今夜(9/10)は「中秋の名月」で「満月」である。アメリカの先住民族ネイティブアメリカンは9月の満月は「ハーベストムーン」(収穫月)と呼んでいる。数日前の気象庁の天気予報では台風の接近もあり雨であったが、一昨日の予報では一転して晴となった。今年は4月から8月まで満月の日は雨か曇りで撮影できていなかったので今日はラッキーである。今夜の満月の瞬間は19時01分頃ということで早速空を見上げると満月である。少し雲がかかっていて中々幻想的である。秋といえば「月」が最もキレイに見える季節。中でも「十五夜」は特に月が美しく見えることから「中秋の名月」呼ばれる。中秋の名月をめでる習慣は平安時代に中国から伝わった。日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき「芋名月」と呼ばれる。秋の夜風と虫の音に季節の移り変わりを感じながら一年に一度の風物詩を楽しむことが叶った。36.8万キロ先を捉えた美しい月面は「クレーター」やいくつもの「海」が見え感動以外の何物でもない。本来ならススキを供え、月見団子を月に見立て、農作物を供えて月を愛でたいもの。月は多くの和歌の題材にもなっており紫式部は「めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半の月影」と詠んでいる。(2209)
月の地名
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