次は、「新板桃太郎の花だし組立」(明治25年・1892、歌川国利画、版
元:辻岡屋文助)で、桃太郎の大人形の山車を作ることが出来る。明治期
になると、画中に桃太郎が“日本一”と記された幟や旗を備える例が増え、
この絵にも日本一が描かれている。
そして、「昔咄シ咲分寿吾六」(明治15年・1882、幾英画、版元:高沢房
次郎)で、昔話がマスになった飛び双六。舌切雀、欲張り婆、カチカチ山
と兎の仇討ちなど、一部分のマスで重複が見られる。振り出しは金太郎、
上がりは桃太郎。
また、「桃太郎双六」(大正10年・1921、池田永治画、版元:研究社)で、
桃太郎の筋が双六のマスであるが、飛び双六なため桃太郎から鬼ヶ島へ
飛ぶこともある。だが、マスに数字が入り、廻り双六のように順に進め
て遊ぶことも出来る。マスの境界がないため全体で1枚の絵に見える。
tabashio(墨田区横川1-16-3)
元:辻岡屋文助)で、桃太郎の大人形の山車を作ることが出来る。明治期
になると、画中に桃太郎が“日本一”と記された幟や旗を備える例が増え、
この絵にも日本一が描かれている。
そして、「昔咄シ咲分寿吾六」(明治15年・1882、幾英画、版元:高沢房
次郎)で、昔話がマスになった飛び双六。舌切雀、欲張り婆、カチカチ山
と兎の仇討ちなど、一部分のマスで重複が見られる。振り出しは金太郎、
上がりは桃太郎。
また、「桃太郎双六」(大正10年・1921、池田永治画、版元:研究社)で、
桃太郎の筋が双六のマスであるが、飛び双六なため桃太郎から鬼ヶ島へ
飛ぶこともある。だが、マスに数字が入り、廻り双六のように順に進め
て遊ぶことも出来る。マスの境界がないため全体で1枚の絵に見える。
tabashio(墨田区横川1-16-3)