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老いについて慣れるということが老いに耐えるに最も良き方法・・・

2014年04月06日 | Weblog
老いについて慣れるということが老いに耐えるに最も良き方法・・・

「老いてこそ人生」石原慎太郎著より。

とはいっても、それは単に老いに甘んじるということではないようだ。耐えるためには慣れるしかないともいう。あきらめとも違うようだ。

ここでは三島由紀夫について触れていた。三島は生来虚弱な体でそれを気にして過ごしてきたらしい。しかし、途中からボディビルという人工的な肉体改造をしてしたのだ。

その筋肉は、実際に動かすにはまったく役に立たないものだった。彼はその姿をみて自己満足してしまったと石原氏は感じていた。

そして、それを老いによって失うことを恐れたというのも、彼の悲劇の要因だともいう。むしろ年をとって衰退していく肉体にも耐えることが必要だったのだろう。

この章の中で石原氏は「少しでも老いを食い止めようとする姿は決してみっともなくなんぞありはしない」と語っていた。いくつになっても、自分なりのスタイルで過ごしていきたいものだ。