サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

2013年03月06日 | サカタだよ
お客様へ 昨年中は多大なご愛顧を頂きありがとうございました. 本年はいつから営業できるか
わかりませんが、その折は宜しくお願い致します

……せつない貼り紙ですね。

会社帰りに見かけて、つい撮影してしまいました。もともとは、看板のないラーメン店だったんです。
看板の代わりに骨がつりさげられていました。

初めて見たのは、2001年の夜。なぜ覚えてるかというと、その年ぼくは育児休業をとって赤ん坊の
おむつを替えたりミルクをやったり、ゲップをさせたり添い寝したりという生活をしていたんですけど、
夜になって妻が仕事から帰ってくるとタッチ交代で1時間かそこら、散歩に出してもらったんです。

夜の街角に、骨がぶらさがっている。

なんだろう? 黒い扉に、黒い窓……黒い雷紋(ラーメン丼のトレードマーク)で縁どられているから
きっと骨でスープとるラーメン店なんだろうな……と散歩のたびに眺めた記憶があります。

育児休業があけて2002年、元の職場(アンアン)に復帰してしばらく経ったある夜のこと、帰宅途中に
やっぱり骨がぶらさがっているのを見かけ、試しに食べてみようと気まぐれを起こし黒い扉を開けたら
黒い店で老夫婦がラーメンを売ってました。薄味で洗練されたやさしい味のラーメン。骨の味もします。
こりゃおいしいといわざるをえない……!

今の職場(ターザン)に異動して、企画でダイエットすることになり、3年ぐらいはラーメンを食べる機会
なかったような気がします。骨がぶらさがってるのは、仕事の帰りに見てましたが、いつの頃からか
店先に骨がぶらさがらなくなりました。

スタイリッシュに骨が1本だけ、風に揺れているのが目印だった黒い店に「餃子」とか「ジャージャー麺」
とメニューを書いた紙が貼られるようになったのは、2000年代も後半だったでしょうか……。

骨がないということは「ラーメンもないのかな?」と思い、ひさしぶりに黒い扉を開けて黒い店に入ると、
ご主人がいません。未亡人がひとりで店を切り盛りしてる様子。あのラーメンは作ることができないので
手作りの「餃子」と「ジャージャー麺」で何とかやってる。そんな感じ。


その黒い店の黒い扉に貼られてたメッセージなんです

お客様へ 昨年中は多大なご愛顧を頂きありがとうございました. 本年はいつから営業できるか
わかりませんが、その折は宜しくお願い致します

……せつない貼り紙ですね。

会社帰りに見かけて、つい撮影してしまいました。もともとは、看板のないラーメン店だったんです。
看板の代わりに骨がつりさげられていました。

初めて見たのは、2001年の夜。なぜ覚えてるかというと……ループが無限にとまらなくなりそう(笑)

酔ってませんからね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大人のブログ | トップ | 外タレ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サカタだよ」カテゴリの最新記事