かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

中部電力 長良川発電所本館・正門・外塀(岐阜県美濃市)

2011-06-11 | 中濃の近代建築

長良川水系では最も古い発電所で、完成当時はわが国2番目の規模を誇っていました。
本館はイギリス積みの赤煉瓦造で、竣工時は発電機室建物が本館の南側にL字型に接していましたが、切り離され新築されました。
南側の壁面には発電機室の妻屋根の跡がはっきりと残っており、接合部は新しくタイルが貼られています。
正門の煉瓦造の門柱や外壁も当時のままで、鉄製の扉には中電のロゴマークがあしらわれています。

 

◆長良川発電所本館/岐阜県美濃市立花字木の末844-1
 竣工:明治43年(1910)
 構造:煉瓦造地上2階地下1階建
 撮影:2007/04/29
 ☆国指定登録有形文化財


発電所本本館・正門・外塀全景(北側)




本館南側~取り壊された発電機室接合部が壁面に残っています




発電所遠景~手前は新築された発電機室建物




発電所本館入り口~アーチの中心にはキーストーンがはめ込まれています




発電所正門~門柱の柱頭には花崗岩を用い袖塀と階段も煉瓦造



  
袖塀に取り付けられた登録有形文化財のプレートと鋳鉄製門扉の中電の社章




正門前に設置された発電所の説明板

 

 



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