素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

オフェンスのファールかディフェンスのファールかの見極めは難しい

2022年12月14日 | 日記
 アルゼンチンとクロアチアの準決勝はスコアだけ見ると3対0でアルゼンチンの完勝だが、試合の行方を決定づけたのは前半34分のプレーに対するPKの判定だろうと思った。

 バスケットボールやサッカーのような流動的な対人プレーが伴う競技では、オフェンスのファールかディフェンスのファールかの判断が難しい。2年間、サッカー部顧問から女子バスケット部の顧問をした時そのことを痛切に感じた。狭いコートで攻防が目まぐるしく変わるバスケットでは判断をする頻度がサッカーよりも数倍多くなる。

 要は、コース取りの問題である。ドリブルコースに先に入っているディフェンスに対してオフェンスがあたればオフェンスのファールとなり、逆にコース取りが遅れたディフェンスが抜いていこうとするオフェンスにあたればディフェンスのファールとなる。コンマ1秒のスピードでのプレーでそれらを判断するのは難しさが伴う。

 経験的にオフェンス出身のレフェリーはディフェンスのプレーに厳しい判定になりディフェンス出身のレフェリーはその逆になることが多かった。そういう審判の傾向をふまえてプレーするというのも大切なことであった。

 今回の微妙な判定は、クロアチアディフェンスの裏をつくアルゼンチンの見事なスルーパスから始まる。

アルゼンチンの選手に対してGKはしっかりドリブルコースに早めに入ったと私は思った。
   このプレーでPKとなるのは気の毒やなと思った。アルゼンチンの選手が足元でボールをコントロールしてフェイントをかけてキーパーの横をすり抜けかけた場合ならGKの反則だが、むしろアルゼンチンの選手がぶつかっていったように思った。1秒足らずの中の出来事なのですごく難しいのだが、クロアチアにとっては無念の判定だったろう。アルゼンチンはしたたかだったということか。

 いろいろなことを思い起こさせてくれるW杯だ。モロッコとフランスの戦いも興味深い。
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