相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。夏から秋へ季節の変換展の中さすがに花数は少ないがそれでもジュウガツザクラ、スイフヨウ、アメジストセージ、アメリカノウゼンカズラ、サルスベリなどが咲いている中で、森の木展望台近くの一画に造られている花壇ではロードシリーズと言う「キバナコスモス」が3色の花塊を披露中である。キバナコスモス(黄花コスモス)はメキシコ原産はキク科コスモス属の一年草である。日本には大正時代の初めに輸入された。黄色系しかなかったキバナコスモスだが赤花の品種もできるようになった。その後はディアボロなど次々と品種が生まれ、彩りも豊かになり、夏秋花壇の植え込みには欠かせない花となっている。(2209)
相模原市南区麻溝台に山梨県「身延山久遠寺」を本山とする日蓮宗寺院「源悟山顕正寺」は鎮座する。岐阜にて宮大工をしていた「源吾上人」が墨壺の墨が目に入り両眼が見えなくなり病気平癒を祈った際、観音様のお告げを受け山梨県身延山の「日朝堂」にて修行の結果治癒され、「東の方へ千箇寺参りをせよ」のお告げにより現在の下溝の地にて信者を得て開山した。明治30年(1897)開山で百余年の歴史を有する。本尊は久遠實成本師釈迦牟尼佛。黄色の高麗門の形をした「山門」を抜けると右手に鐘楼、正面に入母屋造りの「本堂」、本堂左前には「敬信殿」、右に「庫裏」がある。堂内に「鬼子母神」、境内に「金龍弁財天」がある。開祖・日蓮上人の命日が大陰暦の10月13日、太陽暦の11月18日には「御会式」が行われ、地元はお祭り気分となる。(2209)