ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

私たちは、自然なしには生きることはできないが、同時に自然の破壊なしに生きることもできない。

2010年08月18日 | Weblog
「ギフト~E名言の世界~」8月号より。

この週のテーマは「地球」で、こう語っているのは、風間深志氏(1950~、冒険家)だった。氏はバイクでキリマンジャロを登攀、エベレストでの最高高度樹立(6005m)、北極点と南極点の到達を成し遂げていた。またユーラシア大陸をスクーターで、オーストラリア大陸を自転車で走破していた。

こんな経歴からも、実にいろいろな仕方で冒険をしている人だ。その冒険から痛感したことが、上記フレーズのことだったのだろう。考えれば矛盾している。自然は大事だが、生きるためにはその破壊もせねばならないということになる。

もともと人間が生まれて生きることは、死に向かっていることだと考えれば、常に矛盾したなかに生きているのかもしれない。生きるためにはまず食べる、それも自然界にある動植物を加工しているものばかりだ。

また地球の過去の有限な資源である石油も常に使用し続けている。家を建築するなら森林を伐採し木材を調達し、また野山も整地せねばならない。日本は海に囲まれてはいるものの、常に安定した漁業が行われるとは限らない。こう考えると自然に頼りながらも、常に不安のなかに生きている感じもしてくる。