ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

検索すれば何でも出てくると思ってしまうことが、現代の罠というか、落とし穴なのではないか・・・

2010年08月20日 | Weblog
「違和感のチカラ」齋藤孝著より。

今はもうほとんど何でもインターネットで情報を検索すれば、かなりのスピードで求める情報にたどり着ける。自分で考えるより先に、その情報だけで分かった気になってしまう。

便利なことは確かだが、それが習慣になってしまうと、疑問を持たなくなってしまうことも考えられる。はたして本当にそれは信じられる情報なんだろうか、などと考えるだろうか。

人の考えをコピーしたところで、それは自分の考えとは言えない。たとえ思考力が低くても、それなりの文章は組み立てられてしまう。でも説得力や重みはなさそうだ。

話はやや異なるが、「なんでも鑑定団」の先生方は長年の苦労した経験から、本物と偽モノを見分ける眼力がついたのだろう。たんなる机上の学問だけでは無理に違いない。

だからこそ自信を持った違和感で見分けがつくのだろう。やはり調べる過程で苦労をすればそれなりに身に付くものはあるはずだ。創作物でも自分なりの創意工夫を重ねたものほど長く忘れない。