相模原市麻溝に市の花「アジサイ」の名所となっている「相模原麻溝公園」はある。明後日の6/2(日)には梅雨期の代表的な花「アジサイ」を主役とした「アジサイフェア 2019」が開催される。当園には200種、7400株のアジサイが植栽されている。4日前に訪れた時は樹林広場や芝生広場に面した遊歩道脇の「アジサイ順路」、アスレチック広場脇の「アジサイ順路」では「ガクアジサイ」、「ヤマアジサイ」、「ホンアジサイ」、「アナベル」もふっくらとして白みを帯びてアジサイらしい花姿となって彩り見せ始めていた。そして他のアジサイとは花姿を異にする「カシワバアジサイ」はまだ白い蕾をであったが、今日はもう満開に近い白い花房となっていた。いよいよフェアに向けて揃い踏み、準備万端「七変化の美しいアジサイワールド」幕開けの瞬間を迎えようとしている。(1905)
横浜市瀬谷区本郷に横浜瀬谷八福神のひとつ「毘沙門天」が祀られている曹洞宗寺院「瀬谷山徳善寺」はある。室町時代末期=弘治元年(1555)に創建、本尊は釈迦。瀬谷駅より瀬谷図書館前を左折すると鬱蒼とした木立の中に古式豊かななんとも重厚な造りが印象的な「仁王門」を抜け境内に入ると正面に入り母屋造りの「本堂」、左手に「毘沙門天」、右手に「鐘楼」という伽藍が建ち並ぶ。境内は新緑に覆われ、その陽当たりのよきところに約50本とさほど多くないが梅雨期の代表花「ホンアジサイ」、「ガクアジサイ」、「カシワバアジサイ」がほどよく開花しアクセントとして寺域を彩っている。(1905)
相模原市麻溝に四季の花が絶えない「麻溝公園」はある。当園の各所で今、七変化と呼ばれる色とりどりの「アジサイ」が咲き始め華やかさを呈している。花の谷と樹林広場の間の一角に珍しい「ヒイラギナンテン」=柊南天が数本植栽されている。和名は葉がナンテンのように複葉でヒイラギのように棘があり、果実のつき方がナンテンのようであることに由来しており、今「ブルーベリー」のような実をつけ始めている。ヒイラギナンテンは常緑で濃緑色の葉をし、早春に長い花穂に多数つく黄色い花、6弁の花には芳香があり、光沢のある葉とのコントラストが美しいため生け花にも使われる。初夏に黒青色か黒紫色で粉を吹いた球形の実をつけ始め、秋にはブルーベリーのように黒紫色に熟す。日本原産の植物のような「ヤポニカ」という学名であるが中国原産で江戸初期に渡来した。(1905)
横浜市港北区鳥山町に菩薩の龍華三会に由来する高野山真言宗寺院「瑞雲山三會寺」(本覚院)はある。龍華三会は釈迦入滅から五十六億七千万年後の弥勒菩薩による法会。創建年は不詳ながら承安年間(1171-75年)の伝えもあり850年の古寺。源頼朝が大檀那となり佐々木高綱が開基、その後「等海」(応安6年1373年寂)が開山、都筑郡久保の生で弘法大師の再来ともいわれる名僧「印融法印」が中興。慶長4年(1599)には寺領10石の御朱印を拝領している。歴史的にかなり古い町「小机」は1200年代に「武蔵国小机郷」の名で呼ばれ寺社も多く点在し、「小机城址」、スポーツ&イベント会場の「日産スタジアム」もある。小机駅より東神奈川に走る横浜上麻生道路の三会寺入口交差点を右折すると重厚な「山門」が構えられている。その左に「鐘楼」、行基菩薩の作の弥勒菩薩を本尊とする入り母屋造りの「本堂」が正面にある。右に「庫裡」、左に別名を「鼻取観音」といわれる「十一面観音」を祀る「観音堂=弥勒堂」、その奥に「地蔵堂」がある。寺域の右側には城郷幼稚園がある。「本堂」左にある墓域には中興僧「印融法印」の墓がある。弘法大師作「愛染像一躰」は寺寶となっている。当寺は「東国八十八ヵ所霊場25番」、「旧小机領三十三所子歳観音霊場2番」の各札所でもある。(1904)
相模原市の市道・横山磯部は通称「下原やえざくら通り」と呼ばれ下溝の中央部、道保川の西側を沿うように南北1Kmに渡って約100本のヤエザクラが植栽され季節になるとこの沿道を紅桃色の花で彩られることで有名なところである。ヤエザクラも先月初め終わり間もなく若葉を濡らす梅雨の季節を迎えようとするこの時期、ヤエザクラの間と根本に植えられている200本近い「アジサイ」が蕾をつけはじめ出番を待っている。麻溝公園では6/2、相模原北公園では6/9にアジサイ祭りが開催される。来週にはここ「下原やえざくら通り」は名を変えてピンク、青色の「アジサイロード」・「アジサイ回廊」となって道行く人を楽しませてくれる瞬間が訪れようとしている。(1905)