熱田区の七里の渡し跡の向かい側に、市の文化財に指定されている旧三菱重工熱田荘の建物があります。
元々は明治29年に料亭「魚半」として建てられた典型的な町屋造の建物で、現在はグループホームとして再利用されています。
その魚半の別邸として建てられた洋館と和館が、すぐ北側の道路沿いに並んで当時のままの姿で残っています。
特に大正13年に建てられた白のタイル貼りの瀟洒な洋館は、2階の窓の鎧戸や手摺、バルコニーのアイアンワークが見どころです。
◆魚半別邸/名古屋市熱田区大瀬子町
竣工:洋館/大正13年(1924)、和館/昭和3年(1928)
構造:洋館/RC造?2階建、和館/木造2階建
撮影:2012/11/03
■建物東側~白いタイル貼りのモダンな外観
■建物南東側~煙突もある本格的な洋館
■金属製の鎧戸と手摺
■手摺は植物をモチーフにした幾何学的デザイン
■バルコニーの土台部分に正方形の装飾を施しています
■洋館の北側に並んで建つ和館
■すぐ南側にある七里の渡し跡。周囲は宮の渡し公園として整備されています。
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いつもブログを見ていただきありがとうございます。
町を歩いていて気になる建物ってありますよね。
それが古い洋館だったら「やったー」とこころの中で叫んでしまいます。
これからも街角に眠る洋館を発掘していきますので、どうぞごひいきに。
びんみんと申します。
以前から、好みに近い内容の記事を書かれているので、ブログ拝見していました。
昨年、七里の渡し周辺を歩いたときに、この建物が気になったのですが、こちらの記事で分かってすっきりしました。料亭の別邸だったのですね。
ありがとうございます。記事にリンクさせていただこうと思います。