塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 江戸時代の天皇 日次記取要

2019-07-25 05:42:03 | ミュージアム巡り_2019
 次の書は、公家・小槻(壬生)孝亮が文禄4年(1595)から寛永11
年(1634)までの日記抄録「小槻孝亮宿禰日次記取要」(全12冊)。
 展示頁は、慶長20年(1615)7月、御水尾天皇の即位などを理
由に改元が行われたことが記されている。中国唐朝・憲宗の時代
に使用された“元和”が新年号となる。
 赤い矢印で示されたところには、“可有改元之旨、自大御所被申
云々“とあり、改元に関して大御所家康から申し入れがあったよ
うだと記されている。元和の改元は幕府の意志が強く反映された
ことが伺える。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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