京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

無憂樹(ムユウジュ)

2012-02-26 21:27:04 | 季節のことば
仏教の三大聖樹の一つ、インドでは「幸せの木」と言われています。

        
        神代植物園の大温室でムユウジュの花が咲いたとの新聞記事。植物園でも
        開花の記録がないという花です。

        
        勿論、聞いたことも見たことありませんから早速見に行きました。
        神代植物園はちょっとお隣さんの庭に行くようなものですから

        
        高さ5mほどの上のほうに橙色の小さな花が固まって咲いています。
        私のデジカメではちょっと無理かも…

        
        OTTOの一眼レフで(しかも目線も高いし)撮影してもらいました。
        案内板にマメ科と書かれていましたが、金木犀の花びらを細長くしたような花の形、
        つんつんと飛び出たヒゲは雄しべでしょうか。
        調べてみたところ、花びらはなく、花びらに見えるのは萼だそうです。
        雌しべが豆状にふくらみ、ソラマメ大の種子ができるのだとか。長く伸びている
        のは雄しべのようです。

              
              マイデジカメで撮影、トリミングしてみました。
              咲き初めは黄色、だんだん橙から赤くなるそうです。

        
        こんな蕾の房がたくさんありましたから、まだまだこれから花が開きそうです。
        植物園では、温室ができた1984年に植えられて以来、一度も花が咲いたことが
        ないので、開花期間や花がどうなるのか等、わからないとのことでした。

        お釈迦様の母、摩耶夫人がムユウジュの花に触ろうとした時に陣痛が起こり、
        お釈迦様が生まれたと伝えられています。ちなみに、仏教三大聖樹とは、
        その下で悟りを開かれたサラソウジュ、涅槃を迎えた時のインドボダイジュ        
        を言うのだそうです。