相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

今年のアジサイ巡撮~プレイバック!!

2020-06-30 16:04:18 | アジサイ
6月も今日が最後の日となった。今、世界中を震撼させているコロナ旋風(ウイルスの感染拡大)、外出自粛を強いられるという難しい状況の中、5月の後半から6月の約一ヶ月間にわたる「アジサイ巡撮の旅」を敢行した。その軌跡を辿る「プレイバック」&「ダイジェスト」である。梅雨期の代表花と言えば花色と花姿の多さと美しさの筆頭&一番手は何と言っても「アジサイ」=あじさい/紫陽花=である。アジサイは日本原産の花で「ヒメアジサイ」、「ホンアジサイ」、「西洋アジサイ」(逆輸入)、ヤマアジサイ、ガクアジサイ、カシワバアジサイ、アナベルとその種類は今では世界中に200種類もある。「アジサイ」はその花姿、花色から「四葩」、「四片」、「八仙花」、「七変化」と呼ばれている。シトシトと雨の降る中にしっとりと咲く「アジサイ」は他の花とは異なったつくり(構成)をしている。5月末から6月にかけて開花し白、青、ピンク、紫色の萼が大きく発達した装飾花となる。がくは花びらの外側にあり、つぼみの時に花を守っている部分。アジサイとして見ている人も多く本当の花はガクの中心部にありしっかり雄しべもある。虫を呼び込み受粉ための一種のカモフラージュのようである。咲き方と花姿は大別して「額咲き」、「手まり咲」きとなる。一萼片一萼片、一花一花のジュエリーのような美しさは勿論、それぞれ競い合いながらも集合美作りの役を演じている。そんなアジサイに魅せられて、今年のアジサイ歩撮・巡撮の旅も数日前の鎌倉をもって幕を閉じた。まずスタート何といってもお膝元の相模原のアジサイ名所「相模原麻溝公園」、「相模原公園」である。次に相模原最大の「相模原北公園」、続いて「さがみの仲良し小道」、「ラポール千寿閣」、「大野中央公園」、「モナの丘」、淵野辺の「龍像寺」、お隣の座間市では「芹沢公園」、「立野台公園」、「相模が丘仲良し小道」へ。町田では「薬師池公園」、「忠生公園」、大和へ足を延ばして「徳善寺」、「瀬谷本郷公園」、「引地台公園」、閉園となってしまった「あじさいの里=白鳳庵」、川崎では「長尾宮前公園」、「生田緑地」、「妙楽寺」、「浄慶寺」、「妙光寺」、足柄郡開成の田園に広がる「開成あじさいの里」、最後の締めくくりは鎌倉の「極楽寺」、「成就院」、「御霊神社」、「長谷寺」、「光則寺」、「英勝寺」、「収玄寺」、「江ノ電沿線」と30ヶ所近くを巡り訪問レコードとなった。(2006)
アジサイの花のつくり
 

長谷寺

江ノ電

極楽寺

相模原北公園

相模原麻溝公園

開成あじさいの里

瀬谷本郷公園

妙楽寺

浄慶寺

薬師池公園

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鶴岡八幡宮の参道「段葛」を歩撮!!

2020-06-30 11:52:08 | 神社
古都鎌倉の顔、シンボル的存在は何といっても「鶴岡八幡宮」である。流権現造の朱塗りの「本宮」(上宮)も荘厳で美しいが、当宮の境内の第三の鳥居まで通じる日本に唯一残されている遺構「段葛」といわれる参道で他社とは異なった特色と美しさを有している。当八幡宮の参道「若宮大路」は養和2年(1182)、源頼朝が妻「政子」の安産祈願のために造営させたと伝えられている。鶴岡八幡宮の社前の道は曲がりくねっていたため道を直線として由比ヶ浜まで通じさせた。遠近法を取り入れ葛石を積み上げて造られたこの「段葛」(参道)は若宮大路の中で「二の鳥居」から鶴岡八幡宮までの車道より一段高い(中央に幅9m、高さ45㎝)の歩道となっている。歴史ある段葛の石積みのひび割れ、立ち枯れ始めた桜の植え替えのため2014~2016整備工事を行って新しくなった。ここは春には桜回廊となり美しい参道と化し幻想的な空間となる。又ここ「段葛」と若宮大路の両サイドに建ち並ぶ新旧の建物やお店が見事に融合&調和し風情を光景を創り出している。(2006)
 
 
 
 
 


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「鶴岡八幡宮」の源氏池の主「亀」と「鯉」のおねだり瞬撮!!

2020-06-30 11:32:18 | 沈殿池・貯水池
鎌倉市雪の下に古都鎌倉の象徴として「鶴岡八幡宮」は鎮座している。大鳥居、太鼓橋を渡った参道を挟んで両側に「源平池」がある。右側が8000㎡と大きな「源氏池」、左側が「平家池」(4000㎡)である。蓮田としても有名な源平池で、今、数輪ほど咲き始めている。源氏池には「カモ」や「マガモ」、ヒドリガモ、オナガガモ、ユリカモメ、コサギ、「アオサギ」、カワウなど多くの鳥達がやってくる。池には鳥だけではなく一体何匹いるのか分からないが「鯉」「亀」も住みついている。休暇所で待機していると一人の男性が持って来た餌を亀に上げ始めた。すぐに察知したようで甲羅から顔、頭を出し口を目一杯広げて頂戴々のおねだりポーズである。池から上がって来て男性が餌を乗せたスプーンを口元まで差し出すと大きく口を開けて美味しそうに食べている。餌を察知した「鯉」も数匹「亀」を押し除け近づいてくる。争奪戦が始まった。凄まじい生存競争のひとコマであった。(2006)
 
 
 
 
 


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鎌倉24地蔵の一つ「極楽寺地蔵」といわれている「導地蔵」へ!!

2020-06-30 09:47:46 | 寺院
鎌倉市極楽寺に鎌倉24地蔵の一つで「極楽寺地蔵」といわれる子育てに霊験あらたかな御地蔵様を祀る堂「導地蔵」はある。創建は文永4年(1267)。極楽寺の僧「忍性」が運慶作の地蔵を安置したのが始まりである。兵火により当初の地蔵は焼失現在の地蔵像は室町時代の作といわれています。江ノ電「極楽寺駅」より極楽寺に向かう跨線橋を渡った右側に一見民家風の赤い屋根した「導地蔵」はある。縁側がありそこに座って寛ぐ参拝者もいる。約760年前の正元元年(1259)創建の「極楽寺」は「忍性」が開基、「執権北条重時」が開山。中世には子院49ヶ院を有する鎌倉有数の大寺院でで隆盛を極め、背後の山を含め「導地蔵」あたり一帯は境内に含まれていた。(1906)
 
 
 
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梅雨期の代表花「あじさい」と「寺院」の関係性考察!!

2020-06-29 17:54:43 | アジサイ
今年も数ヶ所「アジサイ寺」と言われている寺院巡りに赴いた。訪れるたびに境内、参道を美しく彩るアジサイが何故寺院に多いのだろうか、どういう関係があるのだろうか?と言う興味が湧いてきた。調べを進めていくと「アジサイ」は古来より「厄除けの花」「霊力を秘めている花」と言われていることが分かった。またアジサイは七色に変化する特性・特徴があることから「七難即滅」とか「七福即生」の花とされ「お寺」に適した花木として重宝がられ多く植えられらる様になった。「アジサイ」の咲く梅雨の頃は気温の変化が激しい時期のため、医療の発達していない時代には多くの病人や病死者が出た。そのために寺によっては死人に手向ける花とも呼ばれている。過去に流行病等があった地区の寺に多く植えられていた。医学の発展で流行病による死者が減った後もアジサイが挿し木などで容易に栽培できること、書画等でその美しさが目を引くことになり日本全国の多くの寺で植えられるようになった。梅雨時の古寺に彩りを添えるため、観光の目玉、名所にもなる寺院も多くなった。もう一つ意外な関係性としては「甘茶」との関係である。「アマチャ」は「ガクアジサイ」と酷似しておりアジサイの変種である。この葉を発酵させてお茶にする。お釈迦様誕生時、産湯に「甘茶」を注いだという伝えから今でも花祭りには仏像に甘茶をかける習わしがあるのはその為である。最後に寺院の立地関係が深い。古来より寺院は修行・修練の場であり、神聖な山に必然的に建てられる様になった背景がある。山や丘は地形上斜面が多く直射日光が当たり過ぎない、しかも水捌けもよく、アジサイが成長、生育に適合した条件を満たした格好の場所である。更に更にアジサイは成長が早く、地中にしっかりと根を張り巡らせるため、崩れやすい斜面などに植えることで土砂崩れなどを防ぐ「土どめ」の役目も果たしている。以上の説や伝えに倣い、参考にしてアジサイが多く植えられらるようになったと結論付けてもいいかもしれない。現在「あじさい寺」として有名なお寺が各地にある。最も本数が多く規模が大きな寺院は愛知県の「補陀寺」で60000本、同じ愛知県深溝に松平家の菩提寺で「三河のあじさい寺」としても知られる「本光寺」には10000本が植栽されているという。また兵庫県には「あじさい神社」と呼ばれている「相生若狭天満神社」が有名で4000本が植栽されている。また関東で「あじさい寺」が多いのは鎌倉、「円覚寺」を始めとする「鎌倉五山」、そして何といっても鎌倉一ともいわれる「名月院」、そして「長谷寺」、極楽寺、成就院である。また川崎では長尾の「妙楽寺」、柿生の「浄慶寺」も肩を並べるくらい美しく人気があるお寺である。梅雨期の風物詩といえば美しく彩るアジサイは今や寺院や神社に限らず公園とか庭園や遊園地、田園や鉄道沿線、道路の街路樹としても多く植栽されている。雨が続いてジメジメとした鬱とおしい日が続くと気分も憂鬱になりがちだがそんな中で美しい色合いのアジサイの花が雨で濡れている姿は一服の清涼剤として、心を癒してくれる存在であり、幸運を招き、魔を退ける力があるようである。(2006)
~明月院

~長谷寺

~成就院

~妙楽寺

~浄慶寺

~極楽寺
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