素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

井上陽水再び

2009年11月10日 | 日記
 井上陽水という歌手を知ったのは、大学の4回生の春だったと思う。名古屋と岡崎に分かれていた教育大学が統合されてちょうど中間地点の知立に新しい大学のキャンパスがつくられ、私たちが1回生として入学した。

 施設のほうは不十分で在学中に少しずつ建てられていった。学生が自由に使うことができる各教科の科室がプレハブであった。私は授業の合間や放課後そこによくたむろしていた。

 4回生のときの新入生の中に、フィーリングのよく合うグループがいてしゃべったり、酒を飲んだりしていた。その中の一人に「陽水狂い」がいて、暇があったらギターをひきながら“人生が二度あれば”“夢の中へ”“心もよう”“東へ西へ”“氷の世界”などを歌っていた。

 最初はついていけなくて、「年をとったな」と妙な世代のギャップを感じていたが、慣れとはおそろしいもので、毎日毎日聴かされているとなじんできて、はまってしまった。

 先日、話している中で、「CMの中で、今はやっていないが“ANAの夢見るヒコーキ”のバースデー篇がすごくよくできているから」とすすめられたので、早速検索してみた。よくできた1分間のドラマであった。BGMで流れていたのが陽水の“新しいラプソディー”何度も聴いてしまった。そして『ベストバラード』というCDを買ってしまった。

 今日届き、秋の夜長にそれを聴きながらこのブログを書いている。歌が心にしみる。“新しいラプソディー”をふくめ16曲入っているが、最後が“少年時代”もうこの曲は私にとっては心がとろける歌である。それもあって久しぶりに陽水の世界に耽ることにした。
コメント
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