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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

あややに涙~THANK YOU! DEAR MY FRIEND~

2009-09-06 19:30:24 | ハロプロ(ソロ)

 松浦亜弥さんの「しばらく見納め」となるツアーが昨日から始まりました。自分は来月参戦なので、とりあえずネタバレOKでネットでセットリストの確認。コンサートへの評判を見てみました。
 「参戦」という言葉を使いましたが、今の松浦さんのコンサートに、その言葉が相応しいのか疑問を感じながら使ってしまいました。今の松浦コンは戦場ではないです(苦笑)。歌を楽しみ、歌を聴きに行く場所です。

 今回のツアーが終了したら、しばらく(2。3年)ツアーはやらないという松浦さん。昨日の公演のMCで、その事について改めて説明があったそうで、「音楽制作を学ぶための時間」のためにツアーは行わず、しばらくの間は現場活動は単発のライブやイベントのみとなるようです。
 残念。その一言です。「歌手・松浦亜弥」を長い目で見た場合、制作を学び、セルフプロデュースが出来るようになっていく事は、とても良い事だと思います。自分の表現したい世界を自分の手によって作り上げる。本当に伝えたい事を出来るだけ加工せずファンに届けるようなイメージ。

 例えば、デジカメで撮った写真というものはカメラ内部で処理が行われ、その処理されたものが画像として出来上がってきます。当然、各メーカーの画像に対する考え方によって処理の仕方も異なり、「再現重視」、「彩度重視」、「解像度重視」など、違いが出て来ます。見たままの自然な画を提示するのが良いか、色をいじってでも綺麗に仕上げる画がいいか、様々なアプローチがあります。
 音楽に関しても色々な解釈が出て来るのは当然。その中で、「自分が作詞・作曲をして、それを表現したい」という欲求と、「人が作り上げた世界を自分の色で表現したい」という探求というものは、まるで違う方向性な訳です。
 ところが、現在のJ-POP界隈におけるリスナーの意識というものが、「自作してこそアーティスト」という考え方が一般的になっています。自分で作詞・作曲をしないから下に見られるというほどではないにしても、自作していると上に見られるのは確か。そんなリスナー心理を巧く利用して、アイドルと紙一重な歌手を「アーティスト」として世に送り出してきたのがエイベックスなのですが、まあ本題から外れるので、その話は置いておきます。

 エンターテイメントの本場と言われるアメリカに於いても、一流と言われる歌手みんなが自作しているわけではなく、自分で曲を書かなくても上手い歌手は大勢います。それを踏まえて考えると、「何故、自作にこだわろうとしているのか?」という事への考え方を是非とも松浦さんから聞いてみたいです。ツアーを数年止めてでもやりたいという意思の強さは、大きな理由があるに違いなく、その辺を知りたい。「自作をしていないと世間から認められない」という脱アイドル的理由ではないと信じます。

 ここから少しネタバレ入ります。

想いあふれて

 以前にも紹介した事がある動画ですが、改めて貼ります。

 昨日のツアー初日。アンコールで、1stアルバムから「笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~」を歌った松浦さん。ラストは、最新アルバムのタイトル曲であり、ツアータイトルにもなっている「想いあふれて」を歌ったそうなのですが、途中(2コーラス目)から涙で歌がつまったそうです。
 「あややがステージで涙を流す」
 ファーストライブから観ていますが、今までに見た事のない姿です。やはり、彼女なりに色んな想いがあるのでしょう。簡単な決心ではなかったのでしょう。詮索はしません。

 この曲の歌詞に、こんなフレーズがあります。
 「どうか忘れないでほしい あんなに愛していた事」
 表現者にとって一番怖い事は批判を受ける事ではなく、忘れられてしまう事。「想いあふれて」の歌詞が胸に滲みる秋の夜です。私は忘れないから、いつの日か、またツアーが行われる日を静かに待っていたいと思います。

 ツアー日程 (時間の左が開場時間、右が開演時間)
 松浦亜弥2009秋ツアー ~想いあふれて~
09/05(土)八王子市民会館 東京 18:00 19:00
09/06(日)八王子市民会館 東京 13:00/14:00・16:30/17:30
09/12(土)NHK大阪ホール 大阪 14:30/15:30・18:00/19:00
09/20(日)愛知県勤労会館 愛知 14:30/15:30・18:00/19:00
09/22(火)ハーモニーホール座間 神奈川 14:30/15:30・18:00/19:00
10/03(土)中野サンプラザ 東京 18:00/19:00 
10/04(日)中野サンプラザ 東京 13:00/14:00・17:00/18:00
10/10(土)Zepp Sapporo 北海道 14:30/15:30・18:00/19:00


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2 コメント

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記憶 (Jasmine029)
2009-09-06 23:48:24
こんばんは。
確かに本当のアーティストのコンサートなら参戦という言葉はおかしいのかもしれませんね。自分は元々、周りが使い出してから使うようになってしまいましたが 参戦ということばどのようにして出来上がったのでしょうか。
音楽を自作する ということは本人ではないから分かりませんが、きっと新たな目標にチャレンジしたいでしょうね。

歌でずっと人の心に記憶を描くということは難しいとしても 松浦さんには今までのように、、今よりも素敵な歌で魅了してもらいたいですね。
返信する
あやや (管理人)
2009-09-09 23:31:09
>Jasmine029さん コメントありがとうございます。

参戦。戦うですからね。物騒ですよね(苦笑)。元はプロレス用語でしょうかね。コンサート現場は戦場。そういう心意気という事ですね。
あややコンは戦場というには似合わずホノボノしています。そして、聴かせる時は聴かせる切り替えの速さ。これからもそんな幅広い松浦亜弥さんでいてほしいです。
返信する

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