素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

最年少28年ぶりの完全試合

2022年04月12日 | 日記
 10日のオリックス戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)でロッテの佐々木朗希投手が完全試合を達成した。プロ野球史上16人目、28年ぶり快挙であった。しかもプロ野球新記録となる13者連続三振を含む計19奪三振と圧巻の力投だった。

 なのに月曜日は新聞休刊日。久しぶりの明るい話題をタイムリーに届けることができなかった。昨日の夕刊と今日の朝刊では新鮮味に欠けてしまった。

  現在の分業体制ができあがった投手起用では、この先完全試合の出る確率は限りなくゼロに近い。夜のスポーツニュースで堪能した翌朝、ゆっくり紙面を通じて味わいたかったな。生きてる間に完全試合を見ることはないだろう。

 今日の朝刊の大治 朋子さんの『火論』は「紛争と代理トラウマ」というタイトル。朝、昼、夕方、夜のニュースで連日、ウクライナの悲惨な映像を見ていると自分自身の心身も「傷」のようなものを負ってきていると感じることがある。大治さんのコラムを読んで少し自分を客観視できるようになった。締めくくりの文は共感すること大。

 「メディアといえば、ネット交流サービス(SNS)などで拡散される悲惨な動画などを見続けた結果、視聴者が代理トラウマを負うこともある。日本トラウマティック・ストレス学会は先日、「惨事報道の視聴とメンタルヘルス」と題した資料を公開。テロなど人為的な暴力に関する情報に「長時間さらされると視聴者のメンタルヘルスに悪影響を与える可能性がある」として、過剰に繰り返し衝撃的な映像を見るのを控え、特に子どもの視聴については保護者が留意するよう呼びかけた。


 代理トラウマがもたらす影響については、米司法省がウェブサイトで解説している。トラウマを負うことで個人の「世界観が変わる」のは避けられないが、絶望や不安などネガティブな結果に終わるとは限らないという。犠牲者がトラウマと格闘する姿からレジリエンス(復元力)を学んだり、犠牲者への支援など自分にできることに取り組んだりすることで自分自身の役割やその意味を見いだすことも可能だとしている。

 戦禍にため息をついてしまいがちだが、そこから何を感じどう行動するのか。自分ができることに粛々と取り組みたい。(専門記者)」
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