相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

柿生のあじさい寺「麻生山浄慶寺」2015

2015-05-31 10:37:21 | 寺院
川崎市麻生区に「柿生のあじさい寺」として知られている浄土宗の寺院「麻生山浄慶寺」(院号は寿光院)はある。小石川の傳通院と関係が深いようで三尼僧が住職を務めたり、傳通院の狛犬が移設されている。元和元年(1615)開山、元和7年(1621)に創建(蓮門精舎旧詞による)、本尊は阿弥陀如来である。柿生駅より歩くこと15分左折すると「山門」前の緩やかな参道には紫、白、赤色の数本のあじさいがすでに開花し始めている。門を潜り境内へ入ると「本堂」背後にある5300㎡の小高い山には昭和42年頃に植えられてガクアジサイ・ヤマアジサイ・西洋アジサイなど3000本が少しずつ咲き始めていた。しかしまだ2~3分咲きだが、まもなく境内が裏山斜面がだ色とりどりのあじさいに埋め尽くされるであろう。当寺はアジサイだけでなく、梅・桜・水仙・花菖蒲・萩・曼珠沙華など季節を彩る草木花も多く「神奈川の花の名所100選」に選ばれている。また境内前には多くの「羅漢像」と遠州秋葉神社の火伏の神を勧請した「秋葉神社」がある。(1505)


















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七色の変化の美しさを魅せる「麻溝公園のアジサイ!!2015」

2015-05-30 15:56:55 | アジサイ
5月から6月にかけて見ごろを迎え梅雨の時期を美しく演出する花、風物詩と言えば「アジサイ」(あじさい、紫陽花)である。ここ麻溝公園には管理事務所脇を進んだ「アジサイ小径ゾーン」、「フィールドアスレチックゾーン」、「樹林広場」、「花の谷ゾーン」、「芝生広場ゾーン」に170種、6000のアジサイが植栽されている。来月初旬開催予定の「アジサイフェア'15」の主役たちも一週間前より花びらも少しずつ大きくなり、一花一花が日ごとに色を濃くし、アジサイ特有の花色を変える「七色の変化」という現象を魅せて始めている。アジサイは藍色の花が集まるという意味「あづさあい(集真藍)」に由来し、別称「七変化」・「八仙花」または「四葩(よひら)」という。花色の変化は土の酸度がひとつの要因で、アルカル性で赤っぽく、酸性で青っぽくなるというなんともデリーケートな特性をもっている。人はその性質を巧みに活かし日本の四季を鮮やかに彩らせている。満開となったアジサイの集合美が完成するまでの約一ヶ月間、咲き始めは薄黄緑色、花(ガク)が大きくなるにしたがって緑色は薄くなり、徐々に赤色や青色に色づき始めやっと花となる「生育過程」を経てのことである。アジサイのひとつひとつの花の形状、色変わりしていく表情を見ていると不思議なほど美しい花である。(1505)


















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鎌倉扇ガ谷に花と水の寺「扇谷山海蔵寺」 

2015-05-29 08:30:00 | 寺院
鎌倉市扇ガ谷に緑深い谷戸に佇む花と水の寺院「扇谷山海蔵寺」(臨済宗)はある。建長5年(1253)建立した七堂伽藍の大寺が焼失し、応永元年(1394)足利氏満の命により再建さる。本尊は薬師如来像。当寺には「那須の殺生石」、「啼薬師伝説」、「底脱の井」、「十六の井」(鎌倉時代の遺跡)など多くの言い伝えがある。「山門」を潜ると多くの樹木や花に埋もれるように右手に「鐘楼」、左手に「仏殿」(薬師堂)、正面に「本堂」などの伽藍が建ち並んでいる。本堂と「庫裏」の裏には中央に緑が映りこむ自然湧水の「心字池」が配された禅宗風の庭園がある。古寺の由緒・歴史と向き合う静寂な時間を刻むことになった。(1505)




















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横浜市最古の寺院「瑞應山弘明寺」

2015-05-28 08:22:54 | 寺院
横浜市南区に市内最古の真言宗の寺院「瑞應山弘明寺」(蓮華院)はある。寺名は町名、駅名にもなっている鎌倉時代の由緒ある寺である。創建(伝)は天平9年(737) 、本尊は国の重要文化財の「十一面観世音菩薩」(弘明寺観音)である。開基は行基。弘明寺駅から坂下の仁王門(江戸時代作)を潜り左側の「身代地蔵菩薩」見ながら石段(参道)を登り切った正面に重厚な造りの「本堂」(寛徳元年=1044建立)、左手に「聖天堂」と「太子堂」、右手に「鐘楼堂」、「四脚門」(楓関門)が建ち並ぶ。また「七つ石」という霊石が信仰を集めている。当寺は「坂東三十三箇所観音霊場」の「第14番札所」でもあり、そのご詠歌は「ありがたや ちかひの海を かたむけて そそぐめぐみに さむるほのやみ」。やや高台の境内から眼下に見下ろせる弘明寺の商店街&町並みには門前町としての風情が残っている。(1505)


















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ドイツの旅 ドナウ河河畔の古都「レーゲンスブルク」その2

2015-05-27 08:17:21 | ドイツ
不思議な魅力を持つ、石造りの都市。2000年の歴史があり、中世の面影を残す「レーゲンスブルク」のシンボルと言えば高さ105mの2本の尖塔を持つバイエルン州の代表的なゴシック教会「レーゲンスブルク大聖堂」(聖ペテロ大聖堂)である。この教会の着工は1275年、尖塔以外が完成したのは1634年、尖塔の完成は実に1869年で、おおよそ600年という気が遠くなるような歳月を掛けている。さほど大きくはないが、双尖塔の105mの高さはケルン大聖堂が出来る前の8年間は教会の塔としてドイツでは最も高いものであった。大聖堂の内部は素晴らしい雰囲気で、バロック風の祭壇や装飾は少なく、純粋にゴシック的雰囲気に浸ることが出来る。回廊に隣接する形で2つの礼拝堂がある。中でも両側を飾っている「ステンドグラス」は美しく必見に値する。内装には多くの趣深い品々が残っており、特に内陣の窓は14世紀のものである。(1504)




















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