かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

金印わさび(株)本社北館(名古屋市中川区)

2012-02-19 | 名古屋の近代建築

久しぶりに名古屋の建築探訪です。尾頭橋~金山~熱田神宮界隈を、これまで訪れた近代建築の現存確認をしながら散策しました。
尾頭橋から佐屋街道を西へ向かうと五女子というちょっと変わった地名がありますが(隣には二女子もあり)、そこにある金印わさびの本社にいかにも洋館らしい戦前の住宅建築が残っています。
この建物は昭和15年に現地にあったものを金印わさびが購入、事務所として現在まで使用されています。
もとはドイツ人宣教師が建てたものと言われており、ファサード両翼を八角柱状にしてその真ん中に玄関を設けた外観は、洋館らしさを演出した意匠になっています。












◆金印わさび(株)本社北館(旧ドイツ人宣教師邸)/愛知県名古屋市中川区五女子1-61
 竣工:昭和15年(1940)以前
 構造:木造2階建
 撮影:2012/02/11 



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2 Comments

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Unknown (ぞうまさ)
2012-02-22 05:37:30
昨年、佐屋街道沿いに長良橋から尾頭橋まで歩いたときに、この建物に足が止まりました。
今回のシリーズも楽しみにしています。
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ぞうまささん (shortwood)
2012-02-22 12:13:10
いつもありがとうございます。

今回久しぶりに金山界隈の近代建築を探訪しましたが、東邦ガス本社の戦前物件がほとんど取り壊されていて、がっかりしました。

名古屋市内は最近取り壊される物件が多くさびしい限りですが、これからもひとつでも多くの現存物件を紹介していきますので、よろしくお願いします。
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