サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

写真

2010年10月06日 | サカタだよ
ターザンには毎号4ページ、トップアスリートにインタビューする「Here Comes Tarzan」というコーナーがあります。

まだらっこしいので内輪では「ヒアカム」と略していますが、選手の練習を撮影しにいって話を聞く王道の連載です。

「Jungle Talk」というタイトルでやっていた期間も合わせると、もう20年ちかく続いている企画じゃないでしょうか?

ぼくが担当編集として何代目になるのか、はっきり答えられる人はいないと思いますけど、写真を撮ってきたのが
藤尾真琴さんだということは、編集部のみんなが知っています。(知らない人はもぐりですから)

藤尾真琴、という字面だけみると「カワイイ女の子」を想像しちゃうかもしれませんが、萌え萌えしないでください。
ベテランの男性カメラマンで現在50代です。見てください上の写真を。まさに「万緑叢中紅一点」という感じだけど
ターザンの紅一点ではなく、男性です。

スキー競技のクロスカントリーの選手が、夏場にローラースキーでトレーニングしている様子を撮影しています。
ぼくは担当編集として、ウロチョロすると邪魔になるので遠く離れたところから、そっと見守っています。

たまに写メを撮ります。例えば、プロボクサーのロードワークを撮る藤尾さんはこんな感じ。


1発で仕留めます

昭和60年8月12日の日航機墜落事故のとき、御巣鷹山まで単独で写真を撮りにいったこともあるそうです。
ワンチャンスをものにする腕は、ターザンでもズバ抜けたものがあり、他の追随を許しません。

人の表情を撮るのもうまい。動物を撮るのもうまい。しかも、スタジオで作りこんだ写真を撮るのもうまい。
女の子みたいなカワイイ名前だけど、怪物みたいなカメラマンです。


体操選手の“一瞬”を狙う

長~いレンズをつけたカメラを2台、両肩にぶら下げて、いい写真が撮れそうなポイントに単独で入っていく。

トップアスリートの練習場所が、ふと御巣鷹山にみえてくるのは、そんなときです。

「あれ? 藤尾さんが消えた」と思ったら、とんでもない場所によじ登ってシャッターを切っていることも多い。
実際、野生動物みたいです。

せめてミネラルウォーターぐらい飲んでもらおうと、担当編集として用意しても、撮影中あまり口にしません。
実際、仙人みたいです。


剣とカメラ、どちらが速いか

これまでいろいろな現場に同行して、いつも撮りやすい状況ばかりじゃなかったと思うんですけど、まず
藤尾さんが言い訳するのを聞いたことがありません。どうすればうまく撮れるか、考えながらつぶやく。
それは聞いたことがあります。大抵は黙って、きっと頭を使いながら、短い時間で写真を撮ります。

そっと見守っていると、取材をするのも同じように、言い訳しないでタイミングよく流れをつかみたいもの
だと、わが身を振り返ることに大体なります。
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