宮ヶ瀬ダム直下の河岸段丘状に広がる公園「県立あいかわ公園」はある。51haもの広大な敷地には、春には40種44,000本の色とりどりのツツジが一面に咲き誇る「花の斜面」、空気の澄んでいれば横浜ランドマークまでも望める眺望抜群の「風の丘」などがある。ほかに中央広場、冒険広場、冒険の森などがある。園内を中津川方向に降りていくと愛川第一発電所で発電に使った水を貯める「副ダム」とも呼ばれる「石小屋ダム」がある。宮ヶ瀬ダムの下流0.8kmの位置に建設された重力式コンクリートダム。ここから再び下流へ放流された水は今度は「愛川第二発電所」での発電に使われている。宮ヶ瀬ダムに比べて規模は小さいものの発電に大いに貢献している。堤高は約34.5m、堤長は約87m。目的の第一は「愛川第一発電所」の逆調整池、第二に「津久井導水」のための水位確保、第三に宮ヶ瀬ダムの「放流水の減勢」の3つである。小さいダムながら大きな役割を担っている。「石小屋ダム」へ行く途中に「ふれあい橋」がある。この橋はエレベータを使って工芸工房村、愛川町郷土資料館まで行くことが出来る。広場には巨大石の小屋もある。(2301)





