相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

熊本菊陽町に2月開業した「TSMC」の子会社「JASM」を視察~視撮!!

2024-04-03 16:15:58 | 工場
熊本市のほど近く「熊本空港」の北側に位置する人口4万3000余りの菊陽町は今、半導体バブルの真っ只中にある。キャベツ人参畑が広がる東京ドーム4.5個分=20万㎡超の敷地面積は「TSMC」の巨大な新工場(第一と第二工場)が着々と完成、進行中である。投資額は日本円で約1兆3千億円、半導体ファウンドリー世界最大手の「台湾積体電路製造」(TSMC)は熊本菊陽町に設立、建設を進めていたした子会社「Japan Advansed Semiconductor Manufacturing」(JASM)の第1工場は2月24日に開業させ開所式が行われた。「JASM」には「TSMC」のほか「ソニー半導体」、「デンソー」、「トヨタ自動車」が出資している。第2工場は今年末に建設を開始し、2027年末からの運営開始予定である。工場造成エリアは阿蘇山の山裾から緩やかに広がる平野で幹線道路の両側は田畑が広がる長閑な地域に昨年来、そんな景色に“異変”が起きている。町を通る国道の北側に位置する雑木林の中からあちこちに20~30数本もの建設用クレーンが天に触手を伸ばすかのようにそそり立ちなんとも異様な光景である。ここ菊陽町周辺の土地は次から次に買い漁られこの半導体バブルともいうべき現象で地価は急高騰中である。中には億万長者となった人も数名いるとか。また人口も増え「JASM」の従業員1000名超え(将来的には3700名)が働くという。また豊肥線は通勤ラッシュ、町の中心部にある無人駅にも関わらず「原水駅」は周辺で働く通勤客であふれ、首都圏の通勤ラッシュさながらの光景が見られた。また駅からはセミコン通勤バス=JASMまで出るようになった。朝夕の通勤ラッシュの時間帯、菊陽町の主要道路である国道443号や県道は軒並み車で埋め尽くされるほどの大渋滞だった。「JASM」以外にも「ディスコ」が昨年7月、開発拠点を開設、「東京エレクトロン九州」は菊陽のお隣合志市に開発用の新棟を建設中で今年秋の完成を予定する。地価が安い、物流の便がいい、地下水が豊富な熊本菊陽町に白羽の矢が立ったが果てして将来どのように進展していくのだろうか?(2403)
 
 
 
 
 
 
 
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国産先端半導体の「ラピダス」が北海道に新工場建設の続報!!

2024-01-18 09:43:34 | 工場
1980年代後半まで日本の半導体は世界シェア1位であつた。日本が半導体産業で世界の頂点に立てた大理由は半導体製造は空気洗浄度が一定以上になった「クリーンルーム」という品質低下を起こさないための設備と新技術の存在があったこと挙げらる。1980~90年代初頭まで日本の半導体は通信機器・コンピュータ部門が大口顧客であり、重要なマーケットが新技術がうまくかみ合ったことで日本は世界の頂点に立った。その日本が半導体産業で後れをとった理由の一つは「日米半導体協定」(日本市場における外国製半導体の比率を20%の購買義務が課さる)という不平等な協定を締結したこと、また半導体マーケットがそれまでの通信機器と大型コンピュータからパソコンに取って代わったことがあげられる。国内半導体メーカーであった日本電気、日立、東芝、富士通、松下、三菱に代わって韓国の「サムスン」、台湾の「TSMC」が熊本進出、中国の「SMIC」、「北方華創」の台頭が挙げられる。遅れを取った日本が今、日本の主要な企業8社が出資し先端半導体の国産化を目指す国産先端半導体の「Rapidus=ラピダス」が北海道千歳に新工場を建設するという。トヨタ自動車、NTT、ソニーグループなどが出資する「Rapidus=ラピダス」は、自動運転やAI=人工知能など次世代の産業に欠かせないとされる2㎚の先端半導体を4年後の2027年をめどに量産化することを目指すという。投資金額は5兆円である。こうした中、半導体の供給先として期待される自動車関連の工場が周辺に立地していることや、新千歳空港へのアクセスもよいことなどから新工場を千歳市の工業団地に建設することを決定した。ラピダス工場建設に向け鹿島建設が土地造成に着手。次世代半導体の国産化を目指すラピダス(本社・東京都千代田区)が工場や関連施設の建設を進める千歳市美々で造成工事が間もなく始まる。「ラピダス」の工場や関連施設の建設場所は千歳市美々758番7ほか9筆の土地、約128万4000㎡(約39万坪)。新千歳空港の東側に当たり国道36号線と千歳線を超えた場所にある。近くには「公立千歳科学技術大学」と「セイコーエプソン千歳事業所」がある。工場が稼働する千歳市周辺には国内外から研究者や技術者が続々と集結する見通しである間違いなく人口増期待、ラピダス効果で不動産業界が活況呈すると期待される。「Rapidus=(ラピダス)」という社名はラテン語で「速い」という意味。スピード感をもって次世代半導体の量産に突き進んでゆくという狙いが込められているようである。3年後どう変貌し進展しているか期待できる。(2401)
 
 
   
 
 
 
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熊本に世界的半導体メーカー「TSMC」(台湾)上陸!!

2023-06-01 11:00:00 | 工場
現在は回復傾向にあるが、一時半導体不足が騒がれ携帯電話、自動車メーカーが減産を余儀なくされたことは記憶に新しい。20数年前、日本は半導体王国であった。21世紀初頭はインターネットと携帯電話の普及期であったはずがITと通信の融合が進み、半導体メーカーにとっても大きな商機があったが国内の生産拠点の殆どが閉鎖され日本で半導体を大量に作ることは不可能となった。そこにインテル、サムスン、台湾が台頭。中でも台湾には世界が注目を集めている「台湾積体電路製造」(TSMC)という半導体企業がある。半導体産業の中核を担い、国際政治にも影響を与えるほど重要な存在となっている。その世界的半導体メーカー「台湾積体電路製造」(TSMC)が日本の九州熊本に上陸する。日本の工業エリアは東京や名古屋、大阪圏に集中しているが、九州への企業進出は1990年代から増加傾向にある。九州は中国や東南アジアに近く地価が安く、生産拠点や原材料・部品の調達先として外資系企業進出も増えている。そんな九州の中心に位置するのが「熊本」である。九州を南北に走る「九州縦貫自動車道」は福岡や鹿児島へ、そして八代港からは貨物船もありアクセスのよい事が挙げられ台湾にとって最適地である。「菊陽町」は阿蘇くまもと空港から約10分、九州自動車道熊本ICからも約10分の距離。福岡市へも車で100分程度。車で1時間ほどの八代港からは台湾に向けて国際コンテナ定期航路があり、八代港から台湾への輸出は3日で可能となっている。土地の取得コストも首都圏に比べ破格的に低い。国土交通省の2020年の都道府県地価調査では住宅地は東京の約13分の1、商業地は同約14分の1、工業地は同約20分の1という格安ぶりからこれまでに多くの企業が熊本県や菊陽町に進出してきた。九州は太陽光や地熱など再生可能エネルギーに恵まれてい上、何よりも「半導体生産」に純度の高い超純水が大量に必要不可欠の「水資源」=地下水が豊富な熊本に白羽の矢が決め手となっている。阿蘇山を望む熊本県の生活用水の8割は地下水である。今後の気候変動の影響を考えると水資源が豊富な地域に生産拠点を置くメリットは大きい。半導体生産においてTSMCは2019年には台湾の3つの科学工業団地で1日当たり合計15万6000トン、2020年には同19万3000トンの水を使用している。「台湾積体電路製造」(TSMC)と「ソニーグループ=デンソーも出資」の合弁会社「JASM」は先月28日、熊本県に建設する半導体工場について今年4月に着工し、2023年9月までに完成させる計画を明示した。「JASM」の熊本県菊陽町工場建設規模は東京ドーム約4個分の約21.3ha、建設額は約9800億円である。同工場は既に採用活動を開始し7割を新卒と中途採用、外部委託で計1700人体制を確保している。台湾から技術者と家族合わせ約600人を受け入れる。台湾のほかソニーも技術者を派遣する。そして今年12月には12~28ナノメートルのプロセス技術により自働車や産業分野向けロジック半導体を製造、月産能力は300ミリウエハー換算で5万5000枚を2024/12より出荷開始を予定している。政府は17日、台湾のTSMCとソニーグループへ総投資額は1兆円超(日本政府が最大4760億円補助)と巨額だ。またあの「アップル」ティム・クック最高経営責任CEOが昨年末、熊本菊陽町ソニーグループの半導体製造子会社が運営する工場を訪れた。数日前岸田首相はマイクロテクノロジー、サムスン、台湾の半導体メーカーの首脳と会談し1兆3千億円の支援を行うとした。また北海道千歳には「ラビダス」、広島には米国半導体大手の「マイクロン・テクノロジー」がDRAMの新工場を建設と今、日本は半導体工場建設ラッシュで日本経済の牽引となるか注目、期待される。(2305)
 
 
 
 
 
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懐かしき「レトロな自販機」の聖地へ再訪!!

2023-02-23 09:45:00 | 工場
相模原市南区下溝にタイヤ、ホイール専門店「中古タイヤ市場相模原店」はある。各店舗合わせるとタイヤは10000本以上、ホイールは1000セット以上、タイヤ、ホイールのセットは1200セット以上関東最大級の在庫量を誇るという。本業とは別に2017年から社長のレトロな自販機集めという趣味が拡大して今や95台以上が設置されて「レトロ自販機の聖地」として注目を集めている。口コミや、TVで取り上げられ、今年入っても先日「所ジョージ」さんの番組でも放映していた。中にはレトロな自販機見たさに訪れる人も数多く、今日もその効果もあって2、30人がお気に入りの自販機を物色中であった。開設動機は店頭でタイヤ交換作業を待つ客の為、自販機コーナーを設けたのが発端ということ。飲み物の他にうどん、そば、ラーメン、お菓子、フイルムなどの自販機が所狭しとずらっと並べられている。トップは「うどん」、「そば」で次に可愛い黄色の箱に入った「ハンバーグ」、アルミ箔に包まれて出てくる「トーストサンド」が人気のようである。自販機の中には「おみくじ」もあり天井や壁に無数願掛けされている。年代物の自販機のため食材や包装は周辺の業者へこの特注している。中には40年前の自販機もありメンテナンスと商品の仕込みが大変らしいが収益はいいようである。(2302)
 
 
 
 
 
 
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懐かしきレトロな自販機がズラリと大集合!!

2022-07-26 07:17:54 | 工場
相模原市南区下溝にタイヤ、ホイール専門店「中古タイヤ市場相模原店」はある。各店舗合わせるとタイヤは10000本以上、ホイールは1000セット以上、タイヤ、ホイールのセットは1200セット以上関東最大級の在庫量を誇るという。本業とは別に2017年から社長のレトロな自販機集めという趣味が拡大して今や95台以上が設置されて「レトロ自販機の聖地」として注目を集めている。口コミや、今年に入ってから数回テレビで紹介されメディアの効果もあって益々知名度が上がっている。開設のきっかけは店先でタイヤ交換作業を待つお客さんのために自販機コーナーを設けたのが始まりのようである。飲み物ばかりではなくうどん、そば、ラーメン、お菓子などの自販機が所狭しとずらっと並べられている。トップは「うどん」、「そば」で次に可愛い黄色の箱に入った「ハンバーグ」、アルミ箔に包まれて出てくる「トーストサンド」が人気のようである。食材や包装は、周辺の業者を頼ってこの自販機のために新しく特注したもので、中には40年前の自販機もありメンテナンスと商品の仕込みが大変なようだが収益はばっちりのようである。中にはレトロな自販機見たさに訪れる人も多いとか?(2207)
 
 
 
 
 
 
 
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