教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

カエル合戦続報

2010年03月01日 | 生き物
間近で蛙合戦を見たのははじめてです。
小さい池に百を超えるヒキガエルが集まって
メスをめぐる迫力ある戦いが繰り広げられました。
たくさんの大人のヒキガエルたちが
同じ日同じ時間に集まるのが不思議でなりません。



真ん中の腹側を見せているのがメス。
苦しそうです。オスは鳴きながら
ライバルを蹴散らそうともがいています。

合戦は水中だけではなく陸上でも見られました。



どれがどれだか・・・
繁殖期のオスの体は黄褐色になることが多いそうなので
左下の下敷きになっている茶色い足がメスかもしれません。



こう見るときれいです。
体色には個体差があるものですね。



薄暗い中歩いていたら、こんな風に
そこらじゅうをウロウロしているヒキガエルたちを
何度も踏みそうになってしまいました。
この時期のオスは動くものには反応して飛びつくそう。
レンズを向けるとこちらに寄ってきます。

合戦が落ち着いてきたら
卵を産み始めたようです。



左側にあるタピオカのような粒状のものがヤマアカガエルの卵、
中央のひも状のものがアズマヒキガエルの卵です。

中には水の中に産み落とさないで



産みながら森の中へ歩いていくものがいます。
このひも状の卵嚢の中には2mm大の卵が
1500~8000個も入っているそうです。
ヤマアカガエルの卵塊を覆いつくすように
産み落とされたアズマヒキガエルの卵からは、3月中旬以降
小さなオタマジャクシが池を真っ黒にするほど
たくさん出てくることでしょう。ヘビや鳥も集まって池周りに
命があふれる春、想像するだけでわくわくします!

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