相模原市南区新戸に功雲寺の末寺、曹洞宗寺院「萬年山長松禅寺」は鎮座している。元は臨済宗建長寺宝珠庵の末寺であったが改宗。足利氏満が開基となり室町時代に創建、慶安2年(1649)には幕府より寺領10石の朱印地を拝領している。本尊は薬師如来である。当寺には市の重要文化財の足利氏満が書いた「寄進状」が保存されている。「おびんずるさん」と「六地蔵」が祀られている「山門」より入山すると慶大正面に宝方造り屋根を持つ「本堂」、左手にある「鐘楼」の一角にはいろんな表情の「羅漢像」が幾体も置かれている。当寺は江戸時代に「寺子屋」を開くなど当地区の教育の場であった。(2410)
相模原市南区新戸に建長寺末寺で曹洞宗寺院「萬年山長松禅寺」は鎮座している。足利氏満が開基となり室町時代に創建された寺院である。「鐘楼」の前に日本のあちこちで見かける「クチナシ」が実をつけ始めている。日本、東アジア原産の常緑低木である。5月から6月にかけて目を惹く白い花を咲かせる。秋になるとオレンジ色の実を付けることから、観賞用として庭木などに植えられることが多い。この実は使用方法は広範囲で色付け、染料、自然な黄色の食品着色料、おしろいや薬としてに使われる。もう一つ庫裏の前には「ザクロ」」の木があり今たくさんの独特の形状の実をつけている。ミソハギ科ザクロ属落葉高木。花期は5月~7月、収獲期は今頃の10月~11月である。ザクロの実は直径10cm前後の球体形で黄色味の強いオレンジ色をしている。秋が深まり頃、十分に熟すと厚みのあるオレンジ色の果皮がひび割れるように裂け始め独特の形となる。中にはぎっしりとボルドーカラーの宝石みたいな小さな実が詰まっており食用、ジュースやジャムにすることができる。(2410)
相模原市新戸の霊峰「雨降山」(大山)を望む緑豊かな地に建長寺の末寺、曹洞宗寺院「本鏡山常福寺」は鎮座している。創建は約700年前。本尊は釈迦如来。当寺は境内に入る石段の前に聳える樹齢400年の「しばの木」をメインとして冬は梅、春は桜、秋は「ハギ」に紅葉と四季毎に境内は美しく彩られる。当寺は禅寺として江戸時代には「寺子屋」を開き、当地の学問の中核をなしていた。山門を抜けると正面に入り母屋造りの「本堂」、右に庫裏がある。「山門」前には美しい「竹林」があるた。「しばの木」がある裏門に「ピンクノウゼンカズラ」(ピンク凌霄花)が名の通りピンクの可憐な花姿を数十輪披露中である。この花は生長が早く、手入れも簡単なつる植物で、壁やフェンスに這わせて育てる花である。アフリカ東部地域原産のポドラネア属ノウゼンカアメリカ、ヨーロッパ-、アジアなどで栽培されている。目を引く明るいピンクノこの花は熱帯の庭に最適で、地面を這うような地被植物として、あるいはトレリス、フェンス、ヘッジを飾るように絡ませて使用される。(2410)
相模原市南区磯部の鎮座する永平寺と總持寺を本山とし龍鳳寺末の曹洞宗寺院「金沢山勝源寺」の山門横に造られた畑地の一画で黄色の大きなラッパ状の花がぶら下がるように開花する熱帯花木の「エンジェルストランペット」が植栽されてる。品種によっては夜間、花から香りを放つ。熱帯植物だが寒さに強く、地上部が枯れても地下部から芽が出てまた開花する丈夫庭植えに適した植物である。大株になると一度に50~100輪ほどのたくさんの花を咲かせる。しかし強い毒があるので要注意の花である。(2410)
相模原市南区磯部の「中村家住宅」、新磯の「ざる菊園」近くに永平寺と總持寺を本山とし龍鳳寺末の曹洞宗寺院「金沢山勝源寺」は鎮座している。開山は笑山充誾大和尚(寛永5年卒)、開基は伊右衛門(寛永10年卒)である。本尊は千手観世音菩薩。堂内諸仏には六面庚申の「青面金剛尊」、不動尊、毘沙門天、達磨大師が安置、境内地に聖観世音菩薩を祀っている。「山門」前に六地蔵、正面に赤い銅板屋根の「本堂」、右に「鐘楼」、本堂左奥に石碑と石像、墓碑が建てられている。明治から大正時代養蚕守護を願う参拝者で賑わったという。また当寺は「青面金剛尊霊場」の札所である。訪れた日は境内の作庭された花壇では「エンジェルトランペット」が黄色の花姿を披露し始めていた。(2410)