<27時間テレビの話 中編~>
中居 「 『さて、27時間テレビの中で発表になりました。今年SMAPさんはコンサートツアーがあるらしいです。』 ・・・ え~・・まったく、僕は知りません。」
「・・・・・・・・・・・アルバムのレコーディングをですね・・ だってね、4日間ぐらいでやんなきゃいけない・・カカカカ(笑)」
「無理だ!って 27時間が終わって、8月の2日、3日ぐらいまで空けてください、と。 ・・・でも、声が出ないから・・1日~2日は無理じゃないですか? じゃ、水曜日ぐらいからやって・・って・・ ちょっ・・(笑)俺、レギュラーもありますんでね。 や、無理だよ・・って(笑)ククク・・・」
「・・みんなやってんのかなあ?他のメンバー。知らないけど。 ・・・・・・ やっぱり燃え尽き症候群なのかなあ?もう・・何もやる気しないのね・・もうね、家の中がグッチャグチャ! ・・・・・(小さな声で)ぐちゃぐちゃ。 ・・・・・・・・次の日かなあ・・一歩も外出なかったね。 一歩も。 冷蔵庫の中もなんにも無いからさ・・氷まで無い。 氷買う元気も無い。」
「で、服は散乱してるし・・・もう、資料は地べたかた机の・・テーブルの上からもぉお、ぐっちゃぐちゃ あれはね、掃除するのがホント、めんどくさいね。 ・・・Top Of The World」
曲: Top Of The World
~CM明け~
中居 「ね? えー・・もう2週間が経ちました。ね? んー・・・・ねっ?先週はライブの話をさせてもらいましたけど ・・・ あれは、僕はネットとかやらないけど、スゴイんだろうね。 ・・・・・・ 凄いんだろうな・・ って、気にするフリするって。ワハハハ(笑) “気にするフリする”っておかしい。 まあま、批判はたぶん、ね?ほとんど色んな批判はあるでしょうけど。 お陰様で僕はあまり見ないですし、あんまり気にもならない・・ま、気になるから見ないのか!? そういう事なのかな? ね。」
「で、ホントにねぇ、もう「あぁ 辛い。しんどいな。」って、「あ、呼吸できてないな」って・・酸素不足になってるな・・とか、意識がもうろうとしてるな、と思ってても・・・ ほんと、このまま あ・・このまま、俺、ステージでぶっ倒れたら・・いや・・これも本望なのかなぁ ・・って。・・うん。」
「こんだけ作り込んだし、今回は。 俺、胸を張って、今回はやらさせてもらった・・っていうような「27時間」になってるんだったら、これも本望なのかな?いや・・なんかフワ~ッ・・一瞬だよね・・ なんか、そんなのがよぎったんだよな。一回。 どこの場面だったか覚えてないけど。」
「・・いや~・・ホントに無様でしたよねぇ~・・ ねっ?ま、ホントに今だから言えますけど、今回は汗かきたい、と。 もう最後のライブに向かって。 “この後にライブやるの!?”って、いう27時間にしたい。 ・・まあ、あのぉ~・・ホントに細かくやらさせてもらって・・もうね、キリがないんですよね。 ・・うん・・。」
「えー・・メンバーの事もやっぱり、ね?考えなきゃいけないですし。 ね?来て下さるゲストの方もそうそうたる方々だったんで。 でもなんか面白い「27時間」をしっかりやって・・ん~・・“まだまだテレビは面白いな”と思えるような「27時間」にはなったんじゃないのかな・・と思いますけどもね~・・」
「あのぉ・・ これがね、2日前に決まったことがひとつ。 3日前か。 えー・・3日、4日前・・あの・・「キスマイBUSAIKU!?」ってあったじゃないですか? あそこ、えー・・一番最初の時に、「これはリーダー仕切りでお願いします」つって。 「うん、いいよ」つって。 で、最初 VTRでやるっていったんだけど、これ「生」でやった方がいい、と。せっかく生放送でやってるんだから・・」
「んで、えーっとぉ・・・もぉだいぶ型ないといけないね?って時期あったんですけね・・ こうこう、こうで・・あそこは詰めた方がいいね、あそこ詰めた方がいいね・・って、終わって帰ってからかなあ?・・・ んで・・んで、考えるうちに「キスマイBUSAIKU!?」で僕が仕切るのはそもそもいい事なのかな?って・・・ なんか、出てきた。ホント1週間ぐらい。 よくないんだけど。」
「 「キスマイBUSAIKU!?」って日頃は、北山を中心にみんなでやって・・北山が仕切って、キスマイのね。 ・・これを俺が仕切るのってどうなのかな?・・・と思って。 ・・・んで、次の日に「ちょっと話したいんだけども」って。 そもそもあれを俺 仕切るのおかしくないかな?・・・・っていう話を。 ほんで、またスタッフと会って話して。」
「いやいや、実は僕が思うのは・・えー・・「キスマイBUSAIKU!?」の番組にSMAPが初めて出るにあたって、あいつらの番組で俺が仕切る、っておかしくないかな?」って。 ・・・北山の想いは分からないけども・・ それで話は行ってるんだろうけども、それは・・北山は仕切りたいんじゃないのかな?・・って。 温度は分かんないよ?北山の温度は。」
「でも、その話をした時に『いやいや、これは“SMAPの27時間テレビ”の一角だ』と。 『だからこれはもうリーダーにやってもらった方がいい。』と。」
「それは、凄く分かる、分かるんだけども・・ん~・・・北山じゃないから分かんないけども、北山のこと考えてなかったね、っていう。」
「ん~・・あいつが今後、司会やりたいのか?・・俺、知らないけど将来どうなのか・・。それは分からないけども、俺が逆の立場だったら、俺は・・あのぉ 「え?なんで?」 って思ってしまう、と。 でも、先輩のあれだし、ん~・・キャリア的には俺の方が上だから、自分1人でやってもらった方がいい、っていうのは分かるんだけども。それでも、そういう話があった時に『ここは先輩の中居君が仕切りますんで。』つったら、「うん」とは言うけども、北山の中で「・・・あっ、そうですか・・」って思いは少しあるんじゃないのかな~・・・って」
「そしたら・・「やりたいのはやりたい。」と。 「ただ、こんな大きい舞台でSMAPさんが居て、生放送もやったことが無いので・・あの~・・そこの自信はないですけど、やってみたい。」と。・・って、いう話が・・ で、「どうする!?」って。」
「・・『いや~・・でも、27時間なんでね~』・・って。 「いやいや、じゃ俺が逆に「スマスマ」にさんまさんが来ました、ビストロに。 さんまさんの方がキャリアもあって、話も面白いんで。じゃ、さんまさん仕切りで中居さんはアシスタント的に・・」って言われたら・・「ちょっと待ってよ」って。」
「 こういう時にこそ、俺は・・・出来ないかもしれない、不出来かもしれないけど・・って 俺は、22~3の時からやらさせてもらった、と。フジテレビさんに。 うん。 だから、昔、96年に1回、たけしさんと、さんまさんとSMAPで深夜やったことがあったんですよ。 そこのとこを僕、仕切らせてもらったんですよ。でも、仕切れなかったんですよ。」
「でも、俺はあん時、やらさせてもらって良かった、と。」
「あれから、反省もしましたし、なんて出来ないんだ!と悔やむ事もあるだろうし、達成感もあるだろうし・・色々な思いは・・ でもあれから、ずーっと あれから18年経って、今ようやく 「じゃ、中居君 仕切ってもらおうか」って言えるぐらいになって参りました、と。 少なからず「やりたい」って言うんだったら、やらさせてあげた方がいいと思う、と。」
「 『ん~…』・・ってなって。 ・・その日の夜、たまったま、ホントに「UTAGE!」にキスマイが出る、と。 ほんで、そのスタッフが打ち合わせに行くから・・・もしあれだったら、俺、北山と会おうか?って。 最初、スタッフと話してもらって、話まとまってから俺んとこ来て、って。 「北山どう?」つって。」
北山くん 「やりたいはやりたいです。」
中居君 「じゃあ、やった方がいいと思うよ。 うん・・難しい・ことかもしれないけど。」
中居 「たぶん、俺のやり方と北山のやり方と全然違うから。 ま、俺のパターンは・・って、俺のパターンをちょっと話してて・・「俺は、12パターン用意していく」と。 ツッコミの。 うん。 変な話だけど、俺はノートに色々書いて・・ もう、自分が仕切りだと思ってたからその時はまだ。その前は。」
「俺は、11人いるから、いちおう何パターンかあの・・いちおうやっぱり、持っとく、と。 んで、それが誰のパターンに当てはまるか分かんないけども、取りあえず・・俺でも、これぐらい準備する。プレッシャーかけてるワケじゃない。 ただ、北山は俺と・・ん~っと、ポジションも違うし、キャラも違うし、その・・進行のし具合も違うから。俺と北山は人間が全然違うから、北山は北山なりの進行でいいと思うよ。」
「 「大丈夫だよ」って。 「俺が全部フォローしてやるから」って。ちょっとカッコよく言ったわけ、その時。 “俺がフォローしてやるから”って(笑) アハハハハ・・クク・・」
「・・で、北山になったのかな。 それが、3日~4日前だから・・ んー、でもやっぱり立派に仕切ってましたからねえ。ビックリしましたよぉ。 緊張は尋常じゃない緊張感がひしひし、と伝わってきましたけども。 うん。 でも、まあ北山もふつうに出来ちゃうからスゴイなあ、と思いましたし、うん、僕とはやっぱり全然違う進行ですし。 違うタイプ、ですから。」
「うん、でも 北山が「やりたい」って・・あの~・・言うことの方が大事だなあ・・ と思うよ・・」
「分かんないですよ?このコが・・司会やるのかどうか分かんないですけど。 でも、俺が昔だったら 絶対、屈辱というか。 なんかをこう・・・感じてしまう・・ でも、それは僕は与えられて・・うん、打ちのめされながらこうやって、何年もやらさせてもらってようやく色んな番組でこうやって仕切らせてもらったりとか、自分の番組が出来たりとかしたんで。 北山が目指すかどうかは知りませんけども。」
「でも、「キスマイBUSAIKU!?」っていう番組の中ではやらせてあげた方がいいんじゃないかな・・つって。 ・・うん。 ・・ね~・・」
「 『前日は寝れたんですか?』 前日はそれこそ、1時2時ぐらいまでそれをやってて。スタジオ・・あの・・先週話しましたけど・・“もし雨が降って、雷が鳴った場合はスタジオでライブをやらなければならない”っていうのをちょっとやって・・ ん~・・・ 結局、寝たのは、4時とか・・ぐらいかな。 5時とか6時ぐらいだった・・ん。」
「その前の日もちょっと、7時~8時ぐらいに起きてたんだ朝。 ちょっとロケがあったので。 結構、眠いなあ と思いながら、5時~6時に寝てね、1回、11時ぐらいに目が覚めて「やっべえ~」と思って。でも横になったら、ちょっと寝れてたんで。・・1時ぐらいだったかな。 うん。 7時間、8時間ぐらいは、睡眠とった中だったんで。」
「まあま、振り返ると・・やっぱり・・皆さんはやっぱり森くんのところだったんでしょうねえ~・・・ うん」
「あれ ダメだね。」
「あれ、ダメだろ~・・でも、よく森くんも まぁ あの・・よく書いてくれたな、というか・・うん。 うーん・・・しっかりメッセージを・・ 結構、長文だな、と思いながら。」
「歩いててもしんどかったですけども、なんか最後に向かっては、うーん・・・キレイなエンディングを迎えることが出来たんじゃないかな。」
「えーーー・・・ざっと、あと何話し・・ 生前葬ね。」
「にぎやかに始まるのがイヤだった、っていう。」
「・・・・うん。 これ、誰が決めたか分かんないんですけど。 ・・だから、ね?6時半・・ピッピッピッピッ、ピ~ってなって「スタートしました~!」つったら、ピコン、ピコン、ピコン、ピコン!「27時間テレビ~!」 パフパフパフ、パフ~!!って ・・・ あれはなくていいよね?って(笑) うん。」
「まあ、あの ところどころやりましたけど。 次の「27時間テレビ」。 来年やる人たちが、「去年SMAPにあんなにやられちゃった、私やることがなくなっちゃうよー。 私たちやることがなくなっちゃう」と思えるような・・うん、記憶に残る・・記録は分かんないですけども、やっぱり、記憶に残るような・・ものにしたいから、それはもうモチロン、ライブがある、と。」
「で、ライブも 「スマスマ」でやるのとワケが違うから、やっぱり「スマスマ」を好きな人・・「27時間テレビ」を今まで見てて、好きな人がいるから、うん。」
「外でやりたい。」
「取れるか取れないか。 J地区、取れた。」
「・・ほんなのやってて、もう多分・・僕、オンエア見てないんですけど・・ま、キレイに気持ちよく終われような気がしますけどね・・・。“生前葬”。おとなしく始まるっていうのはなんか・・うん・・で、水泳大会は面白かったですよね。もう全ガチだったので。 うん。全部、ガチでやったのが良かったのかな、と思いますよね。 うん。」
「ドラマね。」
「ドラマも・・・あ、それこそ、僕とぉ 木村がエレベーターに乗って ・・・ の収録があったんですよ。」
「収録があって・・・・ そしたら・・ 鎌作さんっていう監督さんが・・やっぱ俺と木村が車乗ってるとこがあった方がよさそうな気がするワ・・ ね? エレベーターで出てって、俺が車乗って、木村が乗って・・・で、3人が居酒屋に居て・・って、なんかこう・・ねっ?」
「木村とどういう話があったか分かんないけど、木村と2人でなんか車に乗ってく・・ っていうのは、その日かなんかに「やろうか!」みたいな。 うん。」
「・・・なんか、みんなそんな作り方したのかな? (笑)その場、その場で・・クク・・。 うん。 「ワイドナショー」も面白かったですねえ~・・・ 松本さん、ね? SMAPもああいう形で出るのもあんまなかったですしね、「さんま中居」も相変わらずやっぱり楽しかったなぁ~・・・・ 「スマップBUSAIKU!?」・・も、・・あ・・ま、いっか・・ サマーゲート。」
曲:SUMMER GATE
~エンディング~
中居 「さ、お別れですけども。 じゃあ、来週は第3部をお送りします。それじゃまた来週。 さよなら~」
おまけハガキ 「ドッキリにかけるのと、かけられるのとどっちが好きですか? 中居さんは実は騙される方が好きなのでは?」
中居 「ドッキリにかかる時あるんですけど、途中で気づいてしまうタイプなので、めんどくさいです。 また来週ぅ~」
ダメだよ、中居君。
中居君はね、幸せに長生きしなくちゃ
今まで、ずっとずーっと こんなに沢山の人を笑顔にして、みんなの光になってきたのだから・・
ちゃんと元気で幸せになってもらわなくちゃいけないの。
「本望」
なんて言わないでさ。
この「サムガ」が放送された昨日・・8月9日は『中居正広は直江庸介を演じるために生まれてきた』と言わしめた、直江先生のお誕生日、とされた日でした。
ちょっとセンチメンタルに直江先生の「体が動かなくなるその時まで医師でありたい」「その時が来たら、静かに消えていなくなりたい」という激しくも切なく尊い生き方を思い出し・・その生き方は、自身では満足であったかもしれないけれど周りの人はどうだったか・・
ちょっとね、中居君と直江先生は本質的にとても似ている、と常々感じているので。
だからこそ、全国にNN病患者が大発生したんだと思うんだけど。
中居君は、そんな直江チックなこと言わず しっかりおじいちゃんになるまで元気でいてね。
きっと「27時間テレビ」の制作段階から参加し、目標を掲げ、それに向かい全力だったからこその「燃え尽き症候群」でしょうけど。
そりゃー、部屋も片付けるの無理だよね。氷もないよ(笑)
それでも容赦なく、次から次へのお仕事・・ きっと内心「海底の石」にでもなって、静かにいたい・・・と思ってるのかもしれないね
中居君やSMAPは、人並みはずれたことを成し遂げてきた人たちですけど・・
どうか、ジャニーズの会社の人、ビクターさん、関係各所のみなさん・・・
彼らも人間ですから
もっと心や身体を大切に出来るように 気を配ってほしい
たくさんの人々の「希望の光」なのですから。
最後に・・・
「2TOPの車のシーン」を撮ろう、と言ってくれた澤田鎌作監督に感謝状をさしあげたいッ!!!!
「さくさく」姉妹版 「中居語録」はコチラ。