ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

天才をプロデュースするのが名編集者だと言える。

2010年05月21日 | Weblog
「一流をつくる法則」齋藤孝著より。

ここでの天才とは絵が抜群に上手い鳥山明のことをさしていた。『Dr.スランプ』と『ドラゴンボール』で「少年ジャンプ」を600万部をこえる怪物雑誌にしたのだから、天才だといってもいい。

しかし、彼とても初めから天才だったわけではなかった。すぐれた編集者によって見出され、磨かれてようやく一流の域に達するのだ。つまり彼の才能に目をつけた編集者との出会いが良かったということになる。

作家はみな編集者との二人三脚の時期が必要だった。鳥山は出会った編集者との間で500枚のボツ原稿の山を築かねばならなかった。二年間の歳月で鳥山は鍛えられたようだ。

新人にとっては編集者は神のような存在でもあった。もちろんベテランの作家にとっても連載打ち切りの権限も持っている。またごく一部の作家を除いては、編集者のほうが経済的にも安定した高収入を得ているようだ。

だからこそ、フレーズにあげたように、名編集者なら天才をプロデュースすることもできるということだった。逆に言えば、せっかくの才能も素晴らしい編集者との出会いがなければ見出されないということもあり得るか・・・。