相模原市南区麻溝にクレマチスとアジサイの名所として知られ四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」ある。晩夏から初秋の今はさすがに花数は少ない中で今、「花の谷」の一画のに相模原の花「ミシマサイコ」(三島柴胡)が見頃を迎えている。かつて相模野の台地には「柴胡が原」と言われるほどこの「ミシマサイコ」が多く自生していた。漢方薬として根を乾燥させ解熱剤鎮静剤の薬として使用されていた。昔、相模野の農家にとって冬の農閑期の仕事として女性や子供でも収穫でき高値で売れる「ミシマサイコ」は天の恵みの植物であった。相模原市にゆかりのあるミシマサイコを皆さんと大切に育て後世に伝えていきましょう」と説明板には書かれている。セリ科ミシマサイコ属の多年草である。小さな黄色の花弁が内側に曲がった5弁花の、多数の複散形花序をつけている。なんとも可愛らしい花である。(2208)
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