塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 江戸時代の天皇 改元申沙汰記

2019-07-27 06:25:25 | ミュージアム巡り_2019
 次の書は、文政改元の“一会伝奏”(改元伝奏)を務めた徳大寺実
堅著の記録書「改元申沙汰記」(全1冊、坊城家旧蔵)。
 展示頁には次のことが記されている。
 “文政”という新元号案は、清岡長親と五条為定の2人が出した
が、提出した年号勘文を見ると、それぞれ典拠とした書籍が異なっ
ているとある。
 清岡は「漢書」から“選豪俊、講文学、稽参政事、祈進民心”
(豪俊を選び、学問を講じ、政治について考え、参加させ、民心を
善導したい)という文を出典している。
 また、五条は、「群書治要」から“政平於人者、謂之文政矣”
(政治が平等であることを文政という)という文を出典としている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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