サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

カレー古今東西5

2020年08月19日 | サカタだよ

つけめん部員サカタは近ごろ、つけめん部員と称してカレーをせっせと食べては秘密の高校カレー部SNSにせっせと写真を投稿しています。いつでも、つけめんの面影を探し求めてるとはいえ、つけめん部SNSがないから気づけばカレーに流されてしまう……そんなある日、三田製麺所にカレーつけめんが期間限定メニューとして出ているのを見かけて、吸い込んだのが上の写真です。

いつでも、つけめんの面影を探し求めているので、つけめんじゃなくてもカレーうどんを見かけると吸い込まずにいられません。山半という麻布十番のうどん屋さんのカレーうどん。どうしてカレーはつけめんにもうどんにも馴染んでしまうんだろう。

馴染んでしまうのは麺類だけではありません。前の世界大戦で大日本帝国と同じ枢軸国(AXIS)として連合国(UN=United Nations=国連)と戦ったドイツでは、カリーブルストとして腸詰にカレーが馴染んでいます。これはビアホールのライオンで頼んだカリーブルストですが、同じカリーブルストでも他の店ではバラバラになって出てきます。

こういうほうが庶民的なのかもしれません。いつでも、面影を探し求めてるといいながら、気づけば探し求めてるのはつけめんじゃなくてカレーの面影になってることが恐ろしい。いつでも探しているよ、どっかにカレーの姿を。向かいのホーム、路地裏の窓、こんなとこにあるはずもないのに……

願いがもし叶うならば、いますぐカレーの元へ……山崎まさよし「One More Time, One More Chance」を口ずさみながら、やってきたのは新宿地下街のカレーハウス 11 イマサです。1964年創業以来のメニューだというジャーマンカレーは、枢軸国の盟友ドイツ人もびっくり。

勤め先に近い築地のピラミッドというドイツ居酒屋で出している、ドイツビールカレーです。ドイツ直輸入の樽生ビールをふんだんに使い、腸詰とザワークラウトが乘っております。日本とドイツとインドが混ざり合っております。全面的に混ざり合って……全面的に? 「全面的に混ぜてね」で思い出すのは、やはり勤め先に近いあそこ。

老舗のナイルレストランです。定番のムルギランチ、「全面的に混ぜてね。混ぜれば混ぜるほどおいしい」と監視されながら食べることになります。ジャガイモだけ1口、キャベツだけ1口、鶏肉だけ1口……といった食べ方をすると「なんで混ぜないの」と指導が入るためスリリング。勤め先のまわりの店がだんだん消えてさびしい今日このごろ、ナイルのカレーは安定感ある~

その並びのアフューネというダイニングバーが「東銀座チキンカレー」と称するランチメニューを始めたようなので吸い込まれて吸い込みました。このごろ流行りのスパイスカレー……そういえば目黒のスタジオの近くのカフェもいつのまにかスパイスカレーやってた。カレーはスパイスないとできないからスパイスカレーって聞くとどうしても首かしげそうになりますが食べるとおいしい。

こちらがその、新目黒茶屋のスパイスカレー(3種盛り)です。この日は手羽元スパイスチキンカレー&豆腐としめじキーマカレー&3種豆とコーンダルカレーが混然一体になってましたが、「全面的に混ぜてね。混ぜれば混ぜるほどおいしい」と監視されるわけではないので、じっくり各個撃破できます。

月・火・水が休みのスパイスツリーでカレーを食べるために逗子で取材があるときは木・金の午後になるべくしてもらい、お昼ごはん食べてから取材に行きます。取材とカレーどっちが主な目的なのか、だんだんわからなくなりそうなので、深く考えることはやめにしました。

どこへでかけてもカレーはだいたいあるけれど、つけめんはそうもいかないし、カレーはおいしくなくてもダメージが小さいけれど、つけめんはそうもいかないから、どうしてもカレーの天下になりがち。箱根・仙石原のポーラ美術館はレストランのシーフードカレーがおいしくて、展示替えの記者発表にいそいそ出かけて食べたり、会期中こっそり出かけて食べたり、絵画とカレーどっちが主な目的なのか、だんだんわからなくなりそうなので、深く考えることはやめにしました。

門前仲町にバドミントン選手の取材をしに行ったとき、イズミ亭というワインバーっぽい店がお昼にカレーを出していたので吸い込んだウルトラマトンDXカレーです。ウルトラセブンのアイスラッガーみたいな鶏モモ肉がおそらくDXにあたる部分かと思われます。

飯田橋を通りかかったときヤミツキカリーという店で吸い込んだ、チキンとその卵のふわふわカリーです。親子丼のカレー版みたいなことでしょうか。親子丼のことも、チキンとその卵のふわふわ丼というメニューにして出せば、だまされるお客さんがいるかもしれませんね。

日本で初めて、そして唯一のマンガロール料理専門店という売り出し方をしてるから、マンガロール料理というのは有名なんだろうかと思って調べたら、たとえば岐阜県明智町料理専門店というのと、あまり変わらないような気がしたといったら岐阜県のみなさまを敵に回しそうな気がしなくもありませんが、日本料理とどう違うのか。明智町料理こそ日本料理だ! という言い回しにすれば大丈夫かな。有楽町にあるバンゲラズキッチン、超せまい……カレー古今東西、またいつの日かこの場所でお目にかかりましょう。

関連記事:   カレー古今東西4

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