素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

クロアチアがブラジルに勝利。またまたPK戦で。

2022年12月10日 | 日記
 日本を破ったクロアチアがブラジル相手にどう戦うか興味があったのでライブで見ることにした。でも日本時間午前0時のキックオフだと前半を見るのが限度である。

 予想に反して前半からクロアチアは攻めの姿勢で臨んでいた。高い位置でのプレスがよくきいていた。双方相譲らずの攻防は見応えがあり45分があっという間に過ぎた。アディショナルタイムの1分が引き締まった試合展開を物語っていた。

 朝、5時15分に起きなければならないので睡眠時間確保のため、「後は起きての楽しみ」として切り上げた。

 起床後、早速ニュースを見るとPk戦でクロアチアがブラジルに勝利したことを報じていた。延長前半のネイマールによる得点シーンの映像を見たが、芸術的なドリブル突破で劇画の世界だなと感じた。しかし、延長後半で同点に追いつくクロアチアの懐の深さもスゴイの一語に尽きる。「ライブで見たかった」と思うような好試合だった。

 4対2とクロアチアのリードで迎えたPK戦でブラジルの4人目のキックがGKの逆をついたにもかかわらずゴールポストにはね返された無情のシーンを見た時、かつて枚方大会の決勝戦で同じような幕切れがあったことに思いが馳せた。

 決勝戦は枚方陸上競技場の芝生のコートで行なわれた。決勝の相手はしのぎを削ってきたライバル。そこには体格的にも技術的にも中学生離れをしたGKがいた。後にも先にも彼のようなGKを見ることはなかった。相手顧問も「PKならば5本中2~3本は絶対に止めることができる」と絶対の信頼を寄せていた。事実、PK戦での勝率は100%を誇っていた。

 試合の方は0対0の拮抗した状況で進んだ。後半15分を過ぎると相手側は無理な攻撃を仕掛けず、明らかにPK戦で決着をつけようとの意図が感じられた。今までにも何度もそういう戦い方を見てきたので「やはりそう来たか」と思った。わかっていても守りを固めた相手を崩すのは容易でない。
相手の思う壺のPK戦となった。

 PK戦に臨む時の原則は決めてあった。①申し出た者優先 ②強い気持ちのある者を2番目と5番目にする。➂1番目、3番目、4番目と決めていく
超中学生レベルのGKを前にビビるか対決を楽しめるかのメンタルの部分がポイントになると思った。その時の生徒の様子を見ていたら私は何も言うことはなかった。

 実に楽しそうに先攻でPK戦に挑み、伸び伸びとキックをして奇跡的に5人連続ゴールを決めた。相手も4人連続で決めという息詰まる展開となった。キーパーへは、PK合戦になったら最初の3人は読みが外れても構わないから思いっきり左右のどちらかに飛び、4人目はふりだけでコースを見極め、最後はまた思いっきり飛ぶ。と指示をしておいた。

 相手の5人目に対して、我がキーパーは右に飛び、相手は左を狙ったが無情にもポストにはね返され決着がついた。もし、決められて同点になったら6人目以降はサドンデス方式になるので相手チームが圧倒的に有利になることは目に見えていた。

 最初の3人でキーパーが思いっきり飛ぶのを見ている5人目は、コースを狙わなければという微妙な心理的圧迫を受ける。レベルは違ってもクロアチアのGKの日本戦での好セーブやブラジルの1番手を止めたことが5人目のメンタルに影響していたのではと思った。

 アルゼンチンとオランダ戦もまた、壮絶な展開でアルゼンチンがPK戦で勝利した模様。準々決勝はやはり面白い。

 
コメント
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