教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

庭の春

2010年04月03日 | その他
今年も無事に咲いてくれてホッとました。



玄関のしだれ桃は幼い頃から思い出のある大切な樹。
毎年満開になるとこの前で家族写真を撮ってきました。
手前のアセビも花盛りです。

父はよく木の下に入って
こまごまと手入れしていましたっけ。



主がいなくなってから病虫害がひどくなって心配・・・
教わった通り、今年も休眠期の1月には
縮葉病予防として7倍に希釈した石灰硫黄合剤を
忘れず散布しました。なんとか元気でいてほしい!

ニワウメはしだれ桃より数日早く満開になりました。



こちらもいつからあるか覚えていないほど馴染みのある木。
大きくなりました。



梅のような桜のようなかわいらしい花!赤い実がなります。



数年前私が購入したユスラウメも満開になりました。



ぎっしり実がなるかな?
梅雨前になる真っ赤な実は爽やかな甘さでおいしく
ヒヨドリと競争して食べるのです。

こういった丈夫なものは見守るだけでよいのですが
サツキ、キク、梅、桃、サザンカ、バラ、グミは気になります。
私が剪定鋏を持って庭をうろうろしていると

「すべて切ってしまえ!」
現在の庭の主である母は真顔で言うのですが



すべて親しみのある植物たち、それはできません。
植えられている植物を鉢ものまで数えたら百種類以上。
私のようにたまに世話をするようじゃとても無理、とか
時間がもったいない、とか母は考えているのでしょうが・・

静かに木や植物と向き合っていると
楽しそうに嬉しそうに庭の手入れをしていた
ありし日の父の笑顔が心に浮かんできて



小さな植物にもその魂が宿っているような
あたたかい心が見えてくるような気がするのです。


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