府中市白糸台に浄土宗寺院「八幡山本願寺」は鎮座している。藤原秀衡の守本尊と伝えられる薬師如来が本尊である。当寺は頼朝の奥州征伐の折彼地よりもたらされた藤原秀衡の守本尊と伝えられる薬師如来を当地に祀ったことが始まりである。開山は教誉良懐。その後、総州の人大久保彦四良兵火に焼かれたお堂を再建、永正13年(1516)鎌倉「光明寺」の教譽良懐上人を中興開山に迎えて中興開山、天正2年(1574)宮崎久兵衛尉泰重(法名廣得院殿長譽月山道鑑居士、慶長4年1599年没)が造営、江戸時代には幕府より寺領11石4斗の御朱印状を拝領している。本尊は阿弥陀三尊木像。「山門」より入山すると正面に入り母屋づくりの「本堂」(七間四方)、右に庫裏がある。境内左には「薬師堂」、境外には当寺の守護神である「八幡神社」がある。(2504)






