(-_-;)
上巻はあとがきまできっちり読んだんですが、下巻のあとがきは読む気になれず、そのまま返却しました。
そもそも、ミステリー小説って、「密室殺人におけるトリック暴き」や、「叙述的に犯人を思い込ませて、最後にどんでん返し」など、常人では考え付かないような結末が用意してあってこそ、「ええっ!!そうやったんか!」って、面白みの度数が上るんでしょ?
この作品は、「死人が蘇る」という、ゾンビ作品なんですが、その蘇りの秘密(その一家の関係者だけが蘇っているのではなく、町でも何件かの蘇りが報告されている)についての記述が全くなく、なぜ次から次へと、その一家の関係者だけが蘇り、普通に暮らしていけるのかという、荒唐無稽すぎて、全く話になりません。
人が1人殺されていて、その犯人は誰か?時間的にも空間的にも無理なとことで、いかにして殺人が行われていたのか?ということを推理したり、展開を読んだりすることが、ミステリー小説の醍醐味でしょう?
そんなルールも何もかも、死人が生き返ってたら全く意味を持たないですよね。
とても評価が高いレビューも多いので、小説としての完成度がとても高いのかも知れません。僕の理解力不足ということでしょうか・・・。
それはそれとして、個人的な評価は、
★★2つです。