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かつての花形も年をとればただの人というケースも多い・・

2014年04月05日 | Weblog
かつての花形も年をとればただの人というケースも多い・・・

「老いてこそ人生」石原慎太郎著より。

これは第二章の“肉体への郷愁”と題して書かれている部分にあったもの。しかも、「多いが、・・・」と続いていたのだ。

ここではかつての西鉄ライオンズの大投手、稲尾和久を引き合いに出していた。そして、彼の講演会の話をテレビで聞いた石原氏は、野球以外の局面でも人の心を捉える魅力を育み培っているのにしみじみ心を打たれたと述懐していたのだ。

あの辛口の石原氏がそう感じたのだから、よほど味のある経験を語っていたのだろう。稲尾の場合は、鍛えられた強い肉体が、当人の後年の人生に何をもたらしてくれたかのいい例だと語っていた。

若い頃体力もあった人ほど、年配になってから当時を振り返ると、かつての素晴らしかった肉体への郷愁に襲われるらしい。

やはりいろいろな面で若い頃とのギャップは感じるものだが、それ以外に別の自分らしさが感じられるものを人生のなかで見つけていくべきだ、というようなことを石原氏は語っている。