次の書は、文政改元の“一会伝奏”(改元伝奏)を務めた徳大寺実
堅著の記録書「改元申沙汰記」(全1冊、坊城家旧蔵)。
展示頁には次のことが記されている。
“文政”という新元号案は、清岡長親と五条為定の2人が出した
が、提出した年号勘文を見ると、それぞれ典拠とした書籍が異なっ
ているとある。
清岡は「漢書」から“選豪俊、講文学、稽参政事、祈進民心”
(豪俊を選び、学問を講じ、政治について考え、参加させ、民心を
善導したい)という文を出典している。
また、五条は、「群書治要」から“政平於人者、謂之文政矣”
(政治が平等であることを文政という)という文を出典としている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)
堅著の記録書「改元申沙汰記」(全1冊、坊城家旧蔵)。
展示頁には次のことが記されている。
“文政”という新元号案は、清岡長親と五条為定の2人が出した
が、提出した年号勘文を見ると、それぞれ典拠とした書籍が異なっ
ているとある。
清岡は「漢書」から“選豪俊、講文学、稽参政事、祈進民心”
(豪俊を選び、学問を講じ、政治について考え、参加させ、民心を
善導したい)という文を出典している。
また、五条は、「群書治要」から“政平於人者、謂之文政矣”
(政治が平等であることを文政という)という文を出典としている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)