かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

割烹旅館笹乃屋(岐阜県恵那市)

2011-10-17 | 東濃の近代建築

大正村建築散歩 その6~割烹旅館笹乃屋

明治40年に開業した旅館が現存しています。
地下には大正10年開業の元カフェーがあり、当時の雰囲気を残しながら現在も喫茶レストランとして営業中です。

◆割烹旅館笹乃屋/岐阜県恵那市明智町1270-2
 竣工:明治40年(1907)
 構造:木造2階建







古色蒼然としたスナックバーAMI(アミー)の入り口
店名入りのステンドグラスが開業当時のカフェーの様子を伝えています



アミーの向かい側に残る昭和9年開業の元カフェー
グリル田中として営業していましたが(ソースカツどんが名物)、残念ながら現在は閉店(廃業?)中です。

◆グリル田中/岐阜県恵那市明智町870-2
 竣工:昭和9年(1934)
 構造:木造2階建
 撮影:2011/09/18



元カフェーのアミーとグリル田中がある中馬街道
生糸が全盛の明治末~大正にかけてこの界隈は大変な賑わいで、芸妓置屋から料亭に通うための渡り廊下が現在も残っており、往時を語ります。