素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

新緑のメタセコイアもいい

2022年04月10日 | 日記
 部屋や駐車場のリフォームのお手伝いをさせてもらった 楠葉のHさんから早朝、数カ月ぶりに電話があった。頼みたいことがあるので時間を作って欲しとのこと。89歳になられているので要請があればできるだけ早く行かせてもらっている。

 サイクリング日和なので楠葉まで1時間弱、自転車を飛ばした。力仕事や高い場所の片づけと庭に沢山咲いている花の写真を撮ることなどを頼まれた。コロナ感染拡大第6波での自粛生活で心配していたが、私がリフォームした3つの部屋を住み心地の良いようにすることで結構時間つぶしができたみたいで感謝された。そういう話もしたかったようだ。

 帰りはゆっくりと別のルートをとった。向井田にある「いきいきランド交野」の前を通った時、メタセコイアの街路樹が目に入った。秋の紅葉の時期によく話題にのぼるが、新緑のメタセコイアもなかなかいいものだ。と思った。


 華やかな桜の景色に食傷気味だっただけにシンプルな姿と色が新鮮だった。
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ピンク川

2022年04月09日 | 日記
 息子が帰宅早々に「傍示川はピンク川になるかな」と切り出した。”ピンク映画”という言葉が生活の中にあった時代に青春を過ごした私にとって息子の言葉に卑猥な響きを感じた。何を言っているのかもよくわからなかった。

 私の変な反応を察知したのかていねいに説明してくれた。要は今ネット上で桜の花びらが川面を埋め尽くした映像が話題になっているとのこと。帰りの電車の中でそれらを見ているといくつかの条件が必要だとわかった。傍示川がそれらを満たしているのではないかと思い立ち、冒頭の一言になったという。

 長い桜並木があり、水量が多くない小さな川で石などで流れがせき止められる場所を持つとことが必要だという。今まで上ばかり見ていたので気づかなかったが言われてみれば可能性はある。昨日あたりから一斉に散り始めているので明日にでも見に行くつもりにしているので傍示川は息子にまかせた。

 話を聞いていて、私は妙見口の所に流れている水路も条件がそろっていると思いつきサイクリングがてら行ってみた。幅1mぐらいの水路だが適度な水量で草や石などで流れの悪いところもあり小さな「ピンク川」になっていた。
  花びらを止めるだけなら人工的に堰を作ればいいのだが、時間が経つと花びらが変色するので適度な流れも必要だと思った。

 傍示川はどうだろう?息子の報告を待つことにする。
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始業式の日

2022年04月08日 | 日記
 7時40分過ぎ、子ども達の賑やかな声が聞こえてきた。集団登校のために大階段の上に集まっている小学生たちだ。散り始めてはいるがまだまだ桜も充分に残りいい感じの始業の日となった。

 昨年度1年間は理由は定かではないが、集合場所が変更になり家にいても皆目小学生の動きが分からなかったが、今年度になり長年親しんできた場所に戻ったので朝のアクセントができて喜ばしい。

 買い物で駐車場に車を停めたら「星田こども園」の園庭で園児たちが集団散歩の訓練を受けていた。誰とペアになるのか、道路を渡る時の左右の確認など微笑ましい風景であった。
 幼、小、中、高、大 、それぞれの場所で新生活のための約束事を身につけていくのがゴールデンウイークまでのメインである。

 ただ、各地の桜だよりやウクライナのことであまり目立っていないが、コロナ感染の雲行きが怪しくなってきた。張り切ってスタートした子ども達がゴールデンウイーク明けの本格始動をスムーズにできるのか不安でもある。

 
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初タケノコ

2022年04月07日 | 日記
 夕方、Kさん掘りたてのタケノコを届けてくれた。数年前、ひょんなことからKさん夫婦と妻が同郷であることが分かった。同県人はよくいるが、実家が近所というのは珍しい。それが縁で管理している竹林でとれたタケノコを届けてくれるようになった。

 昨年はまれにみる不作でタケノコを届けることができなかったと申し訳なさそうに言っていたが、今年は順調だという。タケノコが大好物な妻はスーパーで「買おうかどうか」迷ったみたいだ。ひょっとしたら今年は届けてくれるかもしれない。という予感めいたものがあり買わなかった。「正解だった」と満足気。

 季節物のおすそ分けは小さな幸せ気分を届けてくれる。口から春を感じることができる。
  煮て炊いて初筍を余すなく 松本梓
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あいまいさに耐える力

2022年04月06日 | 日記
 「世の中には確定的に言い切れないことのほうが多い。正誤の判断も難しい。今の時代は不確実な状況を受け入れ、どう向き合っていくかを考えたほうがいい。」という京都大教授・佐藤卓己さん言葉を読売新聞オンラインで目にした時、「そうなんだよな」と思わずつぶやいた。

 国政レベルでは参議院選挙、市政レベルでは市長選を夏にひかえ断定的な物言いのビラや訪問者に接する機会が増えた。政治においては立場をはっきりさせて訴えないといけないことは承知しているが、私にはどうしても馴染まないので少々疲れる。佐藤さんは続ける。

 「誰でも不安になった時、あやふやな情報に接すると早く答えを得たい。都合の良い話だけに接していたいという感情もある。その焦りに耐え、正誤の判断を先延ばしにする。急いで不用意に発信しないということを心がけてはどうだろうか。

 明らかなデマなら、少し時間を置けば信用性の高い機関から打ち消す情報が出てくる。即断しないよう気をつけることが重要になる。

 デジタル社会は大量の情報を処理することが求められ、時間をかけることが許容されにくくなっている。だが、何でもすぐ白黒で判断することを追い求めると危うい。今の時代だからこそ求められているのは、あいまいさに耐える力だろう。」


 今は情報量が格段に多いゆえに真偽を見極めるのがより難しくなってきているのではないか、でもそのしんどさから逃げてはいけないのではないか。でないと「不確かな情報を排除すべきだ」「正しい情報しか発信してはいけない」という主張を受け入れ言論統制への道に進みかねない。

 今回のウクライナ侵攻では、ロシアは戦争批判を「虚偽情報」とみなし、厳しく言論統制をしているが、そこからは正しい判断は出てこないだろう。

 いろいろな立場の人の話を読んだり、聞いたりしながらぐずぐずと自分の頭で考えていくことを続けていくしかない。
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