Berryz工房が昨日ラクーアで行なったイベントを観てきました。後ろだったのであまり見えませんでしたが、楽しい雰囲気に満ちたイベントになっているのは充分感じられ、満足出来ました。
さて、中身はどうだったのか?
セットリストの一曲目って、こういう新曲イベントでは新曲を歌うものですが、なんと「恋の呪縛」を披露。私はそのアイデアに感服いたしました。
なぜか?それは「恋の呪縛」は、Berryz工房がここラクーアで初めてイベントをやった時のシングルなのです。デビュー一年目のメンバーたちがオープンスペースで臨んだイベント。当時はまだまだ実力も人気も今ひとつ今ふたつだったBerryz工房が、このシングルあたりを境にじわじわと売上をアップさせていきました。いわば、ターニングポイントとなった曲であります。それを一曲目に持ってきた。「思い出の地ラクーア」での(おそらく)ラストとなるイベントに相応しい選曲ではありませんか。
キャプテンがセットリストについて触れています。
「ラクーア」 清水佐紀ブログ
http://ameblo.jp/shimizu--saki/entry-11952301432.html
思えばこれまでのBerryz工房のイベントやコンサートは歌の楽しさだけでなく、トークの雰囲気も良かった。決して仲良し過ぎず、だからこそ馴れ合いのないメンバー同士の関係がまさに生かされる。そんな空間であったように思います。
仲良し過ぎないと言ってもギスギスした空気を漂わせている訳ではなく、むしろBerryz工房のステージはいつもハッピー&ピースなものだったように思います。だからこそ対バンでも共演者たちに好印象を与え、業界内にファンが多かったのでしょう。「一緒に仕事をしたくなるタイプ」であり、「観る人を選ばない」普遍性も実は備えていたのかもしれません。
この日、週末の遊園地に隣接したオープンスペースには大勢の家族連れやカップルがいた。きっと皆さんもそれなりに楽しんでいただけたのではないでしょうか?
新曲以外はワンコーラスにして、限られた時間に少しでも歌を組み入れたセットリストはメリハリがあって良かったし、ラストをしみじみ聴かせる新曲の「永久の歌」にしたのも余韻が残る終わり方になって良かった。
改めてBerryz工房って素敵なグループだなと思ったのは、楽しさを前面に押し出しながら、さりげなくキチンとした完成度で見せるという、押し付けがましさのない清々しさを持ったグループなんだなと感じられた事。これって、アイドルグループとしてとても素晴らしいあり方だと思うのです。そういうグループがハロプロから生まれた事に喜びを感じ、活動休止を残念に思います。
でも、メンバーたちは感傷的な想いなど見せずに、最後までBerryz工房らしく走り続けていく事でしょう。それが自分達らしさだと理解している人達なのですから。
セットリスト
1.恋の呪縛
2.ロマンスを語って
3.(下記を参照)
4.抱きしめて 抱きしめて
5.本気ボンバー!!
6.永久の歌
3曲目
第一部 ハピネス ~幸福歓迎!~
第二部 ライバル
第三部 すっちゃかめっちゃか~