安倍総理の発言等を見ているとしばしば聞こえてくる、発言書き起こしにも散見される、「いわば」が、気になる。
先日の某民放での、党首たちが顔を合わせた場面でも、そうだった。
気になる、と言うのは遠慮しているのであって、本当に不愉快だし、理解できない。
もともとこの人の日本語破壊力は相当なものであって、いちいちここに記したくもないのだが、「いわば」は本当に、厳しい。
「いわば」という言葉は、辞書的には「たとえを例示してわかりやすく言い換えたり,極端に結論として示したりする意を表す」ということになっているが、安倍総理が使うときは、わかりやすくなっていたりしないし、結論にも聞こえない。
はっきりいえば、論旨をねじ曲げている、印象を操作しようとしているときに、使う言葉だと思う。
正しい日本語を推進したい方々は、安倍総理が「いわば」を使うことについて、明確に進言すべきだと、真剣に思う。
でないと、「いわば」という言葉は、十年後には意味も使われ方も変わってしまっているはずだと思うのだ。