木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

続・足利学校 見物す

2013年05月09日 | 日日録
庫裡の入り口の前に人だかりがあります。



何かと思って覗いてみると・・・
壷状の器が吊るしてあり、脇にある手酌で水が汲めるようになっています。
宥座之器(ゆうざのき)と言い、これを用いて「中庸の教え」を説いたそうです。

はじめに水の入っていない壷状の器が吊るされており、かなり傾いています。
それに水を汲み入れていくと、徐々に器が立ってきます。
器の半分くらいまで水が入ると、器が真っ直ぐに立ちます。
調子づいてさらに水を汲み入れていくと、あと少しで水が一杯になると思った瞬間に
器がひっくり返り、水が全てこぼれてしまいます。
写真は、丁度溢れたところです。



孔子は、「満ちて覆らないものはない。」と弟子達に教えました。
感心のあまり700円を投じて「足利学校 書き下し論語」という冊子を買ってしまいました。



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