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今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

海と月の迷路

2014年08月08日 | 「本」のひきだし

ブクログより


語の舞台は、長崎県にある島、その形状から軍艦島と呼ばれ1974年に閉山になるまで、炭鉱の島として稼働していた。そんな栄華を極めた時代の話。

島に入るものは厳重にチェックされ、よそ者はほとんどいない。いわば密室状態、そんな中で一人の少女の溺死死体が発見される。

事件性は無い、と片づけられるが新任の若い警察官は、その死因に疑問を抱き、独自に真相を解明しようとするが、その特異な島のしきたりや、考え方にはばまれ、孤立してしまい捜査は難航する・・・



この小説は、毎日新聞に連載されていました。大沢さんのファンの私としては、読みたいけど連ドラのじれったさを味わうのが嫌で本になるのをじっと待っていたわけですが、いや~他の人は朝からこんな重い話を読んでいたんでしょうかねぇ。一日の始まりにあまりにふさわしくない話だ~ というのが一番の感想です。

それから新任の若い警察官ですが、先走りしすぎ、考えの浅さその言動が新人警察官を表そうとする作者の意図的なものであるなら、それは成功と言えるけれど、それはあかんやろ・・・読みながら何度思ったことか。
今までの大沢さんの作風を思って読むと、少し肩透かしを食らうような作品でした。



海と月の迷路 / 大沢在昌
★★★☆☆

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白山のお花たち。

2014年08月04日 | 「山」のひきだし
相変わらず、花の名前は聞いてもしりから忘れてしまう私ですが、白山のお花の多さはすごいです。到底覚えきれません。
でもこの小さなお花たちが、道中のつらさをずいぶんいやしてくれました。


歩き出してすぐ香しいにおいがしました。ウバユリ



もう秋みたい。タマガワホトトギス



センジュガンピ 初めて見た。



花が終わった後の実。


花もあった!


ゴゼンタチバナ





・・・カラマツソウ。よく見るとかわいい花で結構好き。



ニッコウキスゲ


ハクサンフウロ













ナナカマドの花




チングルマ。高山に来た!て気がします。新田次郎の小説によく出てきてましたねぇ。





イワギキョウ




お花の競演


ハクサンコザクラの群生






つぼみもいっぱい


観光新道で、しんどかったけど唯一撮りました。マツムシソウ  もう秋ですねぇ。

本当にすごい花でした。7月の半ばに行った人はまだ雪が溶けたばかりでお花には早かったらしいです。ちょっとしたタイミングで早かったり、遅かったり、こればかりは仕方ありませんが、私たちはちょうどいいときに行けたんじゃないでしょうか。
話には聞いていましたが、話以上のすばらしさ・・・
体調を整えて、再チェレンジしたいです。
弥陀ヶ原のナナカマドの紅葉も心惹かれます~~


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何とか・・・初白山。

2014年08月02日 | 「山」のひきだし
こう暑くなっては低山はちょっとつらい・・・というので少し高い山に行ってきました。
日本三霊山のひとつ、花の百名山、白山です。

2年前?釈迦新道に花を見に行ったとき、白山にも行かないで釈迦新道とは・・・とあきれられたものでした。やっと、やっとです!

前夜、11時30ごろ市ノ瀬に到着し車中泊です。翌朝は別当出合に5時集合なので、早く寝ないと。
翌朝は4時ぐらいから、周りから支度をする音がして目が覚めました。う~~眠い。


さあ、出発。吊り橋を渡って砂防新道を登りに使います。

樹林帯を歩いていると、なんだかいいにおい、ウバユリが咲いていました。
早朝で、体が目覚めていないのかすごく足が重いです。暑くはありませんが汗が出ます。


中飯場に到着。小休止です。

いろんな花を見つけ、写真タイムで休憩しつつ歩いていくと樹林帯を抜け、右側の視界が開けてきました。


大きな滝。写真で見るとスケール感に欠けますが、かなりの高低差。


別当覗き


別山、あたり


甚之助避難小屋。適度に休憩所があってうれしい。


小屋から。


延命水。冷たくておいしい! いかにも霊験あらたかです。欲張って2杯飲んでる人もいましたよ。


続々と登ってきます。


黒ぼこ岩。


先行者はもう登って、呼んでいる。


黒ぼこ岩の前は分岐になっています。帰りはここから観光新道へ降ります。


弥陀ヶ原の木道。あ~こんな道ばっかりだったらいいのになぁ。


木道の両脇にはナナカマドの木がいっぱい。秋は真っ赤になるのかな。


室堂が見えてきた。

室堂ではびっくりするほどのたくさんの人たちが、思い思いに寛いでいます。思ったより涼しくない、暑いです。


社は大がかりな工事中でした。

今日は昼から雷雨、という予報でとりあえず御前峰(山頂)を目指します。
は~ まだ終わりではなかったぁ。30分、では辿り着けないでしょうね。


室堂が小さくなっていく。





やっと到着。まずはお社にお参りして、普段は引かないおみくじを引きました。
「吉」とでました。まずまずです。

頂上は残念ながらガスで遠くの山々は見えません。休憩してお昼にします。なんだか食欲がありませんが、「山では無理してでも食べないとダメ!」といつも言われているので、おにぎりや、トマトやフルーツなど結構食べました。


頂上より


剣ヶ峰



なんだか目出度いレリーフ。


お池めぐりをして帰ります。


雪渓の下は溶けている。





室堂に戻るとかすかに頭が痛い。偏頭痛なのか高山病なのかわかりませんが、とりあえず偏頭痛の薬を飲んで下山しました。が歩くほどにひどくなってきました。
胸もムカムカしてきました(怒っているわけではなく・・・)どうも高山病らしいです。

皆さん気を遣ってくださり、お花の撮影タイムを頻繁に、また長くとってくださり、その間 腰を下ろしたりして休み休み降りました。

本日の行程は乱丸さんによりますと、距離16km・時間12時間45分(休憩、食事含む)だそうです。
よく頑張りました。心残りは観光新道のすばらしいお花畑が堪能できなかったことです(あのあたりが一番しんどかった)ぜひぜひ出直したいと思います。



 
平成26年7月30日(水)おおむね晴れ
白山(御前峰)2702m

別当出合(5:20)~砂防新道~室堂~御前峰~お池巡り~室堂~観光新道~別当出合(18:00頃)


お花は改めまして、後ほど。

コメント (4)
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