やんごともなく

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特車隊北へ!まだ見ぬ道北と偽りの屯田フィッシャーマンとは如何に?-3

2021-07-11 18:36:02 | 旅部
前日譚。


美深へ向かう道中(高速上)でも川があれば覗き込まずにはいられない。ナビに川が出てくれば視線は前ではなく横を向く。
もうそれは本能レベルまでの自然な動作となっており言わば自動習性である。危ないからヤメロ。


まぁ大抵は無駄な動きなのだが今回値千金ありけり。


***


どこぞの暗闇で寝たといえば知恵文沼駐車場。水辺は何が出てもおかしくないがそれ以上に睡魔の方が強い。
缶ビールを飲み干す事も出来ずに寝るレベルだが北の朝は早く自然と(3時台には)目が覚めるのだ。


眠いぜ~

この形見飽きたよ


もそもそと起き出して早速池に降りてゆく。うむ言うまでもないが誰もいない。


ここは天塩川水系の三日月湖でこちらもこの形はメチャ多い。もちろん昨日ラストの美深池も同様。
一応公園的なモノだが整備されているのはホンの少しで後は籔漕ぎ必至の様子だがそれはやはり嫌。


なのでやれるとこで勝負なのだが既に三日目で気が付いた事は北海道雷魚池ではほぼほぼ呼吸音が聞こえない。
捕食音も然りで更にはカエルの鳴き声が全くない。音にすると「パクン、ドボン、ゲロゲロw」であるがこれらがないのだ。


なんかシーンとしてて生命感が薄い気がするのだ。


写真じゃ伝わらないけど無音


もしかしてカエルが彼等の捕食対象になってなくない?


それでも雷魚ゲームはフロッグ引きづってナンボ。「スイッチなんてこちらで入れてやるぜ!



ブン!!


と気合いを乗せてフルキャストしたらどうやら後ろの草にフロッグが接触したらしく見た事もないレベルのバックラッシュに!!
もうパーマじゃなくてアフロみたいにモッシャモッシャにコンクエストから溢れてまんがな!


まだ開始から30分ぐらいで気力満タン(嘘)の意気込みが強空回りした結果に。


当然復旧を試みたのだがこれがもう不可能過ぎで30分かけても全く解除出来ずさすがに一旦諦めた。


これはスプールを外して直さないと無理だと判断したのだが401のスプールはネジでホールドされてるのだ。
この小さきネジを外すのは手持ちの工具では無理ゲーで精密ドライバーが欲しいのだが
近くの100均まで15kmで今すぐはどうやっても無理となった。そもそも営業時間外。


つまりまだ朝6時前。


ならばと上記にあるチラ見で気になった川に行ってみようではないかと決断。何故なら知恵文沼から数分だもの。


無人にも程がある


***


はいリピートアフターミ~ペンケニウプカワ


本当だもの


覚えられないけどそうゆう名前の川であり無数にある天塩川水系の支流の一つ。マヂで入渓に何の根拠もない。


あの瞬間数秒見ただけ


とりあえず素人が入渓するなら橋を目指せとばかりに川に架かる橋から覗き込めばおぉやれそうではないか。
そして周り込んだトコに駐車スペースもちゃんとありこりゃ案外素人用メジャーポイントなのかも?と。


そんな訳で羆鈴をガラガラ鳴らしながら武装して川に降りた。


川幅は10mナシだが水量は結構ある。


私も久しぶりの渓流なので余り無茶したくない。ましてや羆とのエンカウントもあるかもしれんからね。


上流側

下流側


入渓点から上流はやや深みから始まり無茶したくないワラクシはほぼほぼ行けずだがその深みから数投で小振りのニジヒット!
ニジマスって言うと関東では放流のイメージで余り嬉しくはないけれど北海道ではニジもネイティブだから立派な渓魚として嬉しいぞ。


嬉しいねぇ美しいねぇ


でも反応素直。ホンと北海道のトラウトは優しい。


そんな感じで気をよくしたワラクシは渓を下り始める。そもそも得意はダウンストリームだから余計好都合だ。
ちなみに例のベイトフィネスは止めてとりあえずスピニングタックルで挑む。ちょっとライン量に不安があるから。


そして魚とのエンカウントテンポは上がってゆく。


ここぞという場所ではキチンとバイトがあり魚種もアメマスヤマメそして~





皆勇猛果敢


サクラ(ン)マスと言う事ナシ。


面白い


でもちょっと釣れ過ぎるかも。サクラ(ン)さんも4つ5つ釣ればお腹いっぱいになる。いやいちいち嬉しいんだけどね。
ミノーで反応良いのでスプーンに下げて?みたがこれでも問題なく喰う。


秋田で拾ったミノーw

愛と信頼のケンクラフトスプーン

ネットからはみ出す

もう満足だ


そんなこんなで釣り下ってみておそらく3時間くらい経過したとこで丁度護岸からアウト出来そうな場所に来たのでそのまま川を離脱。
これって私のスタイルで川歩きはかなり体力を奪われるので出来るなら遠回りでも舗装路を歩きたいと願う。
とりあえずスマホで出渓位置さえ理解すれば車にはいつかたどり着けるから。


そんな訳で出たのはセメント工場敷地みたいだがそこからテクテクと車まで30分くらい。
ウェーダー武装は重く暑いが気分は晴れやか。いやー楽しかった♪


滑走路かよ


でも途中思ったのだが常に背後周辺を気にしながら釣りをしているスタイルがコソ泥みたいで嫌w
ガサッ!って音にビクッ!ってしながらなのでリラックスとは程遠い。まぁそれが北での釣りなんだろう。


んで一旦車に戻って少し休憩してから再度同じ様に入渓してみた。


ちょっと検証したくて敢えての行動だが仮説では


確かに抜いたがまたフレッシュな魚が入ってくるのではなかろうか?とそうゆうお題を秘めてだが
これが真逆の結果で散々出たポイントからはノーバイト!!コレ本当?と疑うレベルの結果だ。



違うといえば時間が違う(ルアーは同じ様なモノ)


実は一回目の下りの際にある時を境にしてパタッとバイトが止まったのだ。
その瞬間はまぁココにはいないんだろう程度に思っていたのだが考えてみると後半パッタリだったかも。


3つばかりの先程の有力深みを攻めてもノーバイト。マヂでか?!


だが実は違った。朝よりやや速い流れに移動したのかそちらから出る様になっていた。
つまりフードレーンが変わったって事だろうか?深みではなく瀬にシフトしていた様子。


ただ魚をストックしておけるスペースはないので1匹1匹ですが確かにそちらならチェイスがあるのだ。
でもまぁ瀬にはチビヤマメが圧倒的に多いですがネ。


中々こうゆう検証って出来ないけど思い付きとはいえイイ経験をしたと思う。
ひと流し目で見えなかったモノが見えてくる感覚。川を見る目が変わる予感アリケリ。


***


時計はお昼過ぎだがいまだバックラッシュは回復せずw


ただ80lb超虎の子PEを切る訳にもいかず地道にほぐしてほぐして2時間もかかってようやく。
100均の前でズーッとやってましたが私が日時計になりそうなくらい時間を使った。


そんな訳で午後3時過ぎに再び知恵文沼に降り立ったのだが上記の検証ネタにあるように
今回朝夕ばかりでお昼時間に雷魚戦をしていない。ある説ではお昼こそあるあるだっていう話もあるしネ。


暑くて実に雷魚日和


なので一投一投に強い期待値を乗せてやれそうなエリアは全て撃ち尽くしたのだが~



ノーバイト


なんなんコレ?


いつぞやの佐賀もキツかったが今回もめっちゃキツイ。


3日間やってストライクなしってこれじゃホームランなんか打てる訳ないじゃん!!ねぇ敬遠なの?それともボークなの?


オオタニサンになりそこねたオサーンですが30本もホームランいらんからせめて1本打たせてくんろ!


***


本日ラストは明日のロケハンを兼ねて川下り。


先程のナンチャラ川入渓点は結構スグに天塩川に注ぎこむ場所なのだが更に下の本流まであと数100mのトコを見に行くと
鉄橋が並走するちょっと良さそうな場所になりまだ時間があったので急いで入ってみた。


左の落ち込みが良さそうだ

こんな場所


上記の落ち込みでは駄目だったが少し上の深みでヒット!


おっと今回初のウグイさん


そしてレイダウンの下にスプーンをスキッピングすれば待望のビックバイト!


非常に精悍なお顔のサクランさんでした


さすがに満足お腹一杯w


雷魚はともかく渓魚なら10年分くらい釣ったので本日は気分よく終了。


やっぱ北の渓流はスゲーな

もうすぐ雨が来る

オーバーザレインボー!
コメント
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