アンジュルム『愛すべきべき Human Life』Promotion Edit
コンサートというものは生き物で、昨日も今日も同じ演目を歌っていたとしても、ステージで披露されている姿や声は一回限り。映像化されるのは、ひとつのツアーで一公演であるのが普通だから、その一公演以外のステージは、観た人だけの記憶の宝物。
宝物だけれど、最高の時もあれば最高ではない時もある。でも、受け止める人の心に刻まれた姿はやっぱり宝物だ。
ふと考える。アイドルって何? ハロプロって何? 正論は正解ではないから、なんでもやれるのがアイドルだ。何にも惑わされずに歩けと伝えてくれた先駆者から受け取ったバトンは、先駆者が別の世界に旅立った後も握られ続けている。
ふと思う。アイドルの正解って何? ハロプロの正解って何? 押し付けられた正解なんてものに流されずに、自由を掲げて先駆者は走り続け、教えを受けた者たちもそれに続いた。正解は世間が決めるんじゃない。自分たちが決めるんだ。そう強く言い切れる強さがあるからこそ、転んでも起き上がってきた。
大切なのは、そんな姿にYESと言ってくれる人たち。そして、時にはNOとも言ってくれる人たち。そんな自由が友というものだ。
ステージから届けるLoveは心からのものでありたいと願い、Loveを返せる人でありたいと自問自答する。それがアイドルのひとつの形。それを、世代を超えて共有していけることがアイドルグループ。
それは難しい話じゃない。とてもシンプルだ。
そこに気づけた時、大きな旅はもう始まっている。それに気づいたあなた! そこのあなた! みんなが引き寄せられてやってくる筈だ。
歩くべきルートはどちらだろう。行き止まりや大回りがあってもいいじゃないか。好きだと言ってくれる人たちがそばにいる。ステージの前にいる。カメラの向こうにいる。日々を愛して明日に向かう。それが、アンジュルムライフ。
愛すべきべき Human life 作詞・堂島孝平(このブログ記事における意訳:アルファ)