昨年から始まった『大文字駅伝への道』も、ようやくエンディングを迎えることが出来ました
朝、京都会館に立ち寄ると、ちょうど8区の子が中継地点に向かうバスに乗り込むところで、「良かったぁ!間に合った
」と、最後に長女が乗ったバスを見送ってから、1区の子が走る「千本北大路」までバイクを飛ばして
応援に行きました。
そして、車の通行止めが始まり、緊張の瞬間が訪れます
。パートカーが過ぎ、先導の白バイが通過し、先頭集団がやってきました。ウチの学校の1区を走る子は抜群の記録
を持つエースでして、本来ならこの先頭集団あたりにいる予定だったんですが・・・。
昨日から高熱が出ており、「もしかしたら今日は走れへんかも・・・
」と、思ってたんです。もし奇跡的に回復していたとしても、「いつもの走りが出来るかどうか?」欠席なら控えの子が代走することになってました。
娘たちとは、朝出て行ったきりで誰とも話してないので、そのエースの子が来たのか?ダメだったのか?全くわからないまま、選手たちが走り抜けていくのを見送りながら、ウチのチームのゼッケンを探しましたが・・・。待てど暮らせど走ってきません。
「どうなったんやろ?」と思った瞬間、控えやった選手の姿が見えました!
順位は後ろの方でしたが、一生懸命に坂を駆け上がっていきました!「頑張れぇ~○○君っ!」と、大きな声で声援を送り、すぐにバイクにまたがって、2区の女子のエースが走る堀川北山まで飛ばしました
交差点に到着すると、ちょうど先頭の子が走ってきたところでした。この区間には、
「地元の隣の小学校に通っていて、嫁さんの実家の向かいの家のスゴく速い女の子」
が、走ってくるところで、一生懸命その姿を探しましたら、来ましたよ!スゴイ追い込みで一気に5人ぐらい抜かしてました
「○ちゃ~ん!頑張れぇ~
」って、手を振ったら、ちゃんと見てくれましたよ
そして、うちの学校を探しましたら、女子のエースの子が、本当に頑張ってて
、少し順位を上げてました
「○○○ちゃ~ん!ラスト頑張れぇ~!」って、大きな声援を送ったんですが、一生懸命に腕を振って、小さな体で大地を蹴って走っている姿を見て、グッと込み上げてくるものがありましたわ
それからは選手たちは、宝が池の方に入って行って、車やバイクは通行止めになるんで、応援を断念して9区の中継点にいる長女の様子を見に行きました。
すると長女は、鴨川の河川敷で「厳しい顔
」してアップしてたんで、集中してるところを邪魔したらかわいそうなんで
そのまま冷泉通りの東大路あたりに移動して娘を待つことにしました。
仕事で忙しい中、先輩も駆けつけてくれまして、また京都会館のお近くに住んでおられる先輩ご夫妻も応援に出てきて下さり、本当に有難かったです
そして、とうとう長女たちの集団が走ってきまして、目を凝らして見てみると、後ろにピッタリと体の大きい子にマークされてて
「ヤバイ、抜かれるなよ
!」と、必死で「○○頑張れ!○○!」と声援を送りましたら、チラッとコチラを見て気付いてくれたみたいです
そして、すぐに岡崎公園に走り
ましたが、残念ながらタッチの差でゴールシーンを見ることはできませんでした
でも、ここで、応援に来てくれていた友だちや、嫁さんのご両親とも会えて、「良かったなぁ
とにかく無事に完走してくれて良かった良かった
」と、みんなで喜びあいました。
インフルエンザが大流行していて、ウチの学校でも、こういうアクシデントというかドラマがあったんで、多分よその学校でも多かれ少なかれ、何らかのドラマチックな展開があったと思います
。まさに「悲喜こもごも」、一生の思い出に残る大会になったことでしょう。
先に
に戻って長女の帰りを待っていると、充実した笑顔で
「応援ありがとうございました
」って、無事に長女が帰ってきたんで、「よう頑張ったね
」って、労ってやりました。
「抜かれそうになってたやろ?」と聞くと、「ちゃうねん!あの子は、ウチが襷を受け取ってすぐに抜いてん!でも、その後、ピッタリマークされてて、最後に抜き返されてん
」と言ってました。
長女にとっても、チームで戦うこと、バレーボールとはまた違う襷の重み、普段からの体調管理等々、本当に貴重な経験をさせてもらえたと思いますし、人生の中で一心不乱に打ちこむことが出来た瞬間があったということは本当に幸せなことやと思います。
昨日から今日にかけて、長女や嫁さんの携帯、それから僕にも、「応援行けへんけど、祈ってるしな
」って、沢山の方から励ましのメールや電話をいただき、本当に有難かったです。
今日まで朝に夕に、忙しい中、熱血指導をして下さった先生方、応援して下さった多くの皆さん、本当にありがとうございました。