京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

田中一村の絵画 ー 奄美を愛した孤高の画家

2018-09-11 23:13:47 | ギャラリー
箱根の岡田美術館に行ってきました。
田中一村の絵画展が9月24日までなので、雨もよいのお天気ながら今日しかないと
アッシ―君にお願いしました。

              
              岡田美術館の入り口の両サイドに掲げられた垂れ幕。
              向かって左側は菖蒲。

              
              右側の絵は紫陽花。

             
             「白い花と赤翡翠」
     
             田中一村は生前は無名に等しい画家でしたが、30年程前、美術番組で
             取り上げられて以来注目を集め、近年再評価されました。東京美術学校
             では東山魁夷と同級生、しかし作品展に入選したのは一作だけ。日展も
             院展も落選し続け、中央画壇に失望して50歳の時、奄美に移り住み、
             独自の画法に取り組みました。

                 
                 「アダンの海辺」

                 前掲の絵もこの絵も奄美で描かれたもの。一村は奄美に
                 移ってからの、亜熱帯の生き物や植物を描いた作品が素
                 晴らしいと思う。
                 私は、この「アダンの海辺」が好き。

                 一村の名前を知ったのは10年位前(何で知ったのか?)
                 以来ず~と彼の本物の絵をみたいと思っていたのでやっと
                 希望がかなった!何しろ彼の記念美術館は奄美大島にある
                 のだから、簡単には行けない…。

                 一村は70歳で亡くなったが、今年生誕110年にあたる
                 というので、いろんなところで作品展が開かれたらしいが、
                 どこも近場ではなかった。箱根を逃したら、今後いつ見ら
                 れるか!

                 ただ、この岡田美術館と言うのは、いろいろな意味で立派
                 な美術館で入場料がものすごく高い! 以前にも行っている
                 ので、一村だけが見たかった訳で、二人分で5600円は
                 ちょっと辛かったなァ…。

        
        箱根湯本にある「ちもと」
        往きにお土産を買ってしまいました。おそくなると売り切れるから。

        
        「湯もち」という、白玉粉を練り上げた超柔らかいお餠です。

        
        これも湯本商店街にある丸嶋本店の箱根温泉まんじゅう。この温泉まんじゅうが好き。

        これで安心してゆっくり絵画鑑賞ができると言うモノです。