フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

音楽ガッタスのNEWSな未来

2010-03-30 22:03:40 | ハロプロ(ユニット)

 土曜日はハロプロエッグ新人公演だけでなく、音楽ガッタスのライブも行われました。あまり客層は被っていないと思いますが、どっちに行くか悩んだ方もいるかと思います。
 久しくCDも出しておらず、活動らしい活動もなかった音楽ガッタスが、突然ライブを行なったのは、多分このメンバーではもうライブが出来ないかもしれないという事情があったからだと思います。

 2007年に音楽ガッタスが結成された時、私はそのグループ構成に、現実では果たせなかった「いしよし(石川梨華&吉澤ひとみ)が引っ張るモーニング娘。」の幻を重ねました。
 実はモーニング娘。の2005春ツアー後半のみですが、いしよしが引っ張るモーニング娘。は実現しています。それは、以前から見てみたいと思っていた構成でした。異なるキャラの持ち主であり、同期である二人が、持ち味を発揮して引っ張る姿を見たい。

 音楽ガッタスが結成された頃、モーニング娘。は高橋愛リーダーによるモーニング娘。になっていました。それまでは、メンバー間にある年齢差や加入時期もバラバラである事が作用して、タテ社会で体育会系なモーニング娘。であったものを、年齢差が狭まった事などもあり、横つながりなモーニング娘。にした高橋愛リーダー体制。
 それはそれとして面白いけれど、私はまだまだ吉澤ひとみリーダー体制のモーニング娘。を見ていたかったし、レインボー7ツアー(2006春)の頃のモーニング娘。が大好きだった。その面影を見られるグループが現れるなら、それは名前がモーニング娘、でなくても大歓迎でした。

 音楽ガッタスって、その面影が見られそうなグループかも?しかも、待望のいしよしが引っ張るグループ。私は期待をしました。

 そんな願いを音楽ガッタスで形にするとなると、現役モーニング娘。メンバーを引っ張る訳にはいかないから、メンバー構成も難しくなる。
 その意味では、紺野あさ美さんの加入は頼もしかった。大学受験が終わり、ハロプロに復帰するという話題性もありました。いしよし、コンコン、あとここに小川麻琴さんが加われば、モーニング娘。的世界が更に出来上がりでしたが、マコは既にガッタスを退団していました。

 人数を補う意味でエッグメンバーを入れたのも、最初は突拍子もない人選に感じられたものの、グループ内に「後輩」という存在を作るためには有効であり、選ばれたエッグメンバーも面白そうな顔ぶれ。全員高校生以上という点も、音楽ガッタスはベリキュー的世界観ではなく、モーニング娘。的世界観で作られたグループである事が伝わります(フットサルをプレイするために、ある程度フィジカルが必要だからという理由が大きかったとは思いますが)。

 当時はエッグメンバーがプロフィール公開されたばかりでしたが、早くも話題になっていたメンバーであった真野恵里菜ちゃんがさりげなく入っていたのもポイントです。ちゃんと次世代ヒロイン候補も用意していた訳です。

 そういう経緯があるだけに、アイドルグループとしての音楽ガッタスの目玉とも言えた真野ちゃんが、ソロデビューのために抜けた時点で、アイドルグループ音楽ガッタスは終わったのかもしれません。更に、結成時の話題メンバーであったコンコンも去っていくとなれば、いよいよグループの存在意義もなくなってきたとも思えます。
 音楽ガッタスにモーニング娘。の幻影を見たけれど、結局はモーニング娘。のように途中加入はなく、増え続けるエッグメンバーから誰かが加入する事もない。遂にはシングルが流通ルートに乗らなくなってしまいました。会場販売です。ああ、ネガティブ。

 エッグメンバーの受け皿としてのグループという生きる道もありそうですが、このまま音楽ガッタスは静かに失速していくのでしょうか? 「いしよしが引っ張るグループ」に無防備に萌えていられるほど、今のハロプロ界隈には余裕はない。そうかもしれませんが、寂しさを感じます。

 そんな事を書いている自分も、金銭的理由などから今回のライブには残念ながら参加していません。結局はこれが現実。

 アイドル群雄割拠時代に、音楽ガッタスの場所はあるのか?

 このまま静かにフェードアウトしてしまうのなら、いっそうの事音楽ガッタスのライブを「ハロプロカバー大会」みたいなライブにしてしまおう。そんなのもアリではないですか?
 ハロプロエッグの新人公演が新人の発表会的なステージというよりも、今やハロプロ楽曲を色々観られるハロプロカバーライブとして楽しまれているフシがありますが、音楽ガッタスもそういうスタンスでも良いのでは?そう思います。
 レインボー7の頃のモーニング娘。を私は「スーパーライブアイドルグループ」と当時書きましたが、ライブで盛り上がる事に重点を置いたグループという肩書きでもいいかなと思います。

 スタッフはちゃんと、その点はわかってくれているようで、今回のセットリストにはハロプロカバーがチラホラあります。メンバーそれぞれが、普段は自分の仕事を持っているグループならではの何でもあり感。ようやくグループのコンセプトが固まってきたようです。

 でも、それも今更なのかもしれません。未だに正解は見つからないのかもしれません。ああ、ネガティブ。
 ただ、私はシンプルに「いしよしが引っ張るグループ」が観たいだけなのに。時代がそうさせてくれないのなら、やはり寂しい事です。 

OPV 音楽ガッタス READY! KICK OFF!!

音楽ガッタスライブツアー2010春~ガッタス流~セットリスト
01 READY!KICK OFF!
02 女子かしまし物語
MC
03 お先にすんずれい
04 愛の園~Touch MY Heart~
05 カラゲンキ(石川里田)
MC 石川里田
06 SHALL WE LOVE?(紺野能登仙石)
07 青春のカスタード(吉澤是永)
08 愛されたい愛されたい
09 抱きしめて涙
MC 紺野近況/クイズガタリーグ シックスボンバー 紺野仕切り
10 キスしよう(石川紺野)
11 地球と月 彼と私(石川紺野仙石)
MC 吉澤里田是永能登
12 さあ!恋人になろう(吉澤里田是永能登)/ガッタス流カバーコーナー
13 スッペシャル ジェネレ~ション
14 リゾナント ブルー
MC 吉澤石川仙石
15 心の谷間(紺野能登)
16 恋占い通りにはならないわ(是永能登仙石)
17 恋する?エンジェル?ハート(吉澤石川里田)
18 SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~
19 やったろうぜ!
20 鳴り始めた恋のBELL
21 Come Together
<ENCORE>
MC 各メンバー挨拶
22 DREAMIN'~ ガッタスブリリャンチスH.P.の応援歌~

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の公演を振り返ってみよう~2002/4/29 メロン記念日 カントリー娘。平家みちよ~

2010-02-21 23:28:28 | ハロプロ(ユニット)

 2002年の春、メロン記念日がゴールデンタイムの電波に乗った頃。その勢いのままにコンサートが行われました。と言っても単独公演ではなく、当時モーニング娘。メンバーの石川梨華さんを加えての編成でスマッシュヒットを飛ばしていたカントリー娘。と、ASAYAN女性ロックボーカリストオーディショングランプリの平家みちよさんとのジョイントコンサート。
 私は、「アイドルをさがせ!」を見ていた事でカントリー娘。も結構好きになり、平家さんにもASAYANで好感を持っていたので、この組み合わせは実においしく、メロンが一番の目当てではありましたが、是非ともこの三組を観たいという事で観に行く事にいたしました。
 しかし、3/16に東京のサンパール荒川で行われた公演はチケットが取れず(会場自体はそれほど大きくない)、追加公演である東京都北区にある北とぴあホールでの公演を観に行きました。4/29、みどりの日です。

 最寄り駅となる王子駅を降り、結婚式場を思わせる会場に着くと、モーニング娘。のコンサート会場とは明らかに異なる客層が列を作っていました。娘。では大勢いる女の子(当時の娘。コンは2割。3割がミニモニ。ファンの女の子と家族だった)がいない。まあ、それは想定内だけれど、いかにもベテランアイドルヲタという感じの雰囲気の漂う観客は、娘。ヲタとは違いおとなしい雰囲気。当時娘。コンではよく見かけたトップク着ているような人はいません。

 会場内ロビーに入り、記念にパンフレットでも買おうと思ったら、なんとコンサートグッズが無い。CDを発売しているのは、当時メロンのCDはなかなか店舗では見かけなかったので貴重でしたが、グッズを買う気で張り切っていた自分は期待を裏切られ意気消沈。それでも、気を取り直してCDを買って、「さあ!恋人になろう」のポストカードを貰ったと記憶。
 (当時は公式サイトで事前にコンサートグッズの詳細がわかるシステムはまだ無かった)

 キャパ1,300人の会場は満員、コンサートの幕は開きました。

 一組目はメロン記念日。スタートからいきなり「さぁ!恋人になろう」で会場は盛り上がりです。ノリは今とは異なり、まだ掛け声とかも完成されていなかったものの、PPPHでの声援も大きくスゴイ。メロンヲタは熱狂的だと聞いてはいたものの、その人数は多くないから甘くみていました。
 続いてはデビュー曲「甘いあなたの味」。サビで一拍ずらしてジャンプするヲタのノリ方が面白く、ここで覚えたこのジャンプを一年後のメロン記念日単独公演で自分も実践して楽しんだ訳ですが、当時は「メロンヲタは他のハロプロヲタとは一味違う。独自の世界観を持つユニークな人達」と遠くから眺めるのが精一杯でした。

 次の「告白記念日」~「電話待っています」も合いの手が見事に揃うメロンヲタ。当時からこういう阿吽(あうん)の呼吸はバッチリでした。ハロプロコンサートでは客席が棒立ちになっていた「電話待っています」が、まるで別な曲のように盛り上がっている。
 MCを挟んでなんとメロンはC/W曲を連発。勿論ついていけるのはメロンヲタだけ。しかし、人数的には数百人と思われたメロンヲタがこのC/W曲を異様に盛り上げる。私はすっかり「メロン記念日楽しいなあ。単独公演やってくれないかな」と自分も、この緑サイリウムの人達の仲間入りを考えていました。
 そして最後は「This is 運命」。もう言う事はありません。

メロン記念日 - 甘いあなたの味


 会場の温度がかなり上昇してきました。次はカントリー娘。登場。カントリーは「恋人は心の応援団」からスタート。この曲は娘。コンで観ていますからノリは大丈夫。会場の雰囲気は娘。コンに近い感じで、楽しく熱くという感じです。
 石川さんのいない「初めてのハッピーバースディ!」が新鮮に見えたり、「恋がステキな季節」のホノボノ感が心地よかったり、カントリー的世界を思う存分に発揮したあとはソロコーナー。あさみの「片想いはホットミルク」、りんねの「北海道シャララ」。メロンと同様に「アイドルをさがせ!」で結構推しになっていたりんねの歌うバラードにしみじみ。この日以来、この曲が好きになったのは、この曲の歌詞、メロディに北海道の冬から春に変わる風景を思い浮かべ、そこにりんねの置かれたポジションを感じたからかもしれません。ハロプロ脱退が発表される三ヶ月前でした。

 再び「恋人は心の応援団」を歌いカントリー娘。は爽やかにステージの袖に下がっていきました。

カントリー娘。 - 北海道シャララ


 そして、トリは平家みちよさん。平家さんの曲は知らない曲も多いのですが、そういう予備知識とか関係なしに歌が圧倒的で引き込まれていきます。MCも素朴な人柄が感じられて、今まで抱いていた印象と違い結構穏やかな人柄の方とわかり、好感度が上がりました。
 そして、何より圧巻だったのがピアノ弾き語り。そうです。ハロプロでピアノ弾き語りアイドルは真野ちゃんが初めてではなかったのです。
 「silver snow」~「ダイキライ」~「プロポーズ」と続くピアノ弾き語り熱唱。ピアノアレンジされた「プロポーズ」での、会場全体に響き渡るような透き通った高音は、今でも私の耳にしっかりと残っています。

平家みちよ - プロポーズ


 アンコールも、それぞれの持ち歌を披露。三組全員で歌う歌はなく、あくまで三組の持ち味をそれぞれ披露するジョイントコンサートという形式でした。
 それでも、エンディングで客席に手を振る三組の充実した表情は、「ジョイントとはいえ、コンサートを行う事が出来た喜び」に満ちあふれていました。いつもは、モーニング娘。の陰に隠れ、それどころか娘。コンでは「おまけ程度」の扱いを受けてきた三組が初めてステージの上で主役になった瞬間であったような気がします。
 私はステージを見ながら、「こういう企画を実行したスタッフも素晴らしい。また開催してほしい。ツアーも是非」と思いながら拍手をするのでした。会場は温かい拍手と声援に包まれていました。


 その年の夏、突然の人事発表により平家さんとりんねはハロプロを去り、再びこの三組が集まってコンサートを開く事は実現しませんでした。
 メロン記念日は2002年暮れにようやく単独ライブを開催しましたが、カントリー娘。が単独公演を行う事になるのは2006年秋までかかる事になります。


 ≪SPECIAL CONCERT LIVE TOGETHER≫
セットリスト (北とぴあ公演・昼公演)
01.さぁ!恋人になろう(メロン記念日)
(MC)
02.甘いあなたの味
03.告白記念日
04.電話待っています
(MC)
05.スキップ!
06.Wa!かっちょEなっ!
07.This is 運命

08.恋人は心の応援団 -ショートVer.-(カントリー娘。)
(MC)
09.初めてのハッピーバースディ!
10.恋がステキな季節
11.片想いはホットミルク(あさみ)
12.北海道シャララ(りんね)
(MC)
13.恋人は心の応援団 -フルVer.-

14.結局 Bye Bye Bye(平家 みちよ)
15.愛の力
(MC)
16.赤い月
17.myself
18.アナタの夢になりたい
(MC)
19.silver snow -Piano solo-
(MC)
20.ダイキライ -Piano Ver.-
21.プロポーズ -Piano Ver.-
(MC)
22.Fall the rain
23.ワンルーム夏の恋物語

【アンコール】
(MC)
E1.さぁ!恋人になろう(メロン記念日)
E2.女の子の取り調べタイム(カントリー娘。)
E3.scene(平家 みちよ) 

 このサイトを参考にさせていただきました。
http://setlistlist.velvet.jp/

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メロン記念日を気になり始めた頃

2010-02-20 22:02:07 | ハロプロ(ユニット)

 メロン記念日の解散を知ってから、どうも気が抜けた状態が続いています。メンバーの意思とは発表されてはいるものの、事務所も大変なんだろうと余計な詮索をしてみたりして、メロンのメンバーは今後どうなるのかと心配になったりしています。
http://www.helloproject.com/news/1002192200_melon.html

 メロン記念日は後輩達からも慕われていました。ベリキューメンバーやエッグメンバーからも慕われ、親しみやすい先輩として多くの関係者に愛されてきた存在。その親しみやすさはヲタにとっても同じです。

 昨日、ライブを観に行った福田花音ちゃんのブログ記事
http://ameblo.jp/kanon-fukuda/entry-10463176645.html

 私がメロン記念日に注目をしたのは2001年夏の事でした。

 私が初めて観たハロプロ関係のコンサートは、2001年夏のハロプロコンサートです。代々木第一体育館に集まった大観衆の多くはモーニング娘。が目当て。当時のハロコンは「モーニング娘。とその他」という状況でしたから仕方がありません。
 そんな状況で、当時新人だったあややが凄い存在感を見せ、大物の予感を漂わせたコンサートでしたが、私はあやや以外にもう一組印象に残った人達がいました。それがメロン記念日でした。

 当時のメロンの扱いはハロプロの中でも下の方でした。娘。と派生ユニットなどでコラボしていたカントリー娘。やココナッツ娘。より各下扱いで、ポジション的にはシェキドルと同じくらいだったと思います。
 そのシェキドルはステージから「娘。ヲタ娘。ファンしかいない」客席を煽り、そして完全に滑っていたところ、メロン記念日は「電話待っています」で登場。
 その後のメロン現場では、ヲタが輪唱したり、あゆみコールでPPPHしたりするなど、実は盛り上がり曲になったこのナンバーですが、当時は会場全体が戸惑っていた事を思い出します。
 私もスタンド席上方から、「なんだか地味な歌だな」と思いながら見始めました。
 しかし、地味でありながらどこか引き付けられる不思議なパワー。メンバー全員笑う事なくシリアスな表情で歌う。片想いを歌った歌だから笑いながら歌う訳はないのだけれど、キリッとした表情で悲しい歌詞を表現するメインボーカルの子を見ながら「あの子が柴田あゆみという子か」と、少ない予備知識を脳内でフル稼働させながらステージを見ていたのでした。
 昔の歌謡曲みたいな歌詞、メロディ。華やかな雰囲気に今一つ欠ける四人。一万人を超える大観衆は、メロン記念日とどう接していいか戸惑っているように見え、そして戸惑っているうちに歌は終わり。
 そんな雰囲気の中で私は、「いい歌だな。四人の良い意味でのB級感も良いね」とメロン記念日が気になり始めたのでした。

 私は、当時メロン記念日が出演していた「アイドルをさがせ!」というハロプロの深夜番組のチェックを始めました。この番組は、カントリー娘。のりんねも活躍していました。
 四人はステージでのイメージを裏切らず、良い意味で変な人達でした。そんな変な四人に合わせたかのように新曲「This is 運命」は変な曲。作曲はつんくPではなくなり、つんくPがシャ乱Qの前のバンドで一緒にやっていたという新堂敦士さんが作曲したメロディは、クイーンの「Bicycle Race」を思わせる作り。
 私は前作とはまるで違うこの曲も気に入ったのでした。

 その頃メロン記念日はモーニング娘。秋ツアーにゲストとして帯同していました。ゲストと言っても出番は一曲歌うだけ。それ以外は、オープニングもエンディングにも参加せず、扱い的には娘。を休憩させ衣装変えさせるための時間稼ぎ要員です。
 しかし、メロン記念日はそのたった一曲の持ち時間で、横浜アリーナに詰めかけたモーニング娘。ヲタ&ファンにインパクトを残します。
 台本でステージングをガチガチに固められていた娘。に対して、メロンは自由にステージを走り回り客席を煽る。まだこの頃は客席が爆発するキラーチューンではなかった「This is 運命」でしたが、後の客席大興奮ナンバーへ昇華されていく前史とも言えるステージングでした。
 ヤグチ妹がこのコンサートを観に行き、一番印象に残ったのはモーニング娘。ではなくメロン記念日さんとヤグチに言ったというエピソードも生まれています。

 そして、年が明けてメロン記念日は「うたばん」に出演します。渋谷の街にポスターも貼られました。それは、事務所がメロン記念日を初めて売り出す意思を見せた時でありました。
 葛飾区の水元公園で100人いるかどうかのイベントを行なったり、あまりにファンが少ないからメンバーがイベントに来るファンの顔をみんな覚えているというエピソードもあったメロン記念日が、ついにアイドルスターへの階段を登り始めた。そんな八年前の冬を思い出している今日です。

メロン記念日 - 電話待っています

 私がメロン記念日を注目するきっかけとなった大切な一曲です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メロン記念日で好きな曲

2010-02-19 22:32:35 | ハロプロ(ユニット)

 私の好きなメロン記念日ナンバー。

 やっぱり、まずはこの曲。この曲が振るわなかったら解散の予定だったらしいです。

This is 運命

 ライブではたくさんの人を熱狂させてきたナンバーですね。過去にこの曲について書いた記事があるので、こちらも読んでいただけると嬉しいです。
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/6c2f5076ed03bb77030c4021f0dfb4b1

 あまり好きだという声をヲタから聞きませんが、自分はこの曲が結構好きです。

夏の夜はデインジャー!


 そして、メロン記念日初めてのスマッシュヒットと言えるこの曲。モーニング娘。6期オーディションを思い出す人も多いのではないでしょうか?私も、やはりさゆの歌っていた姿を思い出してしまいます。

赤いフリージア

 メロン記念日はカップリング曲に良曲が多いのです。そしてカップリング曲がライブで盛り上がる。この曲もそんな一曲です。

ガールズパワー 愛するパワー[Live]

 赤いフリージアのカップリングであるこの曲も好きです。ライブでは非常に盛り上がります。

遠慮はなしよ!

 自分のイメージとしては、赤いフリージア以降は路線が定まらなくなり、公演がライブハウスからコンサートホールへ規模拡大していくのとは裏腹に、人気の方は伸び悩んでいました。
 しかし、インディーズで発売したこの曲が大好評となり、のちにメジャー発売し直すという流れになったり、決して大きくはないながらも、ほど良くインパクトある活動をしていきます。

お願い魅惑のターゲット - Melon Lounge Ver.


 思えば、このブログを始めた頃から少しずつ、自分もメロン現場に行くペースが落ちていった気がします。それでも、毎年のクリスマス公演など思い出に残る内容でした。もっと色んな曲の動画を貼りたいですが、今回はこの辺でやめておきます。

 十年お疲れ様。サンキューメロン記念日。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スマイレージ売り出し作戦

2010-02-01 20:48:17 | ハロプロ(ユニット)

 昨日、スマイレージのFC会員限定イベントが、あまりハロプロヲタには馴染みのない会場「光が丘IMAホール」という場所で行われました。私は参加していないのでレポートはありません。すいません。
 行った人々の話によると、ベリキュー現場界隈でよく見かけるヲタをチラホラ見かけたとか。これは、つまり
「乗り換え検討中」
という事ですか?

 とりあえずこれをBGMに読んでください。
スマイレージ インディーズ 4thシングル「オトナになるって難しい!!!」


 春にはベリキューメンバーから高校卒業メンバーが出るという事実。アイドルはU-17だ!というどこかの雑誌名みたいなコダワリを持つアイドルヲタは、ベリキューは年齢的になあ…となり始めているのでしょうか。
 そんなヲタに、スマイルなエイジであるメンバーを集めたスマイレージ。これは事務所の戦略?U-17が好きな人達へのニーズに応えるため、ハロプロに興味を持ち続けてもらうべく、スマイレージを今このタイミングでメジャーデビューさせるのは、絶妙のタイミングなのかもしれません。
 ただし、ベリキューも今まで通り応援してほしいものではありますが。

 さて、そんなスマイレージなんですが、本格的に売り出すのはこれからでしょうか。
 もうこれは、声を大にして言いたいですが、「中途半端な売り方は止めてね」です。たとえ、スマイレージに興味がないヲタから「ゴリ推し」と言われようが、スーパーゴリ推しモードで宣伝&活動してもらいたいです。
 新人を売り出していくには、強引なまでの売り込みがないと売れません。それに対して、他のグループのヲタは覚悟をしておかなくてはいけません。事務所もヲタに遠慮せず、ガンガン売り込んでください。

 Berryz工房がデビューした時に、原宿の竹下通りにフラッグを並べましたが(そして盗まれましたが)、スマイレージは原宿のイメージにピッタリ。今こそ、あのフラッグ作戦復活です。また盗まれたらどうするのか?
 「ニュース=宣伝になるからノープロブレム」

 原宿という事で、アパレル関係とコラボしてもいいですね。ベリの時は集英社(マーガレット)とコラボして、よみうりランドで女性子供限定イベントをやりましたが、今回も女の子を対象としたコラボは必要だと思います。
 問題は、そういう展開で興味を持ってくれた子がイベントにやってきて、「!!!」となる事ですが(苦笑)、そこは巧く女性限定イベントをやったりして、驚かせないように配慮をするのがいいでしょうね。と言っても、女性ヲタだからおとなしいという訳でもないのですが(苦笑)。

 スマイレージはみんな良い個性を持っていますから、グループ活動と平行してソロもお願いしたいですね。今、「おはスタ」にサキチィが出演していますが、ああいう感じでキャラに合ったソロ活動をしていければ良いかなと思います。サキチィはおはスタのような子供番組出演、花音は女優、ゆうかりんはグラビア、あやちょはCMとかいかがですか?

 そんなスマイレージですが、最後にこれは言っておきたい。とりあえず真野ちゃんとの抱き合わせはヤメレ
 とか思っていたら、真野ちゃんの新曲のバックはメンバー交代がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=q7paOOdN6kM&fmt=18
 スマイレージバックダンサー卒業おめでとうイエィ。

 で、次はこの四人が新スマイレージなのでしょうか。て言うか、いつになったら真野ちゃんは一人に戻れるのでしょうか。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Going On!

2010-01-16 21:50:12 | ハロプロ(ユニット)

 先日、ガーディアンズ4(光井愛佳、熊井友理奈、菅谷梨沙子、中島早貴)の新曲PVが公開されました。

ガーディアンズ4  Going On ! [HD]


 スタッフが動物とかお茶目な演出でヨイです。頭に花が似合うメンバー達もカワイイ。なっきぃにネギも可愛い。なんか、梨沙子となっきぃのアップの時に画面の色味が青っぽくなるのはご愛敬、
 全体的にほのぼのとした雰囲気のPVなのは今まで通り。しゅごキャラ!ユニットとして巧く棲み分けが出来ている二つのユニット。イケイケ疾走型のBuono!と、マッタリ癒し型のガーディアンズ4。好対称ですよね。

 Buono!は熱狂的なファンが多く、三人の内の誰かを一推しにしていなくてもBuono!は大好き!という人は結構いるのに対してガーディアンズ4は、この四人の内の誰かを一推しにしている人しか推していないのでは?と思えてしまうヲタの熱狂度が弱い。
 メンバーには、Berryz工房のセンター的存在菅谷梨沙子ちゃんがいるのに不思議。そして、熊井ちゃんのヲタも結構現場では熱狂的で、正月コンでも見た感じでは「推しジャンプをしている人数が一番多いのは熊井ヲタ」と思えるほど、熊井ちゃんパートでは会場のあちこちから緑のサイリウムがにょきにょきと飛び上がっていました。これぞまさに「にょきにょきチャンピオン」。
 そして、℃-uteヲタの中でも必死系が多いと言われるのが中島早貴ヲタ。って自分やん(爆)。
 ℃-ute現場で高輝度サイリウムが禁止になったのは、きっとなっきぃヲタが高輝度オレンジを嬉々としながらなっきぃ曲で使っていたからだろうと思っています(苦笑)。自分もハロコン代々木と℃-uteパシフィコ横浜で使いました。すいませんでした。
 その時に、あまりの明るさにたじろぎ、これは周りに迷惑だと感じて、その後の使用は止めています。℃-ute現場以外ではまだ禁止になっていないらしいですが、全面禁止にすべきと思います。眩しくて迷惑です。
 なんか話が逸れましたが、熊井ちゃんやなっきぃのヲタは必死系だから熱狂的な筈。そして、みっつぃヲタも数的には不利ですが、娘。現場で見ている限りは熱狂的な人が多い印象。つまり、ガーディアンズ4は熱狂的な支持者が多い筈なのですが。

 ガーディアンズ4がBuono!みたくアニメの枠を超えた活動をするには、もっと盛り上がりが必要。
 ユニットの名前や衣装がアニメのためのユニットであるイメージが強すぎて、長くやらないんだろうなあと思われているフシがあるガーディアンズ4。その辺が、今ひとつ思い入れを持ってもらいにくい原因なのですかね。

 でも、アニメ企画ユニットで終わるとしたら、楽しんでいられる期間は限られています。もう残り期間わずかかもしれない。ならば、今のうちに思う存分楽しまなければ!
 なので、事務所にお願いしたいのが、一度ガーディアンズ4でコンサートをやってほしいという事。Buono!がやってるんだから、ガーディアンズ4も是非。

 そんな感じで、もう少しガーディアンズ4の地位は向上しないものかと思うのですが、Buono!とは取り巻く環境、渦巻く熱狂が違いすぎる。やはり、難しいのかな(涙)。ガーディアンズ4のまったり感、好きなんだけどなあ。
 Buono!はインパクトもあるし明るい雰囲気。例えるなら、フルーツやアイスがたっぷり乗った極上スペシャルパフェみたいな感じ。
 で、ガーディアンズ4は「どら焼き」。見た目は地味だけど、餡が絶品な旨さ。甘さも絶妙。梨沙子や熊井ちゃんのハスキーボイスとなっきぃのアニメ声のバランスと同様に、甘さをほど良く表現。そして、みっつぃは塩。甘いものに塩を振ると更に甘さが引き立つ。そういう存在。ベリキューメンバーと絡むみっつぃは少しお姉さんで、娘。の時とは感じが違う。そして、わかったみっつぃのリーダー適性。リーダー向きな人です。
 梨沙子がとても楽しそうな笑顔を見せているのを見るだけでも、このユニットが良い雰囲気に包まれているのがわかるってものです。

 ここまで書いてきて曲の話が出て来ない?はい、そんなまったりガーディアンズ4に相応しく、ほのぼのとした気持ちになれる佳曲。
 四人の歌声は意外に上手く融合していて、この四人の人選って実は声質のバランスで選んだのでは?と思えるほど。今回の一番好きな箇所は、ソロパートを回すところの熊井ちゃん→なっきぃの部分。熊井ちゃんの低い声が響き、なっきぃのアニメ声に繋ぐという流れが堪りません。この二人のヂュエットソングも聴いてみたいですね。
 ヂュエットソングの妄想と来ると、他の組み合わせも色々楽しそう。梨沙子と熊井ちゃんの低音ボイス競演も良いし、みっつぃとなっきぃも案外良さげ。何なら、「春・ビューティフルエブリディ」をこの二人でカバーで。などと、妄想は膨らみます。
 そうだ!一枚全部ガーディアンズ4というCDが聴きたい。要するにアルバムですが(苦笑)。
 春の時期に発売されたら、暖かく柔らかい日差しに似合いそうな気がします。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の曲を振り返ってみよう ~「BE HAPPY 恋のやじろべえ」の巻~

2009-12-10 21:43:35 | ハロプロ(ユニット)

 今回は「コンコンおめでとう記念」で、コンコンが目立っている昔の曲から何か紹介して記事を書こうと思います。(本日の記事は写真の事を書いた記事と二本立てです)
 という訳で選曲開始。コンコン活躍曲というと「カントリー娘。に紺野と藤本」かな。とか、やっぱりモーニング娘。の「涙が止まらない放課後」かなと思いましたが、敢えてこの曲を行ってみます。
 「BE HAPPY 恋のやじろべえ」
 三期タンポポ(石川梨華 柴田あゆみ 紺野あさ美 新垣里沙)の出した唯一のCDです。

 タンポポは、飯田圭織 石黒彩 矢口真里 の一期時代は、ブラックコンテンポラリーミュージックを展開してクールにセクシーに歌っていました。彩っぺの卒業で新たに石川梨華 加護亜依が加入した二期からは、ブリティッシュポップで可愛い路線にシフト。これがヲタに好評で、タンポポはヲタから熱狂的な支持を受けます。
 売上的にはプッチモニに負けていたものの、楽曲が評価されていたタンポポは、メンバーを一推しにしているヲタだけにとどまらず、ヲタの推しを超えた支持を受けていました。

 それが、2002年7月のハロプロユニット再編でメンバーチェンジを行ない、前述の四人になる訳ですが、このユニット再編がハロプロの人気を揺るがすかのような大不評を買い、その影響で三期タンポポも拍手で迎えられずにスタートします。
 ユニット再編のインパクトを、当時を知らない人に伝えるとすると、今ならモーニング娘。にBerryz工房に℃-uteのメンバーを大幅に入れ替えるようなインパクトと言えましょうか。もし、そんな事が発生したら批判が渦巻きますよね?つまり、それほど当時のヲタはうろたえ、怒りを露わにしたのです。

 二期タンポポは「タンポポ編集部OH-SO-RO」というラジオ番組をやっていました。私はこのラジオ番組が大好きで、毎週楽しみにしていました。
 メンバーチェンジを受けて、ラジオ番組もその年の秋から三期タンポポに移行します。それに合わせるかのように、他のユニットに先駆けてシングルが発売されました。それが「BE HAPPY 恋のやじろべえ」です。

【HQ PV】「BE HAPPY 恋のたじろべえ」


 私は、三期タンポポによるラジオ番組も面白いと感じ、変わらずに毎週聴き続けました。
 エース的存在の石川さん。石川さんの親友であり良きお姉さん的存在のしっかり者の柴ちゃん。キャラクター的にはモーニング娘。五期メンバーの中でも地味に思われていたものの、ラジオでは楽しいキャラクターを出し始めていたコンコンに豆(ガキさん)。良い意味でまったりしていて良いグループだなと思ったものです。
 曲も、そんな四人に合わせて可愛くほのぼのとした曲。ゆったりとしたダンス、ピンクに統一された四人の衣装、いずれも可愛い仕上がりで、三期タンポポは一期や二期とは違う魅力を十分に出せていました。
 しかし、売上的には今一つな結果と事務所に受け止められたのか、結局シングルは一枚で終わり、アルバムは出ませんでした(これは二期タンポポもそうですが)。CDを一枚も出せなかった三期プッチモニよりは良いとも言えるものの、これは残念な結果。何故、こうなってしまったのか。

 当時、ヲタはユニット再編に対してナーバスになり過ぎました。新しい編成は、モーニング娘。五期メンバーにスポットを当てる意味合いも感じられ、その事がヲタを更に否定的な気持ちにさせた事も一因でした。
 当時はまだ五期メンバーは風当たりが強く、タンポポもプッチモニもミニモニ。も、いずれのユニットは四期メンバーが活躍するユニットであり、当時のモーニング娘。の人気の中心の一角が四期メンバーでした。そこに五期メンバーを無理矢理押し込んだ。そして、うまくユニットが回っている時にそれを崩すのはおかしいという考えが多数派を占めたため、ユニットのメンバー構成について冷静に論じられる事が少なく、とにかく新編成はNOとなってしまい、楽曲までもが正当評価を受けなかった悲しき例を作ってしまった。

 これは自分の分析ですが、この三期タンポポの辺りから、だんだんとヲタの楽曲評価というものがブレ始めたような気がします。歌っているメンバーが気に入らないから駄曲。センターを張るメンバーの人選に納得がいかないから駄曲。この曲以降、そういう見方が珍しくなくなってきたような気がします。
 アイドルを応援するという行為は、思い入れを強く持つ事で楽しむものですから、そういう感情論も致し方ないとも言えます。
 でも、その感情論によって押し潰されてしまった曲、ユニット、メンバーがその後いくつかあった事を想いながら、あの時もっと多くのヲタが冷静に判断と評価を三期タンポポ(プッチモニ、ミニモニ。)に出来ていればと思うのです。
 それまでは比較的穏やかな信頼関係を構築していたヲタと事務所の想いが、微妙なズレを見せ始めた。そして、いつしか「事務所が新提案するものは、とりあえず叩いてから話が始まる」みたいな風潮が出来上がったのでした。

 楽曲的には、アイドルソングとしてなかなか良く出来ているし、歌唱力的には難があったメンバー達で、如何に聴きたくなる曲を作るかという点に於いて、つんくPも力を込めて回答を示した曲と思えます。
 この記事を書くために久々に動画を見たら、コンコンもガキさんもとても良い表情で歌っていると改めて思いました。そして、柴ちゃんも石川さんも。

 その後、ハロプロコンサートなどで復活する事はなかった三期タンポポでしたが、もし当時人気と支持を受けて長続きしていたらどんな曲を歌っていったのだろうか?なんて妄想を抱きたくなるような魅力はあったのは確かです。
 編曲が、二期タンポポやミニモニ。の一部の曲でヲタに高評価を受けていた永井ルイさんだった事を、記事を書くにあたって思い出しました。サウンド的にもマルです。


 BE HAPPY 恋のやじろべえ  (2002.9.26発売)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/永井ルイ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タンポポ♯ VS プッチモニV

2009-11-05 22:45:05 | ハロプロ(ユニット)

 2009年夏のハロプロコンサートのDVDが発売されています。今回の注目は、新ユニットの存在にあると言い切りますが、その中でも特に注目してみたいのが、タンポポ♯とプッチモニV。
 元祖タンポポとプッチモニと言えば、モーニング娘。内ユニットとしてライバル関係を築き、お互いを高めあって来ました。特に、二期メンバーの時代はシングル発売リリースも接近していて、そのライバル心をASAYANで煽っていたりしました。
 そんなタンポポとプッチモニが帰ってきた。メンバーをガラリと変えて! しかも、他の新ユニットがカバー曲であるのに、このコンサートに合わせて新曲を用意してくるとは、なかなか力が入っています。
 夏のハロコンを観に行かなかった自分は、今回初めて歌っている映像を見ます。さて、どんな感じでしょうか?

 タンポポ# - アンブレラ

 まずは、タンポポ♯の「アンブレラ」から見ていきましょう。
 四人の衣装が青のチェックを基調としたもの。これはまさに「二期タンポポ」のイメージ。四人の個性はイメージ的に重ならないけれど、派手めを抑え気味の音、激しくない振り付け。二期タンポポのイメージを上手く受け継いだ感じがあります。
 曲の方はタンポポしているタンポポ♯ですが、さて個人の出来は如何にと映像をじっくり見ていきました。

 「岡井ちゃんがあまり映らないじゃないか(怒)」

 ユニット的には亀ちゃんが中心なようです。次いで、熊井ちゃんが目立っております。基本的にはというか映像的には、みっつぃと岡井ちゃんはちょっと後列扱いっぽい。
 亀ちゃんが、ユニットの中心で嬉しそうです。笑顔が輝いています。今まで、シャッフルも含めてユニット活動に縁がなかった亀ちゃん。やっと訪れたユニット活動に心は弾み、笑顔は躍る。その喜びに溢れた姿に胸を打たれました。
 ユニットとしての歌の形も、亀ちゃんの歌声同様に優しい音色。Berryz工房では、「歌に関しては触れてくれるな」な熊井ちゃんが、タンポポ♯では案外良いアクセントになっているのもポイント。いい意味で異質な声質が、柔らかい歌声達に囲まれて居場所を見つけた。そんな気がします。

 プッチモ二V - ピラッ!乙女の願い

 プッチモニVはどうですか? あれっ、二人しかいない。マイマイがいません。マイマイがどんな感じでプッチモニしているのか見てみたかったので、マイマイ欠席は残念です。
 しかし、その分を埋めるべく真野ちゃんとなっきぃが張り切っています。日頃、℃-uteのステージでも真剣な表情で歌い踊るストイックダンサー中島早貴。このステージでも絶好調。なんかソロパートが多く感じられるのは、マイマイのソロパートを代わりに歌っているからでしょうか?
 ハツラツと歌い踊るなっきぃに負けじと、真野ちゃんも元気です。元々、真野ちゃんはスポーツ少女なイメージがあります。「真野恵里菜 特技ピアノ、バスケ」です。真野ちゃんは音楽ガッタスという事で、ガッタスでもプレイしていましたが、ガッタスの公開練習を観に行った時、真野ちゃんのドリブルが意外に(失礼)綺麗な動きで感心した思い出があります。

 色白な二人が、スピーディーに動きながら歌うプッチモニV。曲名がヘンなので不安がありましたが、80年代のイギリス辺りのエレクトロポップを思わせる曲といい、案外良さげに感じました。ダンスや、サビのフレーズなどにインパクトがある曲だと思います。

 タンポポ♯とプッチモニV。良きライバルに発展していくのか? せっっかく作ったユニットですから、上手く育ててほしいものです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昔の曲を振り返ってみよう ~「行くZYX! FLY HIGH」の巻~

2009-10-21 20:20:06 | ハロプロ(ユニット)

 今から六年前の夏。矢口真里さんのラジオで矢口リーダー率いる新ユニットのデビュー曲が公開されました。キッズのユニットという事で、「ミニモニ。みたいなユニットなんだろうなあ」と正直あまり期待していなかった自分に、そのデビュー曲は大きなインパクトを与えたのでした。

行くZYX! FLY HIGH ZYX



 ミニモニ。みたいだろうと思われた曲は、まるで「太陽とシスコムーン」を思わせるアッパー(笑)なダンスチューンだったのです。矢口さんも曲を貰うまではミニモニ。路線だと予想していたと、ラジオで驚きを語っていました。自分は、小学生に「六本木 賑わう日曜日~」で始まるマセた歌詞を歌わせる意味について、首をかしげながらも、体はリズムを刻んでいました。

 そして、公開されたPVや、ハロモニでの歌っている映像を見た自分は、これから始まるキッズの波を感じながら、CDが発売されるとともに店へ急ぎました。

 音楽番組「FUN」に出演した時の映像
http://www.youtube.com/watch?v=kC3qj3EvtNU&fmt=18

 この曲は「FUN」や「うたばん」など音楽番組でも歌われました。当時のうたばんはハロプロにまだ力を入れてくれていましたから、企画コーナーまでありました。それを見て、キッズの顔と名前が全員一致しない自分の記憶に、一人の女の子がインプットされました。その名は「嗣永桃子」
 涼しげな視線をカメラに送る彼女の表情の裏に潜む強い意思がチラリ。この子は一体何を考え、何をしようとしているのか? まだ小指が立っていない頃の桃子は、強い視線が印象的な不思議な少女だったのでした。色に例えるなら、ピンクではなく銀色。

 銀色の少女の近くには、色黒で長身の女の子が目立っています。その子の名前が「梅田えりか」という事は知識として知っていました。つまり、個性が既にあったメンバー。
 オリエンタルな顔立ちに優しい瞳。長い手足をしなやかに動かしながら、梅田えりかちゃんは踊ります。この子は逸材かもしれないと感じつつ、でもハロプロの色ではない事も既に感じていました。そんな彼女の色は、例えるなら黄色ではなくシャンパンゴールド。

 そんな金と銀(ポケモンみたいだけれど)のキッズを注目しながら、デビュー曲のPVを何度かリピートした。当時の娘。ヲタは、キッズに注目する事は道を外れた人みたいに見ている風潮があり、実際小学生の女の子アイドルを真剣に応援するのは抵抗があった。
 なので、自分は控えめに心の奥で「嗣永って子は将来性あるな」と赤丸チェックをして、まったりとZYXを見守っていました。

 ZYXは二枚のシングルを出したあとは自然消滅して、キッズ=Berryz工房みたいな流れになっていきます。Berryz工房にはZYXから選ばれたメンバーが二人いました。清水佐紀ちゃんと嗣永桃子ちゃん。自分が赤丸を付けていた子がBerryz工房に加入したのです。
 しかし、自分がBerryz工房のCDを買うようになるまでには、デビューから半年以上の時間を費やしました。そこにZYXの面影がないからと思っていたのでしょう。
 ZYXとBerryz工房は勿論別物。それを理解した上で、ZYXのCDはすぐに買った自分がBerryz工房はなかなか買わなかった。ZYXの面影は、金色イメージだった梅さん、セカンドシングルで白い妖精に見えためぐが居る、当時の通称「非ベリ」(ある意味辱称と言えたので、自分はこの呼び名がキライだった)に託す事にしました。自分が℃-uteを応援していく原点が、ZYXの面影を追う事だったのかもしれません。

 時は流れて、2009年9月10日。ライブの一曲目に聞こえてきたのは「行くZYX! FLY HIGH」のイントロ。勿論、そこに居るのは℃-ute。でも、ステージを見ても不思議と違和感がない。
 その時初めて気づいたのでした。この曲は梅田えりかの曲であると。ZYXの面影を追うという事は、あの頃の梅田えりかを探すという事。ステージには、成長した梅田えりかさんが立っていた。やっと答えを見つけられたような気持ちになるのでした。


 行くZYX! FLY HIGH / ZYX  (2003/8/6発売)
 作詞・作曲:つんく 編曲:河野伸

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Buono!とガーディアンズ4の新曲に見る今後の方向性

2009-10-04 10:28:22 | ハロプロ(ユニット)

 テレビ東京では昨日オンエアされた回から「しゅごキャラ!」がリニューアルされ、「しゅごキャラパーティー!」になりました。それに合わせて歌もチェンジという訳で、「しゅごキャラエッグ!」、「Buono!」、「ガーディアンズ4」の新曲が一気に公開された訳です。
 そんなお祭り日だったにも関わらず、私は見忘れてしまったのでYouTubeで確認(苦笑)。見てビックリとなりました。何にビックリしたか?

 実写!しかもPV(多分)かよ!

 ハロプロの宣伝番組と化してしまったのか?と、心配になってきた次第です。何しろ、歌だけでなく、中身の方にも「しゅごキャラエッグ!」のコーナーが出来たそうで、ハロプロヲタとしては嬉しいけれど、そこまでやりたいなら本編とは別な時間に別な番組「しゅごキャラ!&ハロプロ」でも始めたらどうかと、半ば呆れ気味に動画を観るのでした。

 大事な事を書き忘れましたが、しゅごキャラエッグ!は今回からメンバーチェンジしました。
http://shugo-chara-egg.com/#last
アミュレットスペードは今まで通り佐保明梨(さほあかり)ちゃんですが、アミュレットハートはゆうかりんから譜久村聖(ふくむらみずき)ちゃん、アミュレットクローバーがかにょんから前田彩里(まえだいろり)ちゃんに変わりました。アミュレットダイヤは一般公募するそうです。

 http://shugo-chara-egg.com/profile.html
 このページの「アミュレットクローバー」の名前にカーソルを当ててみましょう。スタッフの方、訂正しておいてくださいね。(10/4現在)
 (余談ですが、自分の携帯SO906iでは譜久村が変換出来ました)

 しゅごキャラエッグ新メンバーと歌については、別な機会にじっくりと語る事にするとして、今回はBuono!とガーディアンズ4の新曲に注目してみましょう。

ブラボー!ブラボー! (Bravo! Bravo!) - Buono!


 まずはBuono!です。前作はまったり路線で今ひとつファン受けしていなかったようですが、今回は再びBuono!らしい疾走感溢れるロックに仕上がっています。とりあえず、誰が書いているとかは置いて聴いてみました。
 歌詞が以前のようなポジティブ応援ソングになり、雰囲気としては初期イメージに戻りました。若干の無理な感じが「ファンの希望通り初期Buono!っぽくしてみましたが」という制作側の無言のメッセージに思えますが、今回は曲も含めてそのような感じで原点回帰を目指したのかもしれません。

 しかし、映像が加わると印象は変わります。メイク、衣装、照明、初期のパステルトーンではなくシックなトーン。その変化は、鈴木愛理ちゃんのメイクが一番わかりやすい。
 桃子みたく実年齢より若く幼く見せるか、雅のように大人っぽく見せるか、Buono!での愛理の立ち位置はどちら寄りでもなかったのが今まで。
 今回は、実年齢より大人っぽく見せようとアイメイクや髪型を変えてきました。曲のイメージに合っているし、原点回帰ながら新しい方向性を探っているカタチとしての決意にも思え、愛理のマイナーチェンジは興味深い。ちょっとコアヲタの反応が気になるところではありますが。

 そして、ガーディアンズ4。

ガーディアンズ4「PARTY TIME」


 いかがですか?

 メンバー構成という点に関して、Buono!の三人の選ばれ方はわかりやすかったのに対して、ガーディアンズ4は「なぜこの四人なのか」という意味や狙いが伝わりにくい。皆さんも、この四人が選ばれた理由を考えてみてください。多分、十人が十人違う理由を挙げるような気がします。

 そんなガーディアンズ4ですが、作り手側には選んだ理由がある筈で、それを歌に上手く反映させられれば良いのですが、今までのシングルでは伝わりにくかった。
 四人は皆、声が特徴的であり、聞き分ける事も容易なほどの個性があります。それだけ歌声に個性が強いと、ソロパートを増やすイコール散漫な印象になる恐れがあり、今までのシングルは「誰がメインなのか?」という疑問がありました。
 ガーディアンズ4は特にセンターとかなく、四人で魅せていくグループなのだ。そのようなコンセプトなら、四人の個性をそれぞれに飛び道具として各パートに当てはめていくか、敢えて四人の声を重ねていくか。今回は後者を選択したようです。

 結果は、マルです。マルマルです。つまり二重丸です。まだ原点回帰するほど歴史を重ねていないガーディアンズ4ですから、これが正解という訳ではなく、次作(衣装は黄色でラストシングルかな?)では、また違う物が見られそうな期待が生まれました。
 次作でも違うガーディアンズ4が見せられたなら、Buono!みたく番組の枠を超えたユニットに発展していく可能性があるかもしれない。そんな淡い期待をしてみます。

 まだ、第一印象なので、細かいインプレッションは書けませんでしたが、第一印象としてのBuono!、ガーディアンズ4新曲は以上のとおり、割と良い印象でした。ここ数年のハロプロは、アニメタイアップ曲の方にハロプロらしさと言えそうな味が表現されている事が多いのは皮肉というべきか(苦笑)。
 アニメタイアップと言えば、Berryz工房新曲「流星ボーイ」も先日公開されました。こちらの方も後日、感想を書いてみたいと思います。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする