海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

昨年の暮れに見つけた死

2024-01-27 | GFX+オールドレンズ

アゲハ蝶が

 

椿の花が

 

昨年の暮れにElmar65mm f3.5(ビゾ専用)を持ち出したくなり、これ一本+GFX50SIIの組み合わせで打ち合わせに。そんな時に出会うのが、近距離の世界。犬蔵のスタジオの手前で見つけたアゲハ蝶だが、当然死んでいる。ちょっと手で触れても落ちないほど、しっかりと枯れた草にしがみついていた。おそらく随分と前からこの状態だったのだろうが、雨にも風にも耐えて枯れ草にしがみ付いていたのだろうと思う。

私の周りにも、病気療養中や亡くなってしまった人も多い。最近ネットのニュースでも訃報を見るが、私より若い人も多い。昨年は自分の年齢計算が間違っていて68歳と人に言っていたが、病院で間違いを指摘され今年が68歳になると昨年の暮れに発覚。そのくらい自分の年齢を気にしてないのだが、他人に撮ってもらった自分の写真を見ると、もう老人だなと思ってしまう。鏡で見る自分と写真に写っている自分とでは見え方が違うのは、写真は客観的に自分を見る事が出来るからだ。

☆数日前にNHKの番組「先人たちの底力 知恵泉」で、"大黒屋光太夫生き残るための知恵"を観た。ゲストは、冒険家の角幡唯介と写真家ヨシダナギの二人。この番組の内容と二人のゲストの事を、ここで話すのは長くなるので書かないが、日本以外で活動している二人の話は凄く共感できる。一言でいうと、現地では自分の考え方をストレートにオープンして相手と議論する事と、現地スタイルを尊重する事。海外でこれが出来ない人は、まず失敗する。海外へ出て、遠慮すると相手に何も伝わらないし、誤解や曲解が待ち受けている。何事も、答えは一つだけでは無いのだ。海外に興味がある人は、見逃し配信で観る事をお勧めする。

江戸時代に初めてロシアに漂着した日本人 大黒屋光太夫Wiki→コレ

コメント
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