闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

LED電球は本当に安いか?

2012年06月13日 21時59分24秒 | Weblog
「脱白熱電球」へ協力要請=節電対策で、メーカーなどに―政府
これは今日のYAHOOニュースの記事です。
この記事にこのような↓データが紹介されていました。

多分、多くの方はこのデータの「4万時間利用時の電気代」を見て
LED電球が大変長持ちして、結果的には安いと思われるでしょう。

しかし、LED電球を発光させる回路に使用する素子を売っている
メーカー側の立場から見れば、これは本当は正しくありません!
本当に4万時間使えるとは到底思えないという事です。
勿論、それにははっきりした理由があります。

それを述べる前に、LED素子自体は4万時間使える事は明らかな事実です。
4万時間というのは、安全係数がかかっているので、
LED素子自体のMAXIMUMの寿命は、4万時間以上あるものと言えます。

では、何故「4万時間使える」という触れ込みが怪しいか!?

それは従来のフィラメント式電球は、電線からフィラメントは
直結されている大変単純な構造をしていますが、LED電球の場合
電線からまずAC/DCコンバータという回路やLED制御回路を
経由したのち、LEDに電気が供給されてLEDが光る仕組みになっています。
発光する根元の隠された部分からねじの部分までの間に
これら小さな回路が内蔵されております。

問題は、これらの回路で使われる電界コンデンサと呼ばれる素子の寿命が
回路やLED自体の発熱により大幅に短くなり、LED電球の大きさ、
LED電球の消費電力や使い方によりますが、概ね1万時間程度言われています
つまり発光部分のLEDが4万時間以上の寿命があっても
それを光らせるための回路のコンデンサが1万時間で壊れるとすると
結局、LED電球の寿命は1万時間という事になります。

私自身、LED電球を作っている大手メーカーのLED関係の技術者に
上記の事を聞いたところ、明確な答えはありませんでしたが
「コンデンサに左右されるので4万時間というのはね・・・」と
お茶を濁されましたが、4万時間を本当にクリアできるのなら
「はい、大丈夫です」という答えが返ってくるはずです。

上記の表を、1万時間で計算し直すと「1万時間利用時の電気代」は
フィラメント電球=11880円、LED電球=22528円となり
フィラメント電球の方が、LED電球より半分ほど安い事になります。
これはあくまで私の計算上の事ですから、事実はもう少し違うのかも
しれませんが「LED電球がフィラメント電球に比べて、圧倒的に安い!」
というのは、殆どまやかしか幻想に過ぎないです。
こんな事を暴露してよいのであろうか・・・

今日目に付いた記事:
 ・ナイフで首刺された男性死亡 名古屋 逮捕の男「今は言えない」
  最近、この手の大変身勝手な凶悪犯罪が多いようだが、
  物騒な世の中になったものですな、何か自己防衛の手段を持たないと。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 メーカーの触れ込みに踊らされるな

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (佐藤直曉)
2012-06-15 08:58:59
計算でよくわからないところを教えてください。
LEDの場合、1万時間として、費用は
5632/4=1400円 それに電球費用の300円で1700円
ということにならないでしょうか。
前提が違うのでしょうか。
返信する
Unknown (佐藤直曉)
2012-06-15 09:01:04
間違えました。1400+3000=4400でした。
返信する
Unknown (はんなり社長)
2012-06-15 22:33:22
佐藤様、コメントありがとうございます!

ははは、酔っぱらって書いている事がバレたようです。
計算し直したら11264円になりました。

これの根拠は、4万時間といううたい文句のLED電球を買っても
結局1万時間しかもたないので、購入価格の5632円、
しかし実際の発熱はメーカー発表の倍ですから
コンデンサの寿命はさらにその半分なので
実際に1万時間使うには2LED電球が必要なので
5632円の倍の11264円となります。
結局、それでもフィラメント電球と
殆ど同じ価格になります。

今日はまだアルコールを飲んでおりません
返信する

コメントを投稿