「暮らしの風」2008.10月号より。
茂木健一郎さんの「暮らしのクオリア」というエッセイのなかのワンフレーズだった。この日のタイトルは“アインシュタインのレストラン”というもので、氏が学生時代に東京近郊へちょっとした小旅行をしたときのあるレストランでの思い出が書かれていた。
そこはイタリアンのレストランだったらしく、茂木さんはパスタやワインで食事をしていた。すると、カウンターの中には子どもの頃から尊敬していた、アインシュタインにそっくりな顔をしたおじさんがいたのだ。
それが氏にとってはサプライズだったようだ。そんな偶然の出会いに、脳内快楽物質である「ドーパミン」が放出されたという。氏は勝手にアインシュタインのレストラン、と思いながら得をした気分になったという。
しかしその後、数年続けて行ってみたが会えなかったようだ。そして、思い切って「この店に、アインシュタインに似た方がいらっしゃいませんでしたか?」と尋ねている。すると、その店の経営者の親類の方で少し前に亡くなっていたことがわかったという。
やはり、自分にとって素晴らしいサプライズの思い出というものは何十年たっても忘れないものかも。そんな宝物のような思い出、いくつあるだろう?昨日あったことはすぐに忘れて思い出せないのに、遠い昔のことは意外に記憶に残っていたり・・・。
茂木健一郎さんの「暮らしのクオリア」というエッセイのなかのワンフレーズだった。この日のタイトルは“アインシュタインのレストラン”というもので、氏が学生時代に東京近郊へちょっとした小旅行をしたときのあるレストランでの思い出が書かれていた。
そこはイタリアンのレストランだったらしく、茂木さんはパスタやワインで食事をしていた。すると、カウンターの中には子どもの頃から尊敬していた、アインシュタインにそっくりな顔をしたおじさんがいたのだ。
それが氏にとってはサプライズだったようだ。そんな偶然の出会いに、脳内快楽物質である「ドーパミン」が放出されたという。氏は勝手にアインシュタインのレストラン、と思いながら得をした気分になったという。
しかしその後、数年続けて行ってみたが会えなかったようだ。そして、思い切って「この店に、アインシュタインに似た方がいらっしゃいませんでしたか?」と尋ねている。すると、その店の経営者の親類の方で少し前に亡くなっていたことがわかったという。
やはり、自分にとって素晴らしいサプライズの思い出というものは何十年たっても忘れないものかも。そんな宝物のような思い出、いくつあるだろう?昨日あったことはすぐに忘れて思い出せないのに、遠い昔のことは意外に記憶に残っていたり・・・。